ワクチンの皮下注射って怖いんだ！・・・

　７日の記事より。新型コロナのワクチン接種から３日後に死亡した男性（当時36歳）について、申請から１年以上たって国が救済の対象だと認めたという。
　死亡した男性はおととし10月、コロナワクチンを接種した３日後に急性循環不全で死亡。家族は国に救済や副反応の解明などを求めてきたそうだ。そしてやっと、国は最大で4420万円の一時金を支払う救済制度の対象だと認めたという。ワクチン後に亡くなった人の遺族会が結成された当初、接種後に死亡し、救済が認められていたのは４人だったが、現在は30人となっているそうだ。
　ワクチン接種をめぐっては、医療機関側の過失の有無にかかわらず、接種によって死亡した場合は遺族に対し、因果関係が否定できないと国が認定した場合には、予防接種法に基づいて死亡一時金4420万円、その他葬祭料として20万9千円も給付されるとか。

　新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられるが、大部分は接種の翌日をピークに発現することが多く、数日以内に回復しているという。
　しかしワクチンによる長引く副反応いわゆる「後遺症」で、今でも苦しんでいる人は少なくないと聞く。接種を受けたことにより健康被害（病気になったり障がいが残ったりすること）が生じることがあるため、国による救済制度（治療費や障害年金等の給付）が設けられている。国が認定すれば療費や障害年金等の給付を受けることができるが、申請をしてから審査の結果がわかるまで、１年程度の期間がかかる。後遺症の苦しみが１年も続くなんてひどいよね。
　私も１回目は肩と腕が痛くて上にあげられない状態が３、4日続いた。２回目、３回目も同様だった。私は生まれてこの方、肩こりを知らない。だが接種後に左肩だけに痛みが出るようになって、今でも湿布を貼ることも少なくない。はっきりコロナワクチンのせいだとは言い切れないが、左肩だけに痛みが出るというのが引っ掛かる。だから３回目以降の接種は止めた。

　コロナワクチンではないが、赤穂市は２月24日、ワクチンの注射針を誤った部位に刺したことによって腕に後遺障害が生じた医療ミスが赤穂市民病院であり、被害者の市内在住50代男性に解決金1500万円を支払うことで和解する見込みとなったと発表した。
　病院によると、2016年11月に左腕にインフルエンザワクチン接種を受けた男性が左ひじ関節付近に痛みとしびれを訴え、翌年１月になっても改善がみられないと申し出があった。
　男性の症状はその後も悪化し、2019年９月に別の医療機関で複合性局所疼痛症候群（CRPS）と末梢神経障害性疼痛の後遺障害と診断された。現在も左上肢の強い痛みと左手指を開けない状態が続いているという。認定まで７年間だなんて、あんまりだよ。
　日本ではインフルエンザワクチンは皮下注射、新型コロナワクチンは筋肉注射だとか。静脈注射は上手く血管に針が入らないと血液が洩れて内出血したり、痛みが強いから失敗はすぐに分かる。しかし皮下注射の場合、表面から見てどこに神経が走っているかは分からない。刺した瞬間に異常な痛みや痺れを感じたらすぐに抜いてもらうしかない。
　みんな「注射は痛いモノ」という概念があるから、少々の痛みだと我慢してしまう。が、皮下注射も筋肉注射も、ホントは怖いんだって知っておこう。注射が下手な医師や看護師を見わけることができればいいけど、無理だよネ！