文庫本が高くなって・・・

　今朝は蒸し暑かった。５時半、ギンギラギンのお日さまが顔を出したらエアコンのスイッチをON。「暑さ寒さも彼岸まで」って、今ではもはや死語だろう…ネ。

　わが購読紙では毎週日曜日、２ページ見開きで最新刊情報を紹介している。単行本がほとんどだが、あらすじ、登場人物、作者紹介、本の値段まで詳しく書かれている。
　あらすじを読んで興味をひかれるが、本の定価を見てびっくり！　単行本がこれほど高いとは知らなかった。ほとんどが2000円台で、中には3000円を超すのもある。高くても内容にそれだけの価値があれば買う人はいるだろう。だが受け止め方、感じ方は人それぞれ違うからなあ。
　ちなみに小説はまず雑誌に掲載され、次に単行本化され、最後に文庫化される。だが最初から文庫本として出版される本もあり、末尾に「本書は書き下ろし作品です」と書かれている。昨今、そういう文庫本が多くなったように思うのは、単行本では高くて売れないからかな？

　私の本は睡眠導入剤のようなもので、もっぱらミステリー、それも警察小説が好きだ。近くに書店がないのでアマゾンで購入する。発売日が2023年とか2024年となっているので新刊だろうと思って購入して、末尾の奥付を見て初版はずっと昔で、2版、3版と増刷した年月だと分かってがっかり！
　別に増刷本でもかまわない。一度読んだことがあると気づいたら返品すればいい。だがいつも4、5冊ずつ買うので、１冊ずつ読んでいって、気づいた時にはもう返品不可。だから最近は購入するとき、購入履歴で確認する。1、2年くらい前に読んだ本なら気づくこともあるが、数年も前の本だと、よほど印象に残るようなストーリーでないとあり得ない。あらすじだけで買ってしまうと期待外れはままあることだ。本当は書店に行って読んだことがあるかどうか、文章が読みやすいかなど、よく確かめて買いたいのだがそれができない。
　昨今は文庫本が高くなった。私は長編小説が好きなので、大体500頁前後の本を選ぶ。それが以前なら7、800円くらいで買えたが、今では1000円前後か、それ以上もする。
　図書館で借りて読めばいいのだが、私はずっと昔から本だけは買って読む。というのはベッドに入って読むので、誰が読んだか分からない本だと必ず手を洗う。そうすると目が冴えて眠れなくなるから困るのだ。
　昔、県北に住んでいたときはある程度たまると図書館へ持って行ったが、なぜか文庫本はあまり喜ばれなかった。古本屋で買い取ってもらっても30、40円とバカみたいな値段だ。
　ミステリーは一度読んで犯人が分かったらもうおもしろくない。二度読みはしないから読んだら、いつもゆうパックで姉のところへ送る。姉は読む本がなくなったら、読み終えた本をまた引っ張り出して読むという。犯人が分かってしまったミステリーほど面白くないモノはないのに…ネ。