昨年のいつだったか録画しておいた、ジョン・ウェイン主演の『戦う幌馬車』、『エル・ドラド』の2本を立て続けに再生して観た。ジョン・ウェインの西部劇って、どうしてこんなにおもしろいのかしらネ。笑えるし、それにウイットに富んだ会話がおしゃれで、日本の時代劇なら全く喜劇になってしまいそうなストーリーでも喜劇にはならないところが不思議である。また、マカロニウエスタンのような暗さもないし、大昔の映画でもまったく違和感なく観られるのもこれまた不思議である。
『戦う幌馬車』は、仮出獄となったトウ・ジャクソン(ジョン・ウェイン)は自分を無実の罪に陥れて刑務所へ送り、その間に彼の所有する土地と金鉱を奪ったピアース(ブルース・キャボット)に復讐を果たそうと故郷の町へ戻ってきた。驚いたピアースは流れ者のガンマン、ローマックス(カーク・ダグラス)に、賞金1万ドルでトウを殺してくれと頼むが、彼は返事を保留する。ローマックスとトウは、ピアースの砂金を運ぶ装甲馬車を襲撃して、50万ドルの砂金を奪おうという計画を進めており、メキシコ人の熊のリーバイ(ハワード・キール)、アル中だが爆発物を扱わしたら天才のビリー(ロバート・ウォーカー・ジュニア)の4人で装甲馬車を襲撃する……。
果たしてうまく50万ドルの砂金を手にすることが出来るか、ここからがおもしろいのである。襲撃は成功するが、インディアンの思いがけない裏切りで、砂金をめぐって手に汗を握る戦いがはじまる。だが、最後の思いがけない結末には思わず笑ってしまった。
ジョン・ウェインとカーク・ダグラスの2大スターのからみがおもしろい。また、カーク・ダグラスの馬の乗り方に注目するとおもしろい。馬の後ろから馬跳びのようにして飛び乗る。また、2頭並んだ馬の手前の馬を乗り越え向こう側の馬に飛び乗る。馬から下りるとき足を前に回して降りる。などなど、いやに色々なワザを見せるなあと思っていたら、これにも意味があったのだ。最後に砂金が手に入らなくて腹を立て、2頭並んだ向こう側の馬にかっこよく飛び乗ったのはいいが、勢いあまって飛びすぎて落ちてしまうというオチがついている。本当に愉快でスリリングな映画である。
カーク・ダグラスは現在92歳で健在だそうだが、ネットで画像をみて大ショック。往年の伊達男の面影はなく、見なければよかったと後悔した。
もう一つの映画『エル・ドラド』。ガンファイターのコール(ジョン・ウェイン)はテキサスのエル・ドラドに久しぶりにやって来た。そこにはシェリフになった旧友ハラー(ロバート・ミッチャム)と、昔の恋人で酒場の女主人モーディー(シャーリン・ホルト)がいた。コールは牧場主ジェイスン(エドワード・アズナー)に頼まれ、水利権の争いの助太刀にやって来たのだが、旧友ハラーと対立しているのを知ってハラーの味方になり、ジェイスンと水利権を争っているマクドナルド(R・G・アームストロング)を助ける……。
再び戻ったエル・ドラドでは、保安官ハラーが女に騙されたショックでアル中になっている。やがて戦いが始まり、コールは体内に残っている弾丸のせいで左手がマヒして銃を落とし、足を撃たれてしまう。ハラーも足を撃たれ、松葉杖をついた2人のガンマンというのがおもしろい。
『戦う幌馬車』ほど笑えるシーンはなかったが、相変わらずジョン・ウェインはカッコいい。ジョン・ウェインの服装は、いつもピンクかブルーのシャツに茶色のベスト、そして首にスカーフというスタイルが多いのだが、その原色の色がよく似合っている。また、西部劇でよく出てくる、靴のかかとや壁でマッチをするシーンだが、日本のマッチではあんな具合にはゆかない。どこで擦っても火がつくマッチは西部劇には欠かせぬ小道具だが、どうやって作られるのだろうか。
ロバート・ミッチャムの映画もよく観たが、それほど好きな俳優ではない。
『戦う幌馬車』は、仮出獄となったトウ・ジャクソン(ジョン・ウェイン)は自分を無実の罪に陥れて刑務所へ送り、その間に彼の所有する土地と金鉱を奪ったピアース(ブルース・キャボット)に復讐を果たそうと故郷の町へ戻ってきた。驚いたピアースは流れ者のガンマン、ローマックス(カーク・ダグラス)に、賞金1万ドルでトウを殺してくれと頼むが、彼は返事を保留する。ローマックスとトウは、ピアースの砂金を運ぶ装甲馬車を襲撃して、50万ドルの砂金を奪おうという計画を進めており、メキシコ人の熊のリーバイ(ハワード・キール)、アル中だが爆発物を扱わしたら天才のビリー(ロバート・ウォーカー・ジュニア)の4人で装甲馬車を襲撃する……。
果たしてうまく50万ドルの砂金を手にすることが出来るか、ここからがおもしろいのである。襲撃は成功するが、インディアンの思いがけない裏切りで、砂金をめぐって手に汗を握る戦いがはじまる。だが、最後の思いがけない結末には思わず笑ってしまった。
ジョン・ウェインとカーク・ダグラスの2大スターのからみがおもしろい。また、カーク・ダグラスの馬の乗り方に注目するとおもしろい。馬の後ろから馬跳びのようにして飛び乗る。また、2頭並んだ馬の手前の馬を乗り越え向こう側の馬に飛び乗る。馬から下りるとき足を前に回して降りる。などなど、いやに色々なワザを見せるなあと思っていたら、これにも意味があったのだ。最後に砂金が手に入らなくて腹を立て、2頭並んだ向こう側の馬にかっこよく飛び乗ったのはいいが、勢いあまって飛びすぎて落ちてしまうというオチがついている。本当に愉快でスリリングな映画である。
カーク・ダグラスは現在92歳で健在だそうだが、ネットで画像をみて大ショック。往年の伊達男の面影はなく、見なければよかったと後悔した。
もう一つの映画『エル・ドラド』。ガンファイターのコール(ジョン・ウェイン)はテキサスのエル・ドラドに久しぶりにやって来た。そこにはシェリフになった旧友ハラー(ロバート・ミッチャム)と、昔の恋人で酒場の女主人モーディー(シャーリン・ホルト)がいた。コールは牧場主ジェイスン(エドワード・アズナー)に頼まれ、水利権の争いの助太刀にやって来たのだが、旧友ハラーと対立しているのを知ってハラーの味方になり、ジェイスンと水利権を争っているマクドナルド(R・G・アームストロング)を助ける……。
再び戻ったエル・ドラドでは、保安官ハラーが女に騙されたショックでアル中になっている。やがて戦いが始まり、コールは体内に残っている弾丸のせいで左手がマヒして銃を落とし、足を撃たれてしまう。ハラーも足を撃たれ、松葉杖をついた2人のガンマンというのがおもしろい。
『戦う幌馬車』ほど笑えるシーンはなかったが、相変わらずジョン・ウェインはカッコいい。ジョン・ウェインの服装は、いつもピンクかブルーのシャツに茶色のベスト、そして首にスカーフというスタイルが多いのだが、その原色の色がよく似合っている。また、西部劇でよく出てくる、靴のかかとや壁でマッチをするシーンだが、日本のマッチではあんな具合にはゆかない。どこで擦っても火がつくマッチは西部劇には欠かせぬ小道具だが、どうやって作られるのだろうか。
ロバート・ミッチャムの映画もよく観たが、それほど好きな俳優ではない。
そうですか、私は知りませんでした。アメリカだけのものかと思ってました。
でも、日本人がやってもジョン・ウェインのようにはカッコよくはいかないでしょうね。
高校生の頃、雑貨屋さんで売っていて、もの珍しく買って友人が自慢げに使ってました。
(*⌒∇⌒*)
今はあまり見ませんね。
最近はあまり描かなくなりましたが、時々は描かないと全く描けなくなるかもしれませんね。
熱しやすく冷めやすいという性格は、何もかもが中途半端に終ってしまいます。
ボケ防止のためにも手先を使わないといけませんね。がんばりまーす。
ソフトなタッチで素敵ですよ。
子供の頃のテレビの洋画劇場で、よく西部劇を観てましたが、ジョン・ウエインと言えば、小林昭二さんの吹き替えがものすごく合ってて、その印象が強く残ってます。
最近は韓流ドラマの時代物にはまっていますが、古い時代背景の映画もいいものです。
昨今の若者のケンカは、決闘、果し合いのように1対1でやる勇気はないでしょうね。
蝋マッチって知りませんでした。カッコいいですよね。
どきどきする場面への盛り上がりが必ずありましたが、今の若者がウエスタンを見たらどう思うでしょう。
日本の倫理観と違って、相手がOKなら果し合いができるところに錯覚を起こすかもしれませんね。
壁などで擦ると火が点くマッチは、蝋マッチといって子供の頃は売っていたと思いますが、マッチ自体の需要がなくなってきて今は見なくなりました。