今日のオリンピック観戦はない。前から予約して合ったカタコンブ見学に全員で向かった。人間の骨や骸骨が沢山あるよと聞いても孫たちは少しも怖がらない。並べられた頭蓋骨には穴の空いたものもある。「鉄砲でうたれてしんだの?」等と質問してくる。
娘がこのすぐ近くに住んでいたので来る度に参観しようとしたが、休日だったり長蛇の列だったりで一度も実現できなかった。二十数年振りにかなった。
カタコンブは古くからの採石場跡に十八世紀末から百年程掛けて市内のあちこちの共同墓地から遺骨を集めたそうだ。一部は教会としても利用されていたという。
帰りに娘の旧居に回ってみた。多分上の写真のトラックのある辺りだ。一階で何時も窓を閉めていなければならなかった。本人も定かな記憶がもうない。
そこからはそれぞれ別行動になった。アサトがオリンピック開会式でマリアントワネットの首が斬り落とされた出し物の印象が強く、入れられた牢屋や斬り落とされた場所があると聞くとそこへ行きたいとなった。母親と3人で行くことになった。
その場所コンセルジュリーに入場すると、タブレットを渡され、それが案内説明をしてくれるという。各箇所の印にかざすとバーチャルで当時の姿を再現して見せてくれる。例えば写真の大広間ではかつて王宮だったときの、各国大使を接待する宴会の模様。アサトはこれが気に入ってしまった。途中で飽きることなく見学できた。
セーヌに出るとホテルの前の道が封鎖されて沿道に多くの人が集まっている。自転車のロードレースのコースになっていた。これが終わらないと道の反対側のホテルに戻ることができない。自転車は凄いスピードで目の前を過ぎてゆく。とても国名など認識できない。
夜は孫と我ら夫婦だけでホテル自室で夕食、娘や娘夫婦は何処かの高級レストランへ出かけた。
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