平成26年4月16日 10:00~
昨日、一冊の本を頂きました。「陽光に加茂の郷は輝いて」著者:内田皓夫さん
棒読みをしていて、注目すべき語句「オウレン」を目にしたので、早々に連絡して、育成場所を案内して頂きました。
花の時期は終わっており、結実の時期を迎えていました。
15年という長期間の管理が必要な植物ですが、人の手を加えないと種から新し「オウレン」は育たないと聞きました。
私の今年のキーワード「なつかしい未来づくり」の一つに加えたいと考え、今後研究していきたいと考えています。
オウレンとは!
北海道、本州、四国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。山野の針葉樹林下などに固まって自生することが多いです。根茎は古くから胃腸薬などに利用されており、薬用植物としてよく知られています。
もともとこの名前は中国名起源で、中国に自生するオウレン(以下、中国産オウレン)に、日本産オウレンが似ているためこの名前で呼ばれるようになりました。漢字では「黄連」もしくは「黄蓮」の字を当て、日本ではこれを訓読みしてオウレンとなりました。では、なぜ中国で「黄連(黄蓮)」の名前が付いたかというと、根茎の断面が黄色くて蓮根のように太いから、もしくは根茎が節で連なって見えるからだと言われています。ちなみに、中国産オウレンと日本産オウレンは同属ですが別種の植物です。
見学の後、100年杉に案内していて頂きました。
見事な1本杉です。
皓夫さんのおじいさんが植樹された「杉」との事。