ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

持ってる女の北海道 Vol.1

2022-10-19 09:18:27 | おでかけ

成人して、自分のお金で初めて行ったのが、北海道。
あれから、数十年。
たまたま、届いたパンフレットを見て、
1つだけ、気になるコースがあった。

小樽泊→札幌経由→旭川泊→富良野経由→トマム泊。
まだ、行った事がない場所。

しかも、全泊、星野リゾート。
小樽運河のナイトクルーズ、トマムの雲海テラス、ステキそう。

持病持ちの身内が、北海道に行った事がないと言う。
普段の態度が悪いので、
「これが、最後のプレゼントだよ。(平均寿命が分かっているので。)」
と、マジで脅す。

私自身、体力も経済力も、限界を感じているので、
これが最後の旅行と思い、全額負担した。

昔の旅行バッグは、どれも、使い物にならなかった。
たった一回の為に、もったいない気もしたが、
自分には、今時のキャリーケース、
身内には、サムソナイトのボストンバッグを購入。
値引きされていても、イタい出費だ。

私の下調べは、そうとうしつこかった。

久しぶりの飛行機。
以前は、スマホなんて無かったし、
モバイルバッテリーは、
機内に持ち込まないといけないなんて、知らなかったよ。

10日以上前から、こっちと向こうの天気と気温をチェック。
ただでさえ、温度差が激しい。

雲海テラスに行った人の丁寧なブログがあり、
ユニクロのウルトラライトダウンを着ている人の写真が紹介されていたので、
そのまんま、ユニクロで、2人分購入した。

写真を見ながら、土産物の選定。
行く予定の店に、電話で問合せして、
現地でしか買えない物は、他店舗から取り寄せ、
売り切れそうな物は、取り置きしてもらう。
商品の値段、配送代なども、全て確認。

店には、立ち寄る日時も伝え、
地図で店までのルートを調べ、所要時間を予想。
後は、ダッシュするだけ。

星野リゾートの朝食ビュッフェが美味いと知れば、
オススメの物をチェック。
とりあえず、それらは必ず食べる。

トマムでは、野性動物が出ると言う。
熊鈴の意味や、襲われた時の対処方法も読んでおく。

「首の後ろを手で押さえて、突っ伏せる。
リュックを背負っていれば、なお有効。
それでもダメなら、ナイフを持って戦うしかない。」
ナイフ、持ってねーし。
戦う気ねーし。

しかし実際、トマムのホテルでは、
熊鈴を貸し出しているのだ。
コワッ。

色々調べていたら、行く前から疲れた。
買い物のミッションで、緊張した。
これでは、せっかくの旅行なのに、
全くリラックスできない。(笑)

さいはての53番ゲート

羽田空港で、いきなりあせる。

沿線で、人身事故があると困るので、
国際線並みに、余裕で空港に到着。

午後便なので、軽く食事をし、
ツアーの集合時間30分前からの受付も、すぐに済ませた。

久しぶりの羽田空港は、預け荷物がセルフになっていた。
間違えると嫌なので、スタッフに聞きながら操作完了。

保安検査場は、
出発20分前までに通過するように言われていた。
もっと早めの、40分前に入り、
手荷物検査を受け、搭乗ゲートを確認したら、
乗る為の53番ゲートは、ターミナルのさいはてにあった。

老人でもないのに、ノロノロ歩く連れに、
イライラしながら振り返り、15分はかかったか、
ゲートには、すでに列ができていた。

後方の座席に座ったのは、出発時間の5分前。
ゲート前のベンチで待つくらいかと思っていたのに、
20分前なんかに通過してたら、間に合わないよ!!

帰りの、ちっちゃい「とかち帯広空港」とは、大違いだ。
羽田空港には、気をつけろ。(笑)

後から分かったのだが、同ツアーには、
杖をついたおばあさんを連れた、三世代家族が参加していた。

何をやるにもゆっくりで、
傾斜のある旭山動物園では、車イスを借りていた。

トマムは、ホテルと各施設が離れていて、
移動には時間がかかる為、循環バスが動いている。
高齢者には向かないコースを、なぜ選んだのか。

地上1088mの雲海テラスでも、
おばあさんは、杖をついて歩いていた。
介助者もすごいが、おばあさんの参加意欲もすごい。

羽田空港では、
あのゲートまでの距離を、どう思っただろう。

ミッション
閉店時間ギリギリの「北一硝子」で、
波模様のしょうゆ差しとスズランのピアスを買う。

小樽のホテルに到着したら、連れに荷物を任せ、
バスを降りるなり、ダッシュ。
閉店25分前に、すべり込み。

しょうゆ差しは、すぐにみつかったが、
スズランのピアスの売り場が分からない。
店員が、内線で確認してくれて、別な建物へダッシュ。

私が、右往左往していたら、
「お客様、スズランのピアスですか?」と、
内線を受けた店員が、声をかけてくれて、
イヤリングをビアスに加工してくれた。

ステンドグラスのランプが綺麗で、
もっとゆっくり見たかったが、まもなく閉店。
店の前の看板と、自撮りで終了。

後から来た連れと合流したら、
まだどうにか、日が出ていたので、
オルゴール堂の前にある、縦長の時計を見に行った。

連れが撮る構図が気に入らないので、
何度も撮り直し。
「痕跡を残したくない。」と嫌がる連れを、
無理矢理、写そうとした瞬間、
「ボーッ。」と、時計が蒸気を吹き出した。

私は、1人で大笑い。
何というタイミング!!

そう、実は、ネットの写真で、この蒸気時計を知り、
写真を撮りたかったのだが、
いつ、蒸気を出すのかは、調べていなかった。

そっぽを向いた連れと、
蒸気を出す時計が、一枚に収まった。

「私、持ってる!!」

この時、そう確信した。
私が、連れとモメていたので、
時計さんが、サービスしてくれたのかな。(笑)

18:15だった。
後日、15分ごとに蒸気を出すと判明した。

ミッション②
「かま栄」で、取り置きしてもらっている、
「パンロール」を買う。


大泉洋もオススメ。
ねり物をパン生地で包んで揚げたもの。
通販は無く、現地でしか食べられない。

小樽運河のナイトクルーズが控えているので、
ゆっくり外食するヒマはない。
とりあえず、これを夕食代わりに、イートイン。
食べすすめたら、最後はカマボコになった。

ツアーの目玉の1つでもある、ナイトクルーズだったが、
倉庫利用のBarの灯りや、イルミネーションは綺麗なのだが、
案内される物が、真っ暗で見えない場所も多々あり、
むしろ、橋の上から運河を眺めた方がいいかも。

倉庫Barに行ってみたかったが、
連れが、コンビニにおにぎりを買いに、
先に行ってしまった為、断念。

ホテル内で一杯やるかと、行ってみたら、
朝食ビュッフェからBarタイムまで、同じレストランで、
夜がいい雰囲気になっているというわけでもなかった。

しかたなく、カクテルと地ビール、ツマミを一品。
1500円もするのに、チョビッとしかない、
高級ミートボールのような物を食べた時、
普段、感覚的な事を滅多に言わない連れが、
「この味なら、明日の朝食は期待できる。」

私にとっては、ホテルで、このぐらいの味は普通だったが、
道理で連れは、後日、昼食で出されたジンギスカン鍋の固い肉を、
「やわらかくて、美味しい。」と、ペロリだったわけだ。

しかし、連れが期待しなくても、私は最初から、
星野リゾートの朝食ビュッフェに命をかけていた。

あわただしかったが、
寝る時に、「まだ1泊目だ。」と思った。
普段より、1日が長く感じられた。

ほとんど人がいない早朝の運河を、1人で散策。
クネクネ自撮り棒を持って来ていたが、
顔も暗くなるし、構図も上手くいかない。

通りかかった男性から、撮影を頼まれた。
定番のスポットで、おじさんをスマホに収めて一言。
「自撮りにも、限界がありますよね。」
お互い、同意見だった。

結局私も、通りかかった女性に、
撮ってもらったりした。

小樽の朝食ビュッフェのオススメは、
スパニッシュオムレツとチュロス。
写真で見て綺麗だった、グラスに入ったちらし寿司も食べた。

本当は、チュロスを少し多めに取って、
昼間のオヤツにしようかと、企んでいたのだが、
チョコソースが甘過ぎて、もう十分。
チュロスを、チュロまかすのは止めた。

腹一杯になったところで、連れが、
「白飯、美味しいよ。」と言うので、
ほんの少しだけ、食べてみた。

美味しい!!
米が、ツヤツヤで立っていて、味もしっかり!!
衝撃を受けた。
普段、食べているのは何なんだ。

珍しく、2人の意見が合った。
ビュッフェで、一番美味しいと思ったのが、
白飯だなんて初めてだ。

後から、特Aランクの「ゆめぴりか」だと知った。
水や炊き方も、違うんだろうな。

2日目、小樽を出発して、
札幌経由で、旭川へ向かう。

※北海道旅行は、9月に行ったのだが、
文章をまとめるのも、ネットカフェに来て打つのも、
今の私は、時間がかかるので、
分けて書く事にする。

続く。

 


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