お気に入りの美術館に、ダリを観に行った。
レストランのスタッフに、
米津玄師を獅子舞のような顔にした男性がいた。
イタリアンには不釣り合いな印象を受けたが、
顔のワイルドさとはうらはらに、
彼の説明は、一生懸命で好感持てた。
平日でも、美術館のレストランは混む。
窓側の席には、すでに予約札が置かれ、
一番に案内された私は、1人なので、奥の端っこ。
ランチコースにしたせいか、
女性スタッフが、前菜を食べ終わるなり皿をさげた。
せめて、30秒くらいは待ってほしかった。
そのわりには、次に来るのが遅い。
イラッとした。
私は悔しくなり、メインのパスタを慌ただしく食べ、
別注文したグラスの白ワインを、一気に飲み干し、
「これ、さげて下さい。」と、
さっきの女性スタッフに、圧をかけた。
前菜と一緒に出された、一片のパンの皿が残っていたので、
待ち構えて、手渡ししてやった。
(早くさげろよ。)
その後、出されたデザートも、
落ち着いて食べる気になれず、ランチ終了。
いつもより奮発したのに、つまらないランチになった。
それでも、入店してから80分たっていた。
会計で、獅子舞の彼に、
「色々、ご親切に…。」と言ったら、
「そんな!」と、照れたように、華やかな笑顔になった。
その時の彼の笑顔が、一番ごちそうさまでした。
ダリ、すごい。
タッチがクリアで、色も綺麗。
陰影が絶妙。
細かいところまで丁寧で、シュルレアリスムなのに写実的。
超有名な芸術家は、やはり違う!!
アンは、ダリが描いた肖像画が気に入らず、
お金を支払わなかったそうだ。
これは、クッキーに、グロテスクなデフォルメで、
似顔絵を描かれた芸能人達の反応に似ている。
私は、「彼の絵は、価値が出るから、もらっとけよ。」と思っていた。
実際、彼の絵は、海外で高額で売れた。
バイバイ ロシアンブルー
家田荘子さんのユーチューブで、岩井志麻子さんが、
地下アイドルの恵中瞳さんについて語っていたので、
私も、興味を持った。
衣装、振り付け、細い身体に、歌唱力は、
しっかりアイドルなのだが、
顔は、「令和のメリーさん」という感じ。
黒目がちのメイクと、不自然にテカッた肌が、
不気味に見えてしまう。
公開年齢は、詐称なのか?
本人いわく、過去の大病のせいで、シワになったと言うが、
今のメイクも、それが原因なのか?
いや、見た目というより、
気遣いのあるしゃべり方や、立ち居振る舞いに、
年齢を感じるのだ。
昭和歌謡みたいでイカしてる、
「旅行中」「ダブルリバース」が好きだ。
プロデュースしている書店の社長が書く詞は、
意味不明だが、面白い。
ミディアムテンポの「バイバイロシアンブルー」は、
口ずさむと落ち着く。
たまにユニットを組む、やや若くてどんくさい女性より、
恵中さんの方が、可愛く見える。
たぶん、彼女が、すごく真面目にやっているからだろう。
どんな格好をしようと、その人の好きにすればいいし、
万一、似合ってなくても、ブレずにいたら、
いずれ周りも、「そのままでいい。」と思うようになる。
昔で言うと、大屋政子。
ミニ過ぎて、樽のような体型だったが、
彼女は、当時出回っていない、カラータイツ着用の先駆け。
「帝人」の社長夫人だったから、
デュポンのカラータイツが、手に入ったんだろうか。
今は、顔出ししないで歌う人が増えている。
初音ミクでもあるまいし、歌っている本人がいるのに、
アバターでコンサートをやっている人がいるとは、驚いた。
だったら、見た目いらないじゃん。
メイクテクで、全く別人になるユーチューバーを見ると、
「分かったから。あなた、もうスッピンでいいよ。」と思ったりする。
だって、いつでも綺麗になれるんだから。
見た目を気にする人は、自分が、見た目で差別してるんだよ。
そう、誰でもね。
才能がある人には、そのままでファンがつくのに、
気にする人は、変えちゃうんだよなぁ。
「前のままでいいのに。」って、思う人もいる。
ルッキズムが悪いとは思わない。
この私でさえ、美しいものが好き。
バカ過ぎ、デブ過ぎ、ブス過ぎで、努力しない人は嫌。
輪郭の未発達で、学生の頃は、よくバカにされた。
今だって、自分で見て嫌だけど、人として負けてないし、
別な美しい顔になりたいとは思わない。
私が持っているのは、「劣等感」ではなく、
「認識」なのである。
事実に、傷つきはしない。
何より大切なのは、「センス」だと思うしね。
好みと美醜は、関係ない。
見た目以外に、魅力を感じる事があるのを、
私は、よく知っている。
その人を好きになれば、その人は美しい。
それが、私のルッキズム。
―――――――――――――――――――――――――――――――
gooブログが、今年の11月でサービス終了との事。
とうとう、その日が来たか、という感じです。
文章を書くのが好きで、唯一の楽しみでしたが、私も年を取り、書きたい事も減り、PCを打つのも遅くなり、目も疲れるようになりました。
自分のPCを持っていないので、他のブログサイトへのデータ移行も、難しいです。
最初に選択した画面のデザインも、気に入っているので、一度も変えた事がありません。
永年、ネットカフェ代も、時間も費やして書いてきたのに、一瞬で消えてしまうなんて、ショックです。
(ブログに書いた内容は、全てノートに書き写してあるが。)
今の私には、他のサイトに登録してまで、続ける気力がありません。
これを機会に、ブログは止めようかと思います。
全てに終わりが来る、すごく寂しいです。
たまたま目に入って、私の「本音のつぶや記」を読んでくださった方々、そして、1人だけのフォロワーの方、写真も載せない殺風景な、私の考えのみの文章に、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
知らない人に、私の気持ちを知ってもらえる、それは、とてもワクワクする事でした。
私が言いたい事は、死ぬまで、まだまだあるでしょう。
あ~、つまらん!!