数年前、真っ白な一重のバラに出会いました。
"What's your name?" と訊く 私。
だって、バラの名前って、みな・・・プリンセス○○○だの、クイーン△△だの、××・ド・××だのってすごいじゃない!?
ウチのバラだって、ピエール・ド・ロンサールさまという、ご主人様よりずーっと立派なお名前です。
すると・・・
「わての名前、ナニワイバラいいますぅー 」
「はあッーー!? 日本人なのーー? 」
「生まれは中国 せやけど 大阪に来て長いねん。
今では日本人やでーー! 」
というわけで、ナニワイバラと知り合ったわけなんですけど・・・
よそ様のお庭に咲いているのを観るのは、とても素敵!
でも、自分の庭にほしいとは思いません。
だって、つる性で枝の伸び方がすごい・・・庭が占拠されそう・・・
その上、イバラといわれるだけあって、棘でびっしり覆われています。
写真のナニワイバラは、近くの友達の家の庭にあるもの。
「いくらでも切って持っていってね。」と言われて、戴いたけれど・・・
切る時、持つ時、神経を遣います。
家に帰り、ナニワイバラを活けました。
まず、玄関に一箇所。 長いつるをそのままに、少したわめて飾ります。
もう一箇所は、ダイニングテーブルの中央に。
雰囲気がガラッと変わります。
個性的な素晴らしいバラです。