映画 風のかたち 細谷亮太 小児科医
伊勢真一 かんとく
10年の歳月が、命の尊さ
生きる意味をやわらかに問いかける。
「 風のかたち 」はどんなかたち?
( 映画チラシより )
小児がんの子どもたちを10年にわたって撮り続けたドキュメンタリー
映画の中心となっているのは聖路加国際病院の小児科医・細谷医師らが
1999年から毎年開いている「がんと闘う子どもたちのキャンプ」の
様子。当初はごく内輪のための記録として撮影して毎年クリスマス会に
上映していたという。
元気一杯な年頃なのに、毎日病室で治療の日々をおくる小児がんの
子どもに、自然とのふれあいや元患者のボランティアとの交流の機会
を通して楽しい時間を過ごすためのキャンプである。
> こどもたちがあそこまで、
ちゃんとしなやかに立ち直って、ねえ・・・
人間は強く創ってあるんだ、
ポジティブに上手に経験を利用して
ほかの人にも影響を与えながら
生きていけるって、
とても力づけられますよね。
> 細谷亮太医師
私もそう感じた。
6、7歳の子どもでも ちゃんとね。
生きることを考えている。
死の不安とも向き合っている。
その子どもたちが10年後、自分で選んだ進路を歩き始めていた。
その”ありのまま”の姿をカメラは淡々と追っている。
淡々と・・・そこが却って感動的でジーン
小児がんはもう不治の病ではない。
小児がん患者の10人のうち7人から8人までもが治っている。
『 今は白血病は治っているのに、テレビドラマではいつも死んじゃう。
だから友達に知られるのが怖い』と かつて語った子どもがいたという。
子どもを悲劇の主人公にまつりあげないでもっと事実をみつめてほしい
との医師の言葉にしみじみ共感した。
映画館には監督の伊勢真一さんがいらしてトーク。
映画館は「窓」だと思うのです。
一番前の席に今、いる人も (患者・家族)
もっと後ろの席から観ている人も (一般人)
その人なりに観る「窓」でいい・・・
「子どもは死んじゃいけない人たちだからね」と細谷医師が
つぶやいた言葉こそが この映画の立ち位置なんです。
パンフレッドにサインをしてくださった。
そこには ”ありがと”と書かれていた。あったかい人だな
7月に乳がんで亡くなった川村カオリさんのブログに
タゴールの詩が引用されていました。
また、病に立ち向かう胸中をTVでも語っていた。
愛をください。その言葉には無数の意味があるね。
You-Tube 川村カオリ『ZOO』
危険から守り給えと祈るのでなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように
痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように
人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように
不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。
成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような
卑怯者ではなく、失意のときにこそ
あなたの御手に握られていることに気づけますように
( ラビンドラナート・タゴール/ 果物採集より )
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まだ独身の私は子供の計り知れないパワーを凄く感じとった4年間でした。だから、この子たちに色々と教えるのではなくて、いい所を引き出し、さらに輝くように手助けをほんの少しさせてもらうのが保母だと実感しました。
なんかテーマがそれたけど折角かいたから、このまま残していきます。
たまちゃん
たまちゃんは 素敵な保母さんだったんだね。
テーマは それていないよ。
健康だろうと
病気だろうと
子どもは変わらない。
この映画で
子どもの力って
本当にすごいって、
素敵なコメントをありがとうございました。
by noa