「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 にゃーご 』

2008-01-28 18:18:19 | 書籍・絵本

              

                       にゃーご
                        宮西 達也  作・絵
                                  鈴木出版

         ねこが恐ろしいことを子ねずみたちにねずみの先生は
         教えているのに・・・
         それを聞いていなかった子ねずみ3匹

         ある時 ねことバッタリ 
         でも、ねこが恐ろしい敵だと知らない3匹の子ねずみは
         一向に怖がりません。

           

        それどころか、
        「おじさん だあれ?」とねこに聞く始末  
        だ だっ 誰って  慌てたねこは   
        「にゃーご」 ねこは ねこの立場として 大声で叫びました。

        でも3匹の子ねずみは
         「にゃーご」 「にゃーご」 「にゃーご」     
         あ~ 挨拶だと思ったのね。
         ねことねずみのやりとりが絶妙な絵本です。

                       
         
           

              サッカー 岡田ジャパン始動!5連戦 
              電車の中吊りにわくわくする。 

           

             息子が買ってきた東京ヴェルデイの必勝だるま(おみくじ付き)  
             彼は幼稚園の頃からヴェルデイ一筋        ↑ 小吉          
          

『 わたし 』

2008-01-28 00:18:39 | 書籍・絵本


                  

                     わたし
                     谷川俊太郎 さく
                     長 新太    え
                        福音館書店

       「わたし」は男の子からみれば女の子
       赤ちゃんからみればお姉さん
       お兄さんからみれば妹

       お医者さんからみれば「やまぐちみちこ 5さい」
       おもちゃ屋さんからみればお客さん

            

      きりんからみれば 「わたし」は ちび
      ありからみれば、「わたし」は でか

      「わたし」って

      
      もう、いい年の「わたし」 だが
      「わたし」って・・・と心が澱んでくると、目的もなく歩く。
      
      
           

           

      駅で息子の友達に会ったので、新宿方面の電車に乗る。
      新宿で彼と別れてなんとなく行ったのが「自由学園・明日館」
      建物は20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトさんの作
      80年前に女学校校舎として建てられたもので2001年から
      一般公開されている。
      あいにく、今日は結婚式があり一般の人は入れなかったが・・・
      残念だったけど、誰かの幸せの門出!おめでとう 

           

          

          池袋には 「ふくろう像」が多い。
                      かつては待ち合わせのスポットだったらしいけど
          ケータイで連絡がとれるようになってからは
          ここで待ち合わせをすることがなくなったみたいで
          待ち合わせ顔の人は2~3人しかいなかった。

           

            池袋駅で かわいいアイスクリームを売っていた。
           いろんな味のモナカアイス(美味しかったよ)

      雑踏の中を歩いた。
      町は個性をなくしてしまったように思う。
      「わたし」も個性をいつしかなくしてきたけど・・・
      ドトールかスタバでコーヒーを飲む
      お決まりの言葉で迎えられいつものように15分間で店を出る。

      ざわざわとした町をあるくと心にうかぶ詩がある。
      
         「 はじめての町 」  茨木のり子

      はじめての町に入ってゆくとき
      わたしのこころはかすかにときめく
      そば屋があって
      すし屋があって
      デニムのズボンがぶらさがり
      砂ぼこりがあって
      自転車がのりすてられてあって
      変わりばえのしない町
       それでもわたしは十分ときめく
  
                    (一節だけの抜粋です)