65歳以上の高齢者に家族や親族が虐待したと自治体が判断した件数です
22年度は最多の1万6668件。
虐待の相談・通報は2万5315件。
加害者は息子42,6%、夫16,9%、娘15,6%。
男性の介護は家事に不慣れの上、
就労と介護の両立に負担が大きいのではっと分析されている。
虐待の内容は身体的虐待が6割以上
死亡事件としては殺人、介護放棄、心中など。。。で21件
少子化時代に老老介護のマンパワー不足、それに輪をかけて
吸引や胃ろう、インスリンなどの自己注射、バルン留置、ストマ医療的ケアが増えてきていること。。。。
この医療的ケアを全面的に否定しているわけではなく
自分もしくはそばにいる方、在宅の医療従事者がこれらの管理が出来るかどうかが。。。大事。
ケア自体に大変なことはもちろんだが・・・医療従事者が関われば経済的な問題もある。
もちろんQOLが向上出来るのであれば、とてもいいことだし・・・・
ケアや処置の管理が在宅で出来なければQOLの向上以前に
家族の負担が大きくなり・・・・・それが虐待にもなる。
今年の「在宅医療推進フォーラム」でのあるDrの発表で
「もし自分が胃ろうをつける状態になった時あなたは付けますか?」という
アンケートを同業者のDr達にしたところ
5割のDrが「しない」、2割が「出来ればしない方向で・・」
7割のDrが胃ろうを希望していないことになりますね。
患者さまのそしてそのご家族のことを本当によく考えて
在宅へ帰るのであれば、帰ってからの状況を予測して
一番いい方法をDrも一緒に考えて欲しいです。
そして皆で出来ることは、そんな大変な家族をを孤立させないことです
介護者が体験する否定的感情で一番多いのが孤独感だそうです。
なんでも話せる仲間や寄り添う気持ち・・・・
そばに沢山いたら・・・・虐待も少なくなるんじゃないかな~
虐待なんて・・・・する方もされる方も悲しい思いをしますから・・・・・