森の聲だより

灯りを見つける宿題

「疲れちゃった・・・こころが・・・」

そう言ってた認知症のおばあちゃま。

あまりにも表情がすぐれないので

アロマケアにお誘いしてみました。

自分の経歴を話したり

優秀な成績でレベルの高い大学を出て

学習塾をして子供たちをいい大学に入れてきたこと

いつも同じ話をします・・・

なんか自慢しているようにも聞こえるし

プライドが凄く高い人・・・とみんなに思われてしまう。

今日その方にアロマをしながら

ずっと話を聴いていたら

ちょっと違うんじゃないかな~と思った。

小さいとき親元を離れ優秀な学校に入れられたことから

学習塾で頑張っていた時までのことを

一所懸命話してる。。。。

一見自慢話をしているようにも聞こえるんだけど

時々時代が行ったり来たりしてしまい

話しが繋がらないことも多い。

それでも丁寧に自分の思い出せることを

一つ一つ繋げるように・・・話してる。

どんどん消えていってしまう記憶を

繋げれるだけ繋げようと・・・

頑張っているようにも感じた。

思いだせる時代は

自分の存在がはっきりしているから。

消えない自分を繋げていくように・・・

確かにプライドが高い態度をとることもある。

きっとそういう言葉が出るのも。。。

どんどん記憶がなくなって行く中で

馬鹿にされたくないという思いがあってのことだと思うけど

きっとその場に安心感がなかったからなのではないかと思った。

認知症の人にはその場、その空間、自分の周りの人が

自分にとって安心のおける処に

今自分がいるという自覚が必要なんではないかな~

以前100歳になった認知症のおばあちゃんが私に教えてくれたことがる。

「自分は今真っ暗闇の中にいるようだ」と・・・

何をしていいのか 

何を話していいのか 

自分自身の行動や言動が正しいことなのかどうか

何も分からず不安で動けない状態ということを伝えてくれた。

だとしたらその真っ暗闇の中で灯をともし

本人がどちらに進んだら安心できるか

少しお手伝いするのが

私達の役割なのではないかな~

プライドが高いおばあちゃんの灯りは

どんな灯がいいのかな~っと

アロマをしながらずっと考えてた・・・・

灯り・・・見つけられるまで宿題だな~(^^;)


二拠点生活始めたフリーのアロマナースの日々のこんな活動!

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