ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

外論の外、ISOの背景

2008-08-13 | ISO外論
昨日、「巧言令色」のことを書いた。今日読み返して、文句が多いのに驚いている。
これでは近くに、いやな奴がいるみたいに誤解させる。そんなことありません。僕の虫の居所が悪かったと言い訳しておこう。

ただ今日も「巧言令色」を引きずっている。
ISOの功罪、そのうちでも悪いところを考えると、「巧言令色」がでてくる。
言葉巧みに自分を必要以上に飾る。ISOの審査を見ていると、思わず引き込まれるくらい面白いのはこのことである。引き込まれて審査ができなくなるくらい面白いので、審査員を辞めたのだが、最近このような狐と狸の騙し合いに立ち会ってないので、懐かしくも思うが。

「はじめに言葉あり」新約聖書の一番初めに出てくる言葉である。
欧米文化とひとまとめにするのはよくないが、その傾向が強い。
人それぞれ個性があるから自分をアピールしないと人に伝わらない、と考える文化である。
日本の文化は、といっても一昔前の文化だが話さないでも分かり合えるというのが良しとされていたように思う。まさに儒教の教えの「巧言令色すくなし仁」である。
どちらが正しいか比較しても意味がない。
どちらが自分は好きかというだけのことである。

その人となりが滲み出るようななんていっても通じないが、人であれ組織であれ、そんな余裕がほしい。
ISOの文書化、研ぎ澄まされた言葉でありたい。
そんなISOの事例集はできないのだろうか。
今日からそんなマニュアルを作ってみようとも思う。
コメント
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