ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

外論20、継続的改善のための継続的教育②

2008-08-11 | ISO外論
「従業員を動機付けするプロセスをもつこと」
どのようなプロセスか考えたい。
従業員をその気にさせるには、従業員の要求を知らなければならない。
この要求の多くは潜在的で表面に出ることは少ない。

最近多くの企業の不祥事が表面化している。きっかけの大部分は内部告発だが、事実が明るみに出されてから経営者が自分のまいた原因に気付きには多くの時間がかかる。誰が見てもわかる事実を認める時間以上に動機づけの時間はかかる。

「動機付けするプロセスをもつこと」とあるが、社内に苦情処理の窓口を作ることぐらいを考えるのが精々であろう。
そんなところに相談するはずはない。
最近はやりのコンプライアンス、第3者がいいということか、顧問弁護士を窓口にした会社がある。頼む会社も引き受ける弁護士も人間の気持ちを理解してない。

どうしたらよいか。
ボトムアップの中に答がある。
どのような時、動機づけされるか。
最近モチベーションが下がったことはあるか。その原因は何だったか。モチベーションが上がっている職場はあるか。その原因はなにか。などを馬鹿正直に、まともに調査することである。

経営者がどこまで聞く耳を持っているか。
どこまで本気かを知らせるためには多くの時間がかかる。
それを飽きずに、気が変わらなく取り組んでもらえるか。
これらは経営者の人となりにかかっている。といえる。
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