西尾の行政書士  Getting Better  

愛知県西尾市で市街化調整区域の許認可、相続を主な業務とする行政書士事務所と
不動産会社を経営しています。

役所とのコミュニケーション

2011年02月18日 | 仕事

今日、他市の役所で同業者と思しき年輩の男性が、
職員に大声で暴言を吐いている場面に出くわしました。

役所では業者、市民に限らず度々目にする光景です。

待っている間、隣の席で聞くともなく聞いていると、
大声の主はどうやら添付書類に納得がいかない様子。
なぜ必要なんだ、前は付けなかったとか、そんな話。

その書類は数百円で簡単に取得できるもの。

手間や費用の問題ではなく、自分が納得できないん
でしょうね。気持ちはよく分かりますが。

私もここまで必要なの?ということはよくあるし、
そんな話し合いは日常茶飯事ですから。

私もあまりに思慮のない職員や、やる気のない職員に
当たると、まれに声が大きくなることもありますが、
例えそれが依頼主の為であり、正論であったとしても
端から見ると、そのような行為はどうにも見苦しい。

特に年配の方が激高している姿や、依頼主の
本来の目的からはあきらかに逸脱したような、
業者側の都合を一方的にまくし立てている方に
出くわすと、もの悲しささえ感じることもある。


勘違いしがちですが、こちら側の目的は
最終的に許可を頂き、依頼主が目的を達すること。

業者側の都合や根拠を一方的に押しつけて、
自己満足を得るためではない。

と言う私も、過去には(特に経験の浅い頃には)、
本来の目的以外のところで、業者側の都合等や
誤った見解から、窓口で激高して口論になったり、
暴言を吐いたこともあります。
過去に戻れるなら「カッコ悪いからやめとけ」
と言ってあげたいようなことも何度か…

依頼主の為という大義名分を振りかざしながら、
自己の納得の為、主張を100%通したいという、
自己満足からの行為も少なからずあったと思う。
失敗は成長の糧と言いますが、反省です。


たとえ困難な案件であっても、わずかでも許可の
可能性があるものについては、こちら側の目的、状況等
要件を的確に伝え、公的書類等も揃えて根拠を示し、
同時に許可権者である役所側の見解、法的根拠を伺う。

互いの立場を尊重し、譲歩できるところは譲歩しながら、
押して引いてのやり取りの中で接点、打開策を模索し
少しずつ駒を進める。

申請者側と許可権者。相反する関係ですが、
担当者レベルでは、お互い人間同士。

目的を達する為の確固たる闘志は内に秘めながら、
場合によってはちらりと垣間見せたりする程度?にして、
笑顔で気持ちよく仕事がしたいものです。

その中で、私は何度も経験していますが、予想外に、
自分の範疇を超えた仕事ができるかもしれません。


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