映画「レスラー」 2009年6月~日本公開中
この映画、ベネチア映画祭、ゴールデングローブ賞等
数々の映画賞の受賞や、アカデミー賞主演男優賞に
ノミネートされた、主演ミッキー・ロークの完全復活
などにより、日本上陸前から話題になっていました。
しかし全米大ヒットにもかかわらず、Rー15制限からか、
一般受けしないからか、残念ながら日本での上映館は少なく、
(少ない上映館の中、異例のヒットを記録しているそうです)
6月から各地で公開をしていたのですが、昨晩、岡崎市の
映画館でやっと観る事が出来ました
ストーリー自体はシンプルで低予算の映画ですが、
深く、味わい深い愛すべき作品です。
ただひとつだけ・・・気が弱い方や女性の方は、
ハードなシーンがありますので心して観てくださいね
解説です→
自らの生き様を貫き通す中年プロレスラー役が
ミッキー・ロークのはまり役となり、数々の映画賞に輝いた
エネルギッシュで感動的な人間ドラマ。
栄光の光と影、落ちてもなお失わない尊厳を体現する
ミッキー・ロークの名演に、大きく心を揺さぶられる。
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、
ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用
のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。
家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディにも振られ、
孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる
決意をする。(以上シネマトゥデイより)
80年代に栄光を極め、今は落ちぶれたプロレスラーを
ミッキー・ロークが渾身の熱演。
プロレスラーの肉体をつくり、自らの身体を傷つけ、
違和感のない激しいプロレスをシーンを演じる為には、
相当の覚悟が必要だったと思います。
場末のプロレスラーの悲哀を漂わせる熱演は、
同じく80年代に隆盛を極めた本人と重なり、
“ランディー・ラム・ロビンソン”という、
プロレスのリングでしか自分を輝かせる事が出来ない、
不器用な男が、本当にそこに存在するような、
リアリティーを感じます。
またこの映画ではプロレスの衰退した現状と裏側、
仕組みや肉体を酷使する薬漬けのレスラー達、
そして何よりもお金にならないのに、
ファンが喜ぶのなら肉体を傷つける事を厭わない、
純粋にプロレスを愛するプロフェッショナル達の素顔。
そのレスラー達の友情と度量の大きさ。
繊細なモンスター達が生息する場末の楽園を、
余すところ無く伝えてくれます。
ランディーは観ている方がもどかしくなるほど、
プロレス以外は何も出来ない、不器用な男ですが、
落ちぶれたとはいえ、彼にはまだまだ多くの根強い
ファンがいて、唯一、彼はリングの上でのみ、
自分を取り戻す事が出来ます。
「人生は過酷である、ゆえに美しい。」
この映画のキャッチフレーズですが、
見事にこの映画を表現しています。
私はこの映画を観終わった後、
自問自答をせずにはいられませんでした。
自分はたとえ唯一でも、ランディーのように
輝けるリングがあるだろうか?・・・と。
この映画、ベネチア映画祭、ゴールデングローブ賞等
数々の映画賞の受賞や、アカデミー賞主演男優賞に
ノミネートされた、主演ミッキー・ロークの完全復活
などにより、日本上陸前から話題になっていました。
しかし全米大ヒットにもかかわらず、Rー15制限からか、
一般受けしないからか、残念ながら日本での上映館は少なく、
(少ない上映館の中、異例のヒットを記録しているそうです)
6月から各地で公開をしていたのですが、昨晩、岡崎市の
映画館でやっと観る事が出来ました
ストーリー自体はシンプルで低予算の映画ですが、
深く、味わい深い愛すべき作品です。
ただひとつだけ・・・気が弱い方や女性の方は、
ハードなシーンがありますので心して観てくださいね
解説です→
自らの生き様を貫き通す中年プロレスラー役が
ミッキー・ロークのはまり役となり、数々の映画賞に輝いた
エネルギッシュで感動的な人間ドラマ。
栄光の光と影、落ちてもなお失わない尊厳を体現する
ミッキー・ロークの名演に、大きく心を揺さぶられる。
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、
ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用
のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。
家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディにも振られ、
孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる
決意をする。(以上シネマトゥデイより)
80年代に栄光を極め、今は落ちぶれたプロレスラーを
ミッキー・ロークが渾身の熱演。
プロレスラーの肉体をつくり、自らの身体を傷つけ、
違和感のない激しいプロレスをシーンを演じる為には、
相当の覚悟が必要だったと思います。
場末のプロレスラーの悲哀を漂わせる熱演は、
同じく80年代に隆盛を極めた本人と重なり、
“ランディー・ラム・ロビンソン”という、
プロレスのリングでしか自分を輝かせる事が出来ない、
不器用な男が、本当にそこに存在するような、
リアリティーを感じます。
またこの映画ではプロレスの衰退した現状と裏側、
仕組みや肉体を酷使する薬漬けのレスラー達、
そして何よりもお金にならないのに、
ファンが喜ぶのなら肉体を傷つける事を厭わない、
純粋にプロレスを愛するプロフェッショナル達の素顔。
そのレスラー達の友情と度量の大きさ。
繊細なモンスター達が生息する場末の楽園を、
余すところ無く伝えてくれます。
ランディーは観ている方がもどかしくなるほど、
プロレス以外は何も出来ない、不器用な男ですが、
落ちぶれたとはいえ、彼にはまだまだ多くの根強い
ファンがいて、唯一、彼はリングの上でのみ、
自分を取り戻す事が出来ます。
「人生は過酷である、ゆえに美しい。」
この映画のキャッチフレーズですが、
見事にこの映画を表現しています。
私はこの映画を観終わった後、
自問自答をせずにはいられませんでした。
自分はたとえ唯一でも、ランディーのように
輝けるリングがあるだろうか?・・・と。