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愛知県西尾市で市街化調整区域の許認可、相続を主な業務とする行政書士事務所と
不動産会社を経営しています。

住宅ローンは元金均等返済で!

2010年02月08日 | 仕事
住宅ローンの返済方法には、代表的なものとして
「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つの方法があります。
そのメリット・デメリットは以下の通りです。

それぞれに次のような特徴がありますので返済終了
までを見据えた収入・支出の見込みや定年退職の時期
などを考慮して返済方法や返済期間を選びましょう。



1.元利均等返済とは?

毎月の返済額(元金+利息)が一定金額となる方法で、
金利が同じ間は月々の返済額が変わりません。

この返済方法は、元金均等返済と比較すると融資残高の
減り方が遅く、利息の総支払額は多くなりますが、
毎月の返済額が一定なので返済計画がたてやすく、
元金均等返済に比べ返済開始当初の返済負担を軽減できます。






2.元金均等返済とは?

毎月返済する元金が一定で、残元金に対しての月毎の
利息を上乗せして支払う返済方法です。
毎月の返済額(元金+利息)は、当初は多くなりますが、
後になるほど少なくなっていきます。

この返済方法は、元利均等返済と比較すると、
融資残高はより早く減少するため将来の返済負担が
軽減され、また、利息の総支払額も少なくてすむため、
現在の収入に余裕がある方に利用をお勧めします。




(以上住宅金融支援機構HPより抜粋)



返済方法の選択は非常に重要なことでありながら、
余り考慮されていないのが現状のようです。

民間住宅ローンでは元金均等返済方式の採用が
少ないこともあり、ほとんどの住宅ローン利用者は
元利均等返済を利用しており、元金均等返済を選択
する利用者はごく僅かです。

多くの銀行は元利金均等返済方式だけの取扱が多く、
元金均等返済方式はあまり一般的ではありませんが、
これから住宅ローンを組まれる方には、是非、
元金均等返済の効果の大きさを理解し、
選択される事を(声を大にして!)お勧めします。


経済が右肩上がり、年功序列で所得の上昇が期待できた
安定した時代ならともかく、昨今は社会情勢の悪化から、
安定したライフプランが立てにくい厳しい時代です。

元金均等返済を選択した場合、一般的なローン利用者
であれば、住宅購入初期の子どもの養育費、教育費等が
まだ余り負担にならない時期に、多くの元金を返済して、
ローン残高を早めに減らすことができます。

子どもが成長し、養育費、教育費等の負担が増える時期
には毎月の返済額が減少する為、住宅ローンの負担は
軽くなります。

以上の事から、元金均等返済は毎月繰り上げ返済を
するのと同様の効果があり、当然、総支払額は少なく、
元利均等返済と比較して、現状の先行き不安な時代に、
より即した返済方法である事は明らかです。

今後、住宅ローンを利用される方は、目先の返済だけ
ではなく、将来のライフプランまでキッチリと見据えた
うえで、元金均等返済方式の選択をお勧めします。

もちろん私も、住宅ローンは元金均等返済を選択しました 


*利用する銀行で元金均等返済を取り扱っていない場合、
フラット35や機構融資であれば利用可能です。

詳細は住宅金融支援機構HPで
→http://www.jhf.go.jp/jumap/index.html


<参考:月刊不動産フォーラム21 2010.2 金融Q&A>




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