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ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子さん提供曲のセルフカバー 2

2025年05月12日 | 西島三重子

西島三重子さんのアルバムで、セルフカバーが中心となったアルバムが3枚あります。『記憶の時間』、『あの頃のこと』、そして『十三夜』です。

『記憶の時間』は1982年11月21日発売の2枚組ライブアルバムでした。

アルバムのクレジットには、「Recorded at :Ruido and Egg-Man,Tokyo 1982」と記されています。

この内、提供曲が収録されたのは2枚組の1枚目で、全10曲をセルフカバーしています。

A-1 うぬぼれワルツ  for 木の実ナナ
A-2 セザンヌの絵  for 高見知佳
A-3 てがみ  for 日吉ミミ
A-4 流されて  for 園まり
A-5 折り返し悲しみ行き  for 小柳ルミ子
B-1 悲しみよこんにちは  for アグネス・チャン
B-2 面影ジプシー  for 結城しのぶ
B-3 夜桜見物  for 結城しのぶ
B-4 一枚の絵  for 桜田淳子
B-5 Mr.レイン  for 高見知佳

「うぬぼれワルツ」 木の実ナナ

EP 「うぬぼれワルツ/遊びなれてる人みたいに」 1978.07.07 トリオ B-134

「セザンヌの絵」 高見知佳

EP 「セザンヌの絵/しのび逢い」 1979.11.1 コロンビア PK-177

「てがみ」 日吉ミミ

EP「てがみ/1/2」1979.11 ビクター SV-6659

「流されて」 園まり

EP 「流されて/出来ごころ」1978.8 ワーナー・パイオニア L-236E

「折り返し悲しみ行き」 小柳ルミ子

LP 『素顔のまま』 1978.11.25 SMS SM25-5001

「悲しみよこんにちは」 アグネス・チャン

LP 『ハッピ-・アゲイン』 1978.09 ワーナー・パイオニア L-10131W

「面影ジプシー」 結城しのぶ
「夜桜見物」 結城しのぶ

LP 『未知案内』 1980.1 ワーナー・パイオニア L-10163E

「一枚の絵」 桜田淳子

LP 『一枚の絵』 1979.06.01 ビクター SJX-20127

「Mr.レイン」 高見知佳

EP 「Mr.レイン/少しはわたしを好きでしたか」 1979.8.1 コロンビア PK-165

この初めてのライブ・アルバムで、多くの提供曲の中から選んだ10曲をセルフカバーしています。高見知佳への提供曲が2曲(「セザンヌの絵」「Mr.レイン」)、また結城しのぶへの提供曲も2曲(「面影ジプシー」「夜桜見物」)入っていることが注目されます。

西島三重子さん提供の代表曲、「うぬぼれワルツ」と「折り返し悲しみ行き」も選曲されています。

曲提供の時期は1978年と1979年が中心でした。西島三重子さんは1978年に『かもめより白い心で・・』、1979年は『水色の季節の風』、『シルエット』とアルバムを発表していた時代です。

年ごとの発表曲を見ると、自身のアルバムと提供曲を併せて、1978年が23曲、1979年が43曲で(西みつ調べ)、充実した時代であったことがわかります。

『記憶の時間』が発売された1982年は、テイチクに移籍して3枚目のアルバム『IMAGE』が発売になった年で、西島三重子さんは32歳になっています。アグネス・チャン「悲しみよこんにちは」、高見知佳「Mr.レイン」などの若々しい曲も違和感なくセルフカバーしています。

今回、改めて発売年を確認して、曲提供からセルフカバーまで3年ほどしか経っていないのに驚きました。

次回に続きます。

 

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西島三重子さん提供曲のセルフカバー

2025年05月08日 | 西島三重子

5月2日のライブで驚いた提供曲のセルフカバー、3曲を歌いました。

加奈崎芳太郎さん「王様たちの夜」、石川ひとみさん「あざやかな微笑」、桜田淳子さん「風の中のさよなら」です。この機会に、西島三重子さんの提供曲のセルフカバーを調べて見ました。

西島三重子さんの提供曲、カバー曲についてはファンページ『水色の季節の風』にまとめていますので、ご参照ください。なお、発売年月日等については、自分で調べたものなので間違っている場合もありますので、ご注意をお願いいたします。

最初に、提供曲をセルフカバーしたのではなく、提供と本人歌唱が同時進行していたと思われる曲が2曲あります。「朝顔(しののめぐさ)」と「面影通り」です。

「朝顔(しののめぐさ)」は小柳ルミ子さんへの最初の提供曲で、アルバム『風がはこぶものは・・・』に収録されています。

1977年5月25日 ワーナー・パイオニア L-10069R

「朝顔(しののめぐさ)」は西島三重子さんのセカンド・アルバム『さめないうちに・・・』にも収録されています。

1977年4月25日 ワーナー・パイオニア L-10071E

ほぼ同時期の録音と考えられますね。

「面影通り」は桃井かおりさんへの提供曲で、アルバム『FIVE KAORI MOMOI』に収録されています。

1981年7月5日 フィリップス 28PL-7

「面影通り」は西島三重子さんのアルバム『Bye-Bye』にも収録されています。

1981年1月25日 テイチク・コンチネンタル HL-2007

「面影通り」は、桃井かおりさんのアルバムより6か月ほど早く、西島三重子さんがアルバム『Bye-Bye』に収録しています。どちらがオリジナルということではなく、「提供曲&自らのアルバム収録」ということだと思います。なお、前ファンクラブ会報『イメージ通信』の提供曲の中には、桃井かおりさんへの提供曲として載っています。

以前のブログではこのように記したのですが、発売から6か月という時間はかなり長く、同時進行とは言えませんね。オリジナルは本人歌唱で、その曲を提供した、ということでしょうか。今となってはどんな経過があったのかわかりませんが、桃井かおりさんへの提供時に歌詞の一部が変わっていることも含めて、興味深いです。

西島三重子さんの最初の提供曲が五木ひろしさんへの「途中駅」でした。

1977年2月10日 ミノルフォン KA-1043

西島三重子さんのデビューは1975年9月25日で、アルバム『風車』、シングル「のんだくれ」が同時発売になっています。1976年に発売されたレコードは、『風車』からシングルカットされた「池上線」1枚で、4月25日の発売でした。

そして次に発売されたレコードが、1977年2月10日、五木ひろしさんの「途中駅」でした。かなり早い時期の提供です。「途中駅」の作詞は麻生香太郎さんでした。

シングル「途中駅」と同時にアルバムも発売されました。

1977年3月 ミノルフォン KC-9005

このアルバムには西島三重子さんの提供曲がもう一曲含まれています。「おまえと俺」です。

「おまえと俺」は、『風車』に収録されていた「ながさき」と同じ曲だと思います。

1975年9月25日 ワーナー・パイオニア L-8074E

「ながさきの」作詞は「池上線」と同じ佐藤順英さんで、「おまえと俺」の作詞は麻生香太郎さんです。まったく感じの違う曲になっています。

この曲も西島三重子さんのアルバム収録が先で、歌詞を変えて五木ひろしさんに提供した形だと思います。

もう1曲、単なるセルフカバーとは少し異なるケースとして、「流されて」があります。

「流されて」は園まりさんへの提供曲です。

1978年8月25日 ワーナー・パイオニア L-236E

西島三重子さんは「当初は自分が歌うというよりは、他の人に歌ってもらいたくて曲を書いていた」ということなので、歌手デビューしてすぐに曲提供が進んでいます。

1977年には五木ひろしさんに続いて、木の実ナナさん、相本久美子さん、梓みちよさんに曲を提供しています。

「流されて」が発売になった1978年は、サードアルバム『かもめより白い心で』が6月25日に発売になり、しばらく活動を休んでいた西島三重子さんの再出発となった年です。

提供曲も充実していました。7月7日に木の実ナナさん「うぬぼれワルツ」、8月25日に園まりさん「流されて」、9月25日にアグネスチャン「悲しみよこんにちは」、11月25日に小柳ルミ子さん「折り返し悲しみ行き」と名曲が並んでいます。

「流されて」に戻ると、この曲は西島三重子さんも気に入っていたようで、ライブの音源が残っています。

1982年発売のライブアルバム『記憶の時間』でセルフカバー

1982年11月21日 テイチク・コンチネンタル HR-2~3

1986年には6曲入りミニアルバム『寝物語』が発売になり、「流されて」が収録されました。

1986年6月4日 東芝EMI ETP-6
 
このアルバムからシングルカットされたのが「流されて」でした。
 
 
1986年6月25日 東芝EMI ETP-17874
 
園まりさんへの曲提供から8年が経過しています。セルフカバーというよりは自分の曲として歌うようになったということでしょうか。1988年には、第一家庭電器の創立30周年記念盤LP『MIEKO NISHIJIMA LIVE』でも歌っています。
 
次回に続きます。

 

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西島三重子さんデビュー50周年

2025年05月06日 | 西島三重子

西島三重子さんのデビューは1975年9月25日でした。アルバム『風車』とシングル「のんだくれ」で歌手デビューです。今年2025年9月25日でデビュー50周年となります。

前回のブログで、40周年記念盤として「池上線ふたたび/池上線」を紹介しました。その頃のブログを確認していて、もう一枚記念盤があったことを思い出しました。

ワーナー・ミュージックから発売された『オールタイム・ベスト』です。

デビュー記念日の9月25日には、南青山マンダラでライブが開催されました。

このベストアルバムは、このデビュー記念日に購入し、サインをいただきました。

40周年の最後を飾るのは、大田区民プラザ大ホールで開催された「西島三重子 デビュー40周年記念コンサート」でした。

コンサート会場には2枚目のアルバム『さめないうちに・・・・』のジャケットに登場するスープカップが飾られていました。

40周年記念CDジャケットは、『さめないうちに・・・・』撮影の時の写真ですね。

今年の50周年は西島三重子さんの体調もあり、無理はできないと思います。8月に予定されているバースデイコンサートにも「デビュー50周年」の冠を付けていただきたいですね。

 

ファンサイト『水色の季節の風』更新しました。

水色の季節の風

 

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西島三重子さんの『Live 2025』

2025年05月04日 | 西島三重子

5月2日(金)、西島三重子さんの『Live 2025』、あいにくの雨です。10時過ぎの特急で銚子を出たときは、まだそれほど降ってはいませんでしたが、東京は大雨でした。

東京駅で昼食をとり、時間を見計らって地下鉄外苑前駅へ。雨の中、南青山マンダラまで歩くのは辛いです。気分が滅入ります。

傘を差しながらの撮影です。

2時15分に開場、整理番号は2番なので安心していつもの席に座りました。

3時過ぎに客電が落ちて西島三重子さんと平野融さんが登場です。

オープニングナンバーは「永遠の少年たち」。初出はアルバム『夢のあとさき』(2002年3月21日 メディアリング)でした。マキシシングル『おひさまのたね』(2004年6月23日 キングレコード)にも収録されています。

1曲目が終わった後に、昨年の交通事故の話がありました。驚きました。「接触事故」と聞いていたので、それほどたいしたことはなかったのかと思っていました。実際は自転車に乗っていて、側面から来た車との衝突事故でした。2メートルほど飛ばされ、ドクターヘリで運ばれたとのこと。

大事に至らなかったのは運が良かったとしか言えません。クリスマスライブが中止になり、皆さんに迷惑をかけたので8月のバースデーライブまで待てないと考え、今回のライブになったとのこと。

今日のライブを迎えることができて本当に良かったです。雨の日の憂鬱など完全に吹き飛びました。

2曲目からはリクエストに応えての選曲でした。

「王様たちの夜」、加奈崎芳太郎さんへの提供曲です。

西島三重子さんのセルフカバーを集めたアルバム『あの頃のこと・・・』(2002年2月2日 メディアリング)に収録されています。

「私の3rdアルバム『かもめより白い心で・・・』の制作スタッフに参加してくれたフォークデュオ『古井戸』のボーカル、加奈崎芳太郎氏がソロ・アルバム『愛がもしすべてなら・・・』を製作した時に書かせて頂いた曲です。今回、このレコーディングに駆けつけてくれたカナヤンは、嬉しくなるくらいカッコ良く年を重ねて、益々気骨あるところを見せてくれました。」

加奈崎芳太郎さんは「バースデイライブ2019」にゲスト出演されていました。西島さんとの縁は深いですね。

3曲目は「いそしぎ」、5枚目のアルバム『シルエット』からの選曲です。

4曲目が石川ひとみさんへの提供曲「あざやかな微笑」でした。

この選曲が今日のライブでいちばんの驚きでした。

石川ひとみさんは、提供曲6曲(「フェミニン」「あざやかな微笑」「サンシャイン・モーニング」「他人どうし」「あなたの天使」「にわか雨」)、カバー曲が1曲(「冬のかもめ」)と最も多く西島三重子さんの曲を歌っている歌手の一人です。また曲の提供の期間も、1978年から1983年までと長期間にわたっています。

「あざやかな微笑」はアルバム『ひとりぼっちのサーカス』への収録のほか、ベストアルバムにも収録されています。

石川ひとみさんへの提供曲は、これまでのセルフカバーのアルバムにも収録されていないし、ライブでも聴いた記憶はありません。

5曲目が「メイン・テーマ」、セカンドアルバム『さめないうちに・・・』からの選曲です。

6曲目が「ラブ・ソング」、アルバム『シルエット』収録で、「千登勢橋」とのカップリングでシングル化されました。『クイズ列車出発進行』のエンディングテーマで、よく知られている曲です。

アルバム『十三夜』で「ラブ・ソング」もセルフカバーされています。

7曲目が「シャドウ」。西島三重子さんのライブではおなじみの曲です。東芝EMI時代のアルバム『SHADOW』収録で、『十三夜』でセルフカバーされています。

8曲目、第一部最後の曲が「おひさまのたね」でした。約30分の休憩をはさんで第二部の開演です。

9曲目、第二部最初の曲が「Again」でした。テイチク・コンチネンタル時代のアルバム『SOFT-I』収録です。

伴奏が平野融さんのギターのみでは難しいと考え、これまでは選曲しなかったが、平野さんはどんな無茶ぶりにも応えてくれるので、歌うことができたとのこと。

10曲目が桜田淳子さんへの提供曲「風の中のさよなら」でした。これが2番目の驚きです。

桜田淳子さんの14枚目のアルバム『一枚の絵』への提供曲が、「一枚の絵」と「風の中のさよなら」の2曲でした。

「一枚の絵」はライブアルバム『記憶の時間』でセルフカバーしています。

『一枚の絵』は紙ジャケットでCD化されています。

桜田淳子ロングインタビュー掲載です。

「一枚の絵」は西島三重子さんのライブで歌われることもあったんですが、「風の中のさよなら」のセルフカバーを聴いたのは初めてでした。セルフカバーアルバム未収録の提供曲を集めて一枚のアルバムが制作できますね。

11曲目は「わたしはどこへ行くの?」、アルバム『つまんないものよ、私の心』収録です。

12曲目が「池上線」でした。ファーストアルバム『風車』収録です。

そして13曲目が「池上線ふたたび」、私のリクエストです。

14曲目がこれも驚きの新曲でした。「ムーン・リバー」

交通事故を経験して、「やれるうちにやる」という心境になり、新曲も歌えるときに歌うとのこと。これはうれしいですね。

15曲目が「Bon Courage」、16曲目、第二部のラストナンバーが「サイレント・デイズ」でした。

アンコールが「星屑のララバイ」。これも最近の定番ですね。この日はもう1曲アンコールがあり、ラストナンバーとなったのが、「One O'clock Rhapsody」でした。テイチク・コンチネンタル移籍後の最初のアルバム『BYE- BYE』のラストナンバーです。

平野融さんの終奏が続く中で西島三重子さんがステージを去るという印象的な終わり方でした。

「Bon Courage」と「星屑のララバイ」はアルバム『Bon Courage』収録です。デビュー30周年記念盤でした。

リクエストに応えていただいた記念に、購入のCDは「池上線ふたたび/池上線」にしました。

このCDの発売日が2015年9月16日で、「40周年記念盤」でした。

そして、今年2025年9月25日でデビュー50周年となります。新曲「ムーン・リバー」も発表になりました。今年中にはぜひ50周年記念アルバムの発売をお願いしたいですね。

プレゼントにいただいたポストカード2枚です。

また、今年のバースデーライブも発表になりました。

『Live 2025』のセットリストです。

 第一部
1.永遠の少年たち(『夢のあとさき』)
2.王様たちの夜(for.加奈崎芳太郎、『あの頃のこと』)
3.いそしぎ(『シルエット』)
4.あざやかな微笑(for.石川ひとみ)
5.メイン・テーマ(『さめないうちに・・・』)
6.ラブ・ソング(『シルエット』)
7.シャドウ(『SHADOW』)
8.おひさまのたね(『夢のあとさき』)
 第二部
9.Again(『SOFT-I』)
10.風の中のさよなら(for.桜田淳子)
11.わたしはどこへいくの?(『つまんないものよ、私の心』)
12.池上線(『風車』)
13.池上線ふたたび(「池上線ふたたび/池上線」)
14.ムーン・リバー(新曲)
15.Bon Courage(『Bon Courage』)
16.サイレント・デイズ(「おひさまのたね/サイレント・デイズ」)
 アンコール
17.星屑のララバイ(『Bon Courage』)
18.One O'clock Rhapsody(『BYE- BYE』)

 

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西島三重子さん『Live 2025』

2025年05月02日 | 西島三重子

5月2日(金)、西島三重子さんの『Live 2025』に行ってきました。

大雨でしたが、何とか参加することができました。

昨年8月17日開催の「Birthday Live 2024」が、台風の影響で特急しおさいが運休になったため参加できなかったので、心配していました。

今日のライブでは、桜田淳子さんへの提供曲「風の中のさよなら」のセルフカバーを、初めて聴くことができました。桜田淳子さんへの提供曲「一枚の絵」はこれまでにもセルフカバーしていますが、「風の中のさよなら」もすばらしいのに、と思っていたのでうれしかったです。

帰りも大雨で、特急しおさいも大幅に遅れましたが、無事に家までたどり着けました。

ライブの詳しい報告は次回のブログで行います。

 

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