5月2日(金)、西島三重子さんの『Live 2025』、あいにくの雨です。10時過ぎの特急で銚子を出たときは、まだそれほど降ってはいませんでしたが、東京は大雨でした。
東京駅で昼食をとり、時間を見計らって地下鉄外苑前駅へ。雨の中、南青山マンダラまで歩くのは辛いです。気分が滅入ります。

傘を差しながらの撮影です。

2時15分に開場、整理番号は2番なので安心していつもの席に座りました。

3時過ぎに客電が落ちて西島三重子さんと平野融さんが登場です。
オープニングナンバーは「永遠の少年たち」。初出はアルバム『夢のあとさき』(2002年3月21日 メディアリング)でした。マキシシングル『おひさまのたね』(2004年6月23日 キングレコード)にも収録されています。

1曲目が終わった後に、昨年の交通事故の話がありました。驚きました。「接触事故」と聞いていたので、それほどたいしたことはなかったのかと思っていました。実際は自転車に乗っていて、側面から来た車との衝突事故でした。2メートルほど飛ばされ、ドクターヘリで運ばれたとのこと。
大事に至らなかったのは運が良かったとしか言えません。クリスマスライブが中止になり、皆さんに迷惑をかけたので8月のバースデーライブまで待てないと考え、今回のライブになったとのこと。
今日のライブを迎えることができて本当に良かったです。雨の日の憂鬱など完全に吹き飛びました。
2曲目からはリクエストに応えての選曲でした。
「王様たちの夜」、加奈崎芳太郎さんへの提供曲です。


西島三重子さんのセルフカバーを集めたアルバム『あの頃のこと・・・』(2002年2月2日 メディアリング)に収録されています。

「私の3rdアルバム『かもめより白い心で・・・』の制作スタッフに参加してくれたフォークデュオ『古井戸』のボーカル、加奈崎芳太郎氏がソロ・アルバム『愛がもしすべてなら・・・』を製作した時に書かせて頂いた曲です。今回、このレコーディングに駆けつけてくれたカナヤンは、嬉しくなるくらいカッコ良く年を重ねて、益々気骨あるところを見せてくれました。」
加奈崎芳太郎さんは「バースデイライブ2019」にゲスト出演されていました。西島さんとの縁は深いですね。
3曲目は「いそしぎ」、5枚目のアルバム『シルエット』からの選曲です。

4曲目が石川ひとみさんへの提供曲「あざやかな微笑」でした。

この選曲が今日のライブでいちばんの驚きでした。
石川ひとみさんは、提供曲6曲(「フェミニン」「あざやかな微笑」「サンシャイン・モーニング」「他人どうし」「あなたの天使」「にわか雨」)、カバー曲が1曲(「冬のかもめ」)と最も多く西島三重子さんの曲を歌っている歌手の一人です。また曲の提供の期間も、1978年から1983年までと長期間にわたっています。
「あざやかな微笑」はアルバム『ひとりぼっちのサーカス』への収録のほか、ベストアルバムにも収録されています。





石川ひとみさんへの提供曲は、これまでのセルフカバーのアルバムにも収録されていないし、ライブでも聴いた記憶はありません。
5曲目が「メイン・テーマ」、セカンドアルバム『さめないうちに・・・』からの選曲です。

6曲目が「ラブ・ソング」、アルバム『シルエット』収録で、「千登勢橋」とのカップリングでシングル化されました。『クイズ列車出発進行』のエンディングテーマで、よく知られている曲です。
アルバム『十三夜』で「ラブ・ソング」もセルフカバーされています。

7曲目が「シャドウ」。西島三重子さんのライブではおなじみの曲です。東芝EMI時代のアルバム『SHADOW』収録で、『十三夜』でセルフカバーされています。
8曲目、第一部最後の曲が「おひさまのたね」でした。約30分の休憩をはさんで第二部の開演です。
9曲目、第二部最初の曲が「Again」でした。テイチク・コンチネンタル時代のアルバム『SOFT-I』収録です。

伴奏が平野融さんのギターのみでは難しいと考え、これまでは選曲しなかったが、平野さんはどんな無茶ぶりにも応えてくれるので、歌うことができたとのこと。
10曲目が桜田淳子さんへの提供曲「風の中のさよなら」でした。これが2番目の驚きです。

桜田淳子さんの14枚目のアルバム『一枚の絵』への提供曲が、「一枚の絵」と「風の中のさよなら」の2曲でした。
「一枚の絵」はライブアルバム『記憶の時間』でセルフカバーしています。

『一枚の絵』は紙ジャケットでCD化されています。

桜田淳子ロングインタビュー掲載です。


「一枚の絵」は西島三重子さんのライブで歌われることもあったんですが、「風の中のさよなら」のセルフカバーを聴いたのは初めてでした。セルフカバーアルバム未収録の提供曲を集めて一枚のアルバムが制作できますね。
11曲目は「わたしはどこへ行くの?」、アルバム『つまんないものよ、私の心』収録です。

12曲目が「池上線」でした。ファーストアルバム『風車』収録です。


そして13曲目が「池上線ふたたび」、私のリクエストです。

14曲目がこれも驚きの新曲でした。「ムーン・リバー」
交通事故を経験して、「やれるうちにやる」という心境になり、新曲も歌えるときに歌うとのこと。これはうれしいですね。
15曲目が「Bon Courage」、16曲目、第二部のラストナンバーが「サイレント・デイズ」でした。
アンコールが「星屑のララバイ」。これも最近の定番ですね。この日はもう1曲アンコールがあり、ラストナンバーとなったのが、「One O'clock Rhapsody」でした。テイチク・コンチネンタル移籍後の最初のアルバム『BYE- BYE』のラストナンバーです。


平野融さんの終奏が続く中で西島三重子さんがステージを去るという印象的な終わり方でした。
「Bon Courage」と「星屑のララバイ」はアルバム『Bon Courage』収録です。デビュー30周年記念盤でした。

リクエストに応えていただいた記念に、購入のCDは「池上線ふたたび/池上線」にしました。


このCDの発売日が2015年9月16日で、「40周年記念盤」でした。

そして、今年2025年9月25日でデビュー50周年となります。新曲「ムーン・リバー」も発表になりました。今年中にはぜひ50周年記念アルバムの発売をお願いしたいですね。
プレゼントにいただいたポストカード2枚です。

また、今年のバースデーライブも発表になりました。

『Live 2025』のセットリストです。
第一部
1.永遠の少年たち(『夢のあとさき』)
2.王様たちの夜(for.加奈崎芳太郎、『あの頃のこと』)
3.いそしぎ(『シルエット』)
4.あざやかな微笑(for.石川ひとみ)
5.メイン・テーマ(『さめないうちに・・・』)
6.ラブ・ソング(『シルエット』)
7.シャドウ(『SHADOW』)
8.おひさまのたね(『夢のあとさき』)
第二部
9.Again(『SOFT-I』)
10.風の中のさよなら(for.桜田淳子)
11.わたしはどこへいくの?(『つまんないものよ、私の心』)
12.池上線(『風車』)
13.池上線ふたたび(「池上線ふたたび/池上線」)
14.ムーン・リバー(新曲)
15.Bon Courage(『Bon Courage』)
16.サイレント・デイズ(「おひさまのたね/サイレント・デイズ」)
アンコール
17.星屑のララバイ(『Bon Courage』)
18.One O'clock Rhapsody(『BYE- BYE』)