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マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

プログラム参加者が参加条件の1つとして開設する定期預金口座は移管できない、というお知らせを解説する

2014年06月29日 | 規定・条件及びその解説

マレーシアマイセカンドホーム公式サイトに、2014年6月25日付けでお知らせが掲示されました。いつもながらのいささかおかしな英語ですが、その趣旨は分かります。意味を取って訳しておきます。

【定期預金口座の移管を禁止する】

Malaysia My Second Home (MM2H) Centre から次のことをお知らせします:
マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者が、2014年7月1日以降、プログラム用として識別されている定期預金口座を移管することは認められません。
以上

このお知らせが出される根拠として、これまでマレーシアマイセカンドホーム当局は次のような規定を掲載していたことです:
マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者は、その定期預金を(最初に)預けた銀行からマレーシア国内の他の銀行へ移管することが認められています。
以上

【定期預金口座に関する条件と規定の説明】

なぜこのようなお知らせが掲載されたかは興味あるところですが、その前にプログラム参加条件の中で、定期預金に関係する規定をおさらいしておきましょう(これは既に当ブログで複数の記事に渡って詳細に説明していることです)。

50歳以上の者の承認に際しては:
次のどちらかを選択できる。
・マレーシアにある銀行に定期預金口座を開設して RM 15万を預ける、
または
・政府認定の年金額が毎月 RM 1万あることを証明する

定期預金の基準を満たしたプログラム参加者は、定期預金を預けた後1年を過ぎれば、マレーシアの住宅購入、またはマレーシアにおける子供の教育、または医療費 用に認められる支出として、最大 RM 5万まで引き出すことができます。
(その場合でも)定期預金開設後2年目以降及びこのプログラムに参加してマレーシアに滞在している間中は、定期預金口座に最低 RM 10万の額を維持しなければならない

50歳未満の者承認に際しては: 
・マレーシアにある銀行に定期預金口座を開設して RM 30万を預ける。

このプログラム参加者は、定期預金を預けた後1年を過ぎれば、マレーシアの住宅購入、またはマレーシアにおける子供の教育、または医療費用に認められる支出として、最大 RM 15万まで引き出すことができます。
(その場合でも)定期預金開設後2年目以降及びこのプログラムに参加してマレーシアに滞在している間中は、定期預金口座に最低 RM 15万の額を維持しなければならない。

問答集
質問:いつになったら自分の定期預金を引き出せますか?
答え:プログラムに参加後1年経ちますと、次のような許された支出目的であれば参加者は自分の定期預金を引き出すことができます:住宅の購入、子供のマレーシアにおける教育費、医療費、
または
マレーシアマイセカンドホームセンターでこのプログラムから退出する意向を観光省に伝えてから、マレーシア滞在を終えるとき。
参加者は、観光省の事前承認を得ることで医療目的などのような緊急の場合に定期預金の一部を引き出すことを申請することができます。
以上

定期預金に関する定めの文言自体は、読者の皆さんもよくお分かりになりますよね。
なおこの文面からだけでは明らかでない諸点は、ご覧になっている画面左側にある 「規定・条件及びその解説」カテゴリーをクリックしてご覧ください。

【定期預金口座から引き出す際の規定】

ところで公式サイトには次のような規定も載っています(2014年4月23日付け)

定期預金を引き出すために必要な書類:
1.定期預金口座から引き出す意向を述べた書状

2.マレーシアマイセカンドホームパスのコピー

3.パスポートの表紙のコピー

4.定期預金(口座)を証明するもののコピー
Intraasia注:要するに口座証書のコピーということですね

・購入する住宅不動産への支払いを証明するもののコピー(不動産売買契約書の全ページ及び領収書を提出)
・自動車購入を証明するもののコピー(所有者名が載った自動車登記証、及び領収証を提出)
・子供の教育に関する支払いを証明するもののコピー(領収書を提出)
・医療費の支払いを証明するもののコピー(領収書を提出)
  Intraasia注:例によって不明瞭な記述なので、領収書もコピーでいいのかどうかはわかりません。まあ、念のために領収書自体も持参すればいいことです。

5.マレーシアマイセカンドホーム当局が発行した、プログラム参加を認める条件付き承認状

次のことをお知らせします:
・引出しは返済を基準にして行い、その金額は支払う金額に基づくこと
Intraasia 注:原文の英語自体が奇妙で且つ不明瞭なことから、意味がよくわからない。引き出せるのは実際に支払う金額だけであるということを言いたいのであろう。しかしながら返済・償還(reimbursement)という単語が使われている、定期預金から一時的に引き出すのでそれを返済するという意味なのであろうか。下記の”注の続き”をご覧ください。

・引出せるのはプログラムに参加して1年経ってからです、具体的にはパスポートに貼られたマレーシアマイセカンドホーム社会訪問パスの日付が基になる

・定期預金で発生する利子の引出しを申請する場合は、(上記で言及した)意図を示す書状内にその旨を明記すること
Intraasia 注:一般にマレーシアの銀行では、定期預金の開設の際、(1年、2年など)自動更新の期日が来た時、利子を元金に組み入れるのか、それとも利子を受け取るのかの選択ができるようになっている。(必ずこの選択ができるとの断定まではしません)

*申請を受けて処理し承認に要する日にちは、申請を提出した日付から3労働日です。(書類が全て完備していることが条件です)

Intraasia 注の続き:定期預金を期間中に解約して別の金額で預け直すのではなく、一時的にある金額を借りる形で引き出す方式にしなさい、だから返済・償還という単語が使われているのであろうか?
しかしながら2年目以降は、正当な支払い理由によって金額を引き出したら、”定期預金口座に最低 RM 10万の額を維持しなければならない”ということから、必然的に新たな金額で定期預金を契約し直すので、返済する必要はないことになる。

公式サイトのこの部分における原文は全く不明瞭というしかありません。結局こういう場合は、マレーシアマイセカンドホームセンターを訪れて、この奇妙な文章が言わんとした内容を尋ねるしか方法はないことになる。いつもながら、やれやれです。

【2014年9月下旬の追記】

2014年9月下旬に Putrajayaのマレーシアマイセカンドホームセンターを訪れて担当職員に会い、ここで(当記事で)指摘したようなことを含めて、公式サイトにいくつもある不明瞭な文章や疑問点を尋ねました(会話は主としてマレーシア語です)。なお担当職員とはセンターの窓口で書類受付をしている女性たちのことではありません。

定期預金に関しては、応対してくれた職員が定期預金事項が担当だという別の職員を呼んでくれたので、その職員に疑問点を尋ねました。

イントラアジアが例を上げた、「参加者が1年後にRM 3万を定期預金から引き出したとする、その残額はRM 12万なので義務最低額RM 10万を上回っている、よって返済する必要はない」ということにその職員は同意しながらも、返済・償還(reimbursement)という単語が使われているおかしさを認めようとしませんでした。

この理由は2つあるでしょう:マレーシアマイセカンドホームサイトの制作は別部門で行われていることからその職員がサイトの記述内容に責任を持つ立場ではないこと、及び自分に責任がないからと、論理の通らない言い訳を押し通す態度。

当ブログで以前から指摘しているように、マレーシアマイセカンドホーム公式サイトにはおかしな表現と稚拙な英語記述がしばしば見られます。しかしこれまで(この数年)応対してくれた複数の職員はいずれもサイトの制作には全く関与していません。
従って、この定期預金に関する説明部分についても、イントラアジアが疑問を正した、おかしな点を指摘したことが、今後公式サイトの文面に反映されるとの保証は全くないであろうことを感じます。

【イントラアジアのコメント】

そもそもマレーシアマイセカンドホーム当局は、なぜ定期預金口座の移管を認めていたのであろうか?

プログラム申請時に申請者の好みの銀行に定期預金口座を開設して預ける。マレーシアマイセカンドホーム用の口座なので、預金者が随意に解約できない定めになっているはずです。その預けた口座を後日になって他行へ移すということは、解約してまた別の銀行または別の支店で契約し直すという手続きになる。

マレーシアマイセカンドホーム参加者は期間10年の社会訪問パスを受領する。毎年定期預金口座の残高をマレーシアマイセカンドホームセンターに報告するわけではない。10年後にプログラムを更新して参加を続行する際には定期預金口座とその額を証明する必要はある。

口座を移管する際は、元の口座を先に解約する、その後に移管先で契約し直す。別の銀行(別の支店)に先に口座を開設してから、元の銀行で解約するわけではない、仮にそうなら手元資金が倍必要になってしまう。

マレーシアマイセカンドホームセンターが参加者のこういった一連の行為を全て監視しているとは思えない。さらに各銀行が、参加者がその銀行に開設している定期預金口座に関してマレーシアマイセカンドホームセンターに毎年定期報告している、といったことはありえない。
要するに、口座移管を認めることは、不正行為が発生する可能性が生まれる芽を作っているといえそうです。

【2014年9月下旬の追記】

この点に関しては、上記の定期預金関連が担当だという職員はイントラアジアの指摘に大体同意していました:要するに、定期預金口座を移管する過程で勝手に引き出したりまたは解約したままで再預けしない、プログラム参加者のいわば不正行為をプログラム当局が監視することは難しい。


勉学するために申請する(Apply to Study)

2014年06月10日 | プログラムに関わる事柄の説明

【はじめに】

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を申請する人たちにおいて、60歳前後の世代に比べて、それより多少若い世代の中には、子供をマレーシアの高等教育機関で学ばせようという人たちが少なからずいるとのことです(マレーシアマイセカンドホーム当局係官から聞き取った話に基づく)。ただしこれは特定国からの参加者に限られることは容易に推定できます。例えば英国からの参加者にはまず考えられないが、中国からの参加者にはいるそうです。

この傾向が日本人参加希望者にどの程度及んでいるのだろうか? 公表された統計が全くないため具体的な数字ではわかりませんが、以前に比べて日本人参加者の中にもいくらかこの傾向が現れているかのように思えます。

以下ここで言及する高等教育機関とは、全てマレーシアにある私立カレッジ・大学のことです、他国のそれではない。

【公式サイトの説明は不明瞭で不十分】

当ブログでこれまでにも度々書きました(指摘した)ように、マレーシアマイセカンドホーム公式サイトの文章には、不十分で不明瞭な記述、及び英語自体の稚拙さと間違いと誤用が目立ちます。今回の項目 ”Apply to Study”はその典型と言える。従って、できるだけ補ってまたは推量を加えて書きますが、それでも意味がよく取れない部分があることを、あらかじめおことわりしておきます。

さらに今回のこの項目のタイトル "Apply to Study"からして不適切です。勉学するのは、参加者の帯同する被扶養者としての子供であり、参加者自身ではない。ですから子供が高等教育機関で勉学するために申請するとでもタイトルを付けるべきです。


【申請のための必要条件】
公式サイトにおけるこの項目の最終更新は 2014年4月23日となっている

21歳未満の被扶養者が勉学するための許可 

A.マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加者は、21歳未満且つ未婚である子供をプログラムの定める扶養者として帯同して来ることができる。

Intraasia注:子供を帯同できる点は当ブログの初期の記事で説明したことです。
「被扶養家族である子供は18歳未満で未婚であること」というのが、プログラム初期からの条件でした。ところがいつ変更されたのか知りませんが、その後年齢が21歳未満になりました。それは公式サイトの2014年1月更新の規定ページにも記述されている。
なお、プログラムの定める被扶養者としてではなくても21歳未満の子供と一緒に住めるが、その場合子供は社会訪問パスによる最長3か月間しか滞在できない、ということになる。

B.高等教育機関(私立のカレッジと大学)はそこで学ぶ学生に学生パスを得ていることを要求することに留意してください。
従って、マレーシアマイセカンドホームプログラム下の被扶養者で高等教育機関に入学する者は、学生パスの取得を申請するためには(すでに得ている)マレーシアマイセカンドホームプログラム下での社会訪問パスを打ち切る必要がある、さらにこのプログラム下でマレーシアに滞在する間は保険を掛けていなければなりません。

Intraasia注:意味の不明瞭なお粗末な記述です。マレーシアマイセカンドホームプログラム下での被扶養者としての社会訪問パスを返却するのに、このプログラム下で保険を掛けていなければならない、なぜ? 
留学生として学生パスを取得する条件の1つに保険を掛けなければならないというのがある。恐らくこの条件のことを言及したいのであろう。

社会訪問パスと学生パスの2つを同時に保有することが認められないのは当然ですから、その点を説明したいのでしょう。マレーシアマイセカンドホームプログラムではパス(pass) という単語が頻繁に現れる、パスとは要するに滞在許可証のことです。
保険とは当然医療や事故を補償する保険のことを指すが、サイトの原文では単に保険とだけ書いてある。

C. 勉学する許可を得るための申請指針:

・(勉学許可を得る)申請者とプログラムの主たる参加者が申請の場に(一緒に)現れる必要がある。

・その申請者は18歳未満でなければならない。 (18歳を超える者は学生パスを申請する必要がある)
Intraasia注:この部分を普通に読むと意味がわからないことになる、悪文の典型です。
公式サイトは上段で ”21歳未満且つ未婚である子供をプログラムの定める扶養者として帯同して来ることができる”と書いているのに、ここでは”18歳未満”と書かれている。さらに”18歳を超える者は学生パスを申請する必要がある”という記述の意味はなんだろうか?

要するに、この一文を書いた人は、次のことを言いたいことだと思われる:
1.マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、参加者が被扶養者として連れて来ることができる子供は、21歳未満且つ未婚であるという条件がある。マレーシアの学制で初等中等教育を受ける年齢は18歳未満であるので、その場合は高等教育機関用の学生ビザは不要ということなのであろう。

2.高等教育を受ける最低年齢は18歳以上になるので、その場合は学生パスが必要ということを言いたいのであろう。

3.18歳を超えると記述されているが、それは間違いであり18歳以上のはずです(つまり英語の基本的な間違いです。 18 years old and above と書く必要がある)。

では18歳以上で高等教育機関へ進まない子供はどうなるのか? 規定からはそういう子供でもプログラムにおける被扶養者として認められる。なおその18歳以上の子供がどこかの会社に雇用されて雇用パスを取得すれば、もちろんマレーシアで働くことができることになる。

・承認状の複写及びプログラムの主たる参加者/スポンサーが書いた意図を示す書状
Intraasia注:承認状と書かれている、一体何の承認状かがわからない。一般に承認状と言えば、プログラム参加者に発行された条件付承認状のことだと思われるが、そうであればその表現をはっきりと書くべきである。それとも別の承認状?
意図を示す書状とは何の意図か? 恐らく子供が高等教育機関で勉学するのを認める意図ということなんでしょう。この文章を書いたは、読む人に規則を説明するという基本的思考が欠けている。

・全て記入した、学生の個人データ記入用の書式(Imigresen イミグレセン部門で入手できる)

・申請者のパスポートとその複写

・パスポートサイズの写真

・公立高等教育機関/私立高等教育機関または中等教育機関または幼稚園またはインターナショナルスクールが発行する入学を認める書状
Intraasia注:この場で急に公立高等教育機関という単語が出てきた、これまでは私立高等教育機関に入学する場合のことであったはずだが、なぜそれ以外の教育機関の名称が書かれているであろうか? さらに幼稚園があって初等教育機関が抜けている。幼稚園児が”勉学するために申請する”とはいかにも可笑しい。
一事が万事、この調子であり、不十分で、不明瞭で、奇妙な記述です。
追記:公式サイトの問答集から抜粋(2013年10月28日更新の日付あり)

  • 質問:幼稚園段階の子供が幼稚園に入園する場合、学生ビザが必要ですか?
  • 答え:小学校入学の年齢(7歳)に満たない子供は、学生ビザを申請する必要はありません。そういう子供に求められるのは Imigresen イミグレセンに入園の許可を申請することです。

・プログラムの主たる参加者のパスポートの複写

・教育省が発行する書状(インターナショナルスクールの場合は不要)

D. 処理するのには 7労働日が必要です。

【2014年9月下旬の追記】
2014年9月下旬に Putrajayaのマレーシアマイセカンドホームセンターを訪れて担当職員に会い、ここで(当記事で)指摘したようなことを含めて、公式サイトにいくつもある不明瞭な文章や疑問点を尋ねました(会話は主としてマレーシア語です)。なお担当職員とはセンターの窓口で書類受付をしている女性たちのことではありません。

その際上記で指摘した点の中から数点を選んで疑問を正しました。その結果、応対してくれたその担当者はイントラアジアの指摘にほぼ同意しましたが、それが直ちに公式サイトの記述訂正に結びつくかどうかは定かではありません。

なぜなら、マレーシアマイセカンドホームセンター内で職員はそれぞれ担当する職責が分かれており、その係官がこの記事内容に責任を持つ立場ではないこと、及びマレーシアマイセカンドホームサイトの製作は別部門で行われていることからです。

よってサイトに書かれた文章の不具合や細かな規定や条件の説明に対して、1人が全てに責任を持って答えてくれるような仕組みになっていないことが、これまでのマレーシアマイセカンドホームセンター訪問からも感じていました。もちろん観光省組織の高級官僚はサイト全体に責任持つ立場でしょうが、そういう高級官僚は訪問者に応対するようなことはしない。

【子供を私立カレッジと私立大学に入学させる】
公式サイトにおけるこの項目の最終更新は 2014年4月23日となっている

子供を私立カレッジと私立大学に入学させる方法についての案内は、ここに示した EMGS とそのサイトで提供しています:
Education Malaysia Global Services (EMGS)
Suite A-21-1, Level 21,
157, Hampshire Place Office,
1, Jalan Mayang Sari,
50450 Kuala Lumpur.
Malaysia.
Tel : +603-2180 0800
Fax : +603-2180 0700
Website : www.educationmalaysia.gov.my

Intraasia注:子供がマレーシアの高等教育機関で学ぶ場合、教育省が管轄官庁になるのは当然ですね。(外国人向けに)そのための情報提供と申請手続き・受付事務と審査を一手に担当するのが、上記の公的な機関 Education Malaysia Global Services (EMGS) だそうです。

当然ながら、入学を希望する高等教育機関への申請は個人が行うことであり、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局が関与することではありません。また Education Malaysia Global Services (EMGS)における手続きに際して、プログラム当局が関与するわけでもない。
従って、上記でも”子供を私立カレッジと私立大学に入学させる方法についての案内は、ここに示した EMGS とそのサイトで提供している”と書かれている。

【Intraasia のコメント】

ところで、マレーシアマイセカンドホーム当局の公式サイトのページには、肝心な点の説明が抜け落ちている。それを解説しましょう:

A. 子供はマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者の被扶養者として既にマレーシアに滞在している、または被扶養者としての許可が出ているのでこれから滞在する予定である。そういう子供が高等教育機関に入学を希望する場合、

B. 親は既にマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者であるが、プログラム当局から子供を特に被扶養者として認めてもらうつもりはない、または子供を被扶養者にしたいがまだそのことを申請していない。そういう状況にある子供が高等教育機関に入学を希望する場合、

この A.と B.のケースを比較した場合、A はどの程度 Bより手続きが軽減されるのであろうか?

仮に A と Bの場合にほとんどまたは全く手続などに違いがなければ、子供が高等教育機関へ進学するために、あらかじめプログラム参加者たる親の被扶養者にしておく必要はないことになる。
もちろん、子供がマレーシアで中等教育を受けているので子供は必然的に被扶養者である、という方は除きますよ。

子供をマレーシアの高等教育機関で学ばせたいという方は、是非上記の Education Malaysia Global Services のサイトをご覧ください。そのサイトには、マレーシアに留学するための条件、規定、申請手続きなどが細かに説明してある。

子供をマレーシアの高等教育機関で学ばせるためには、マレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの記述を読んだだけでは全く不十分であり且つ不明瞭な部分が多すぎます。
そこで EMGS のサイトにある”One-Stop Application”という部分をまず読んで概略を知っておくことをお勧めします。

なおその内容を理解するには、高度である必要はないがきちんとした英語力が必要です。当ブログの記事 『マレーシアで暮らすには World Englishes の英語力が必要です』 2013年08月24日付け( マレーシア生活の案内と知識カテゴリー)を参考にしてください。


マレーシアマイセカンドホームプログラムの2014年2か月間の新規参加者数を分析

2014年05月26日 | 参加者数の統計と解説

観光省翼下にあるマレーシアマイセカンドホームプログラム当局は最近、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められた2014年2か月間の新規参加者数と国別トップ10など及びこれまでの累計から成る、プログラム参加者数統計を発表しました

注記:当記事で用いる数字は全て、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホームプログラム当局または観光省がそれぞれの公式サイトで発表する公式統計からの出典です。
また当ブログで詳細に説明しているプログラム参加の条件と規則は、全てマレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの基準ページである英語ページまたはプログラム当局が発行している英語文書類またはマレーシアマイセカンドホームセンター職員による口頭説明を基にしています。他の言語による翻訳ページ、日本語の二次情報などは一切関知しません。

マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける2014年2か月間の特徴 

  • 日本人の参加者数は対前年同期比で 16%減少した。
  • 中国からの参加者数が全体の過半数を占めた。


【2014年1月から2月までの、マレーシアマイセカンドホームプログラムの新規参加者数】
新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことを言う。

A. 日本の新規参加者数 -月別統計
1月 49人、2月 52人、3月 人、4月 人、5月 人、6月 人
計:101人

参考までに過去2年間の新規参加者数を月別に示します(上半期のみ):
2013年:1月 78人、2月 42人、3月 59人、4月 59人、5月 48人、6月 47人
2012年:1月 42人、2月 83人、3月 99人、4月 49人、5月 47人、6月 69人、

従って2014年2か月間は、昨年同期間の合計 120人より19人少なく、減少率 16%である。下記に示した2014年2か月間の全世界の新規参加者は 60%増加しているので、日本は減少が目立つことになる。

B. 国別の2か月間の新規参加者数
1位:中国 358人、 2位:日本 101人、3位:バングラデシュ:58人、4位:英国 25人、 5位:韓国 22人、
6位:台湾 16人、7位:シンガポール 12人、8位以下は一桁人数です。

C. 世界中からの新規参加者数合計
世界各国からの 2014年2か月間の新規参加者数の合計 703人、 
比較として 2013年2か月間の合計は 438人。従って2014年は対前年同期比で 265人多く、60%も増加している。


【イントラアジアの分析とコメント】

あらかじめ、2014年3月20日付け記事 『改定:マレーシアマイセカンドホームプログラムの2013年の新規参加者数を分析 - 日本は 739人』に目を通されることをお勧めします。

1.日本の新規参加者数小計は、過去2年のそれと比べるとやや減少はしているが、1か月の人数が50人前後であることを見れば、過去2年の1か月平均参加者数に大体等しいとも言える。今後もこのペースで新規参加者が続いていくことを期待します。

2. 今年2か月間の合計人数を対前年同期と比べると、日本は 16%減となった。一方中国は実に 2.8倍弱と驚異的に増えている。2012年、2013年の年間順位は、中国が1位、日本が2位、バングラデシュが3位なので、順位傾向は変わっていないが、その中身は大いに変化している。

3. 世界各国からの新規参加者数合計が昨年同時期比で60%も増加したといっても、その中身は中国が上記のように2.8倍弱も増えたからです。中国1か国で世界中からの新規参加者数の 51%も占めている。

4. 2013年1年間の統計では中国が突出した1位であり、全体の36%も占める現象は際立つ、とイントラアジアは今年3月に掲載した記事の中で書いた。しかしもはや、中国からの新規参加者数は突出を超えてマレーシアマイセカンドホームプログラムを独占している。

中国だからということではなく、ある1か国からの参加者が全体の過半数を占めるという状況は、プログラムにとって不健康な状況であり、プログラムが持つ理念を逸脱させてしまっている。

中国からの新規参加者がこれほどまでに他国を圧倒している状況は、中国人申請者を扱うプログラム代理業者と中国人参加者を主対象として不動産開発を進める不動産デベロッパーとその代理業者が喜ぶだけですね。

5.マレーシアマイセカンドホームプログラムの理念に照らし合わせて、観光省とマレーシアマイセカンドホームセンターは早急に対処策を取るべきではないだろうか。

・プログラム参加者がアジア人に偏り過ぎてしまっている現状を是正すべく、欧州、オセアニアなどアジア以外からの参加者を少しでも増やすような奨励策を取り入れる。
・ある1か国からの参加者が全体に占める割合に上限を設ける:例えば3分の1.


以前の記事でイントラアジアは次のように書きました:
「2013年の現在はマレーシアマイセカンドホームプログラムに関する政府と観光省の捉え方は10年ほど前の頃とは幾分違うが、マレーシアマイセカンドホームプログラムのあるべき観点から捉えたら、単年度においてある1か国がこれほど大きな比率を占めるのは、決して好ましい現象とは思えない。」

この観点は益々強まっています。
観光省とマレーシアマイセカンドホームセンターは毎年の参加者数の多さだけを目標とするのではなく、デベロッパーや代理業者が喜ぶプログラムの現在のあり方から、できるだけ多国籍の参加者が享受できるようなプログラムに体質を変えていくべきだと思う。


ペナン島の住宅写真と地図の連載、 シリーズ第2回

2014年05月13日 | マレーシアの住居知識と情報

これまで既に『ペナン島の住宅写真と地図の連載』は第1回を掲載しました。

初めてご覧になる方は、まず始めに2013年2月19日付け記事-『クアラルンプール圏及びペナン島の住宅写真と地図の連載を始めました』 をご覧ください。当ブログページ左側にあるカテゴリーの中から ”マレーシアの住居知識と情報”をクリックすると見つけやすいですよ。

【Picasa ウエブアルバムの閲覧にあたって】

閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内にPicasa ウエブアルバムの都市写真シリーズへのリンクを示します。
  • そのタイトル(写真と地図、シリーズ何回)をクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックすると、その地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。
  • 詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。

 『クアラルンプール圏 / ペナン島 の住宅写真と地図の連載シリーズ』は閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、誰でも容易に閲覧できます。

注意点

  1. Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので一切無視してください。(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)
  2. Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

【ペナン島の住宅写真と地図、 シリーズ第2回】

ペナン島の住宅写真と地図 -シリーズ第2回


【イントラアジアのひとこと】

クアラルンプール圏、ペナン島に限りませんが、住宅写真と地図シリーズで掲載している写真は全て、イントラアジアが公共交通機関のバス、電車を使って移動し、徒歩で歩き回って撮影した写真です。
自家用車やタクシーに乗らないと行けないような撮影場所はありません。つまり一部の遠景ズーム写真を除いて、被写体になっている住居や目印のショッピングセンターなどは全て、徒歩、バス、電車で到達できます。


読者の皆さんから当ブログの感想も歓迎しますよ。
画面左側欄にある 「メッセージを送る」 をクリックして書き込んでくだされば、全て非公開になります。

【 Intraasia から2016年8月末のお知らせ】
Google が Picasa ウェブ アルバム利用者に次のようなお知らせ(抜粋)を送ってきました。
2016 年 5 月 1 日をもって、Picasa ウェブ アルバムはサービスを終了します。
ご利用いただけなくなるリンク
・ウェブサイトに埋め込まれたスライドショー。
・ウェブサイトに埋め込まれた Picasa ウェブ アルバムのアルバムや写真

Picasa ウェブ アルバムのサービス終了後は、以下の機能をご利用ください。
・あらゆるアルバムやメタデータはアルバム アーカイブからご覧いただけます。

ということで、当ブログで掲載している『クアラルンプール圏/ ペナン島の住宅写真と地図の連載シリーズ』でリンクしている Picasa ウェブ アルバム は全て無効となりました。写真の説明、Googleマップ上への位置表示などのデータは全て抹消されたようで、もう見ることができません。

唯一残されたデータは、アルバム アーカイブに自動移行された住宅の写真だけです。つまり『住宅写真と地図の連載シリーズ』における情報は全ての住宅写真が閲覧できるが、説明もマップもありません。

 Picasa ウェブ アルバムは何年か前に、Googleが買収して翼下に収めました。その数年後 Googleは廃止を決めた。Web サービスの存廃や変更は頻繁であることが知られているように、提供元企業の恣意的判断下にあるということを示す一例ですね。


観光省への行き方とマレーシアマイセカンドホームセンターの案内-2014年版

2014年04月23日 | MM2Hセンター及びその他

マレーシアマイセカンドホームプログラムに直接申請するには、申請者本人がプトゥラジャヤの観光省本庁内にあるマレーシアマイセカンドホームセンターで申請書類を提出する必要がある。これは以前にも書きましたね。

参考:直接申請に関する、プログラム当局からのお知らせ -2013年5月
直接申請は、申請者本人が提出しなければなりません。マレーシアマイセカンドホームセンターは、申請者の代理人、例えば弁護士、親族など、による申請書類の提出は受け付けません。

なお半島部に在住するのではなく、サバ州またはサラワク州に在住されたい方はそれぞれの州の担当官庁へ行くことになるので、マレーシアマイセカンドホームサイトには次の住所が掲げてある(一部省略):
サバ州:Department of Immigration, Sabah, Kompleks Pentadbiran Kerajaan Persekutuan Sabah,
88300 Kota Kinabalu, Sabah.

サラワク州:ICT Unit and Sarawak / Malaysia My Second Home Programme "One Stop Agency", Ministry of Urban Development & Tourism
93050 Kuching, Sarawak

一方いわゆる代理業者を使って申請する人は、当然代理業者がマレーシアマイセカンドホームセンターまで連れて行ってくれることでしょう。

当ブログは以前から記事内で次のように時々強調しています:
”ロングステイ地ではその地のスタイルにできるだけまたはある程度は馴染もうとされる方、日本人コミュニティーと付かず離れずに暮らしたい方”、 ”マスコミや業者が創り出している海外ロングステイのイメイージにこだわらない人” を応援します。
”日本人コミュニティー内だけで暮らすつもり、暮らしたい”場合のことは扱いません。
21世紀の現代は携帯電話、スマートフォン、ネット接続パソコンを使えば、(隣近所ではない)離れている在マレーシアの日本人とも容易につながりは持てますよね。
以上

ですから、読者の中には直接申請したい方または直接申請も考慮の範囲内の方が少なからずいらっしゃることだと思っています。
また代理業者を使う意向の方でも、プトゥラジャヤ見学のつもりで自力でプトゥラジャヤを訪れてみることをお勧めします。

プトゥラジャヤ訪問は取り立てて難しいことではありませんので、ある程度の忍耐心と好奇心をもって試みてください。バスに乗って移動することは、上記で掲げたような、当ブログが念頭に置いている読者層の方なら、やってみる価値あることであり、おいおいにして必要なことです。

そんな方たちのために以前の記事『マレーシア観光省への行き方』-2011年8月26日付け-で説明しました。
その後2013年中頃、マレーシアマイセカンドホームセンターが観光省内の別階に移転しました。さらに去年または今年のいつ頃かはわかりませんが、プトゥラジャヤ内を走行する乗り合いバスNadi Putra バスが、運行ルートとスケジュールなどを再編成したことがわかりました。

そこで当ブログでは現状況に合わせた、マレーシア観光省への行き方記事の改定及びマレーシアマイセカンドホームセンター案内として、新たな記事を今回掲載します。

【クアラルンプールからプトゥラジャヤへの行き方】
 (この部分は以前掲載の説明と大体同じです)

方法はいくつかありますが、最も無難で早く到着できる交通手段を2つあげます:
・KL Sentral駅またはBandar Tasik Selata駅から空港電車ERLの普通便であるTransit に乗り、Putrajaya 駅で下車する。

・クアラルンプール Puduraya ロータリー至近にある Sinar Kota ビル横の Mydin ディスカウントセンター裏のバス乗り場からRapid KLバスのPutrajaya 直行バス" E1" に乗る。 運賃はRM 3.80、所要時間は 1時間前後かかる。 現在 Mydin前にバスハブを建設中なので、近い将来このバス乗り場がそこへ移ることでしょう (2014年9月追記)

この電車駅と各種バスが発着するバス発着場は Putrajaya Sentral と呼ばれる総合ターミナルを構成している。バス発着場ではプトゥラジャヤ市内運行バス及びクアラルンプールやBandar Utama、KTM Serdan駅などとを結ぶバスが発着する。バス発着場の隣にタクシー乗り場がある。下写真のバス乗り場は2014年9月下旬撮影です。

 

クアラルンプールとプトゥラジャヤを結ぶバスには、他にもMetroバス、Sri Indah Jayaバスが運行しているが、Rapid KLバスの番号"E1"が直行便であり且つわかりやすい。

【プトゥラジャヤ内を運行するNadiPutraバス】

Putrajaya 市内を運行するバスはNadi Putra バスが一手に運行している。今回その路線番号や路線編成がかなり増変更されたことがわかりました。こういう情報はマレーシアマイセカンドホーム公式サイトでは更新されていないし、ごく簡単に載っているだけです。
なお運賃はこれまでと同様、どの路線でも乗車距離に関係なく均一運賃の RM 0.50 (50セント)です。お釣りは出ません。

下写真はPutrajaya Sentral で L04バスに乗り込んでいる様子(2014年9月下旬撮影)

例外はあるが、乗り合いバスに時刻表はないのが普通ですから、Nadi Putraバスにもありません。目的のバスが出発するのを気長に待つだけです。

Putrajaya Sentral発着で観光省本庁前を通るバス番号: L04
Lとは Laluan の略でルートの意味です。いろんな場所を経由していくので観光省前バス停まで30分ほどかかる。

他にもS02番のバスが観光省のあるP5街区へ直行するようです。しかしこのバスは運行本数が少ない。
マレーシアの乗り合いバスですから、当然ながら、停留所に名称は一切表示されていないし、停留所に関するバス車内放送はありません。

下写真のビルが観光省本庁であり、遠くからでもよく目立つ立派なビルだ。写真の手前部分に写っている屋根付の一画がバス停です。こんな立派なバス停はマレーシア中を探しても他にはない、プトゥラジャヤだけにある。



住所を書いておきましょう。
Ministry of Tourism and Culture
Tower 1, Jalan P5/6, Presint 5, 62200 W.P. Putrajaya,

なお観光省を訪れた後、このバス停で待っていると、L10番のバスも停車する。ただしこのバスはPutrajaya Sentralへは行きません。なおバス停に人がいてもそれだけでバスは停まりません、手を上げるなどして必ず乗る意思を示す必要があります。

L04バスは、人造池にかかる橋を2本渡り、さらに見晴らしのたいへんよいPutrajaya 会議場前を経由するので、時間があれば、観光省訪問後に途中下車して景色を楽しむのもいいのではないでしょうか。
プトゥラジャヤの地図 をクリックするとPDF の地図が別ページで開きます。地図内では黄色い囲みにカーソルを合わせると注書きが現れますよ。


【マレーシアマイセカンドホームセンター案内】

マレーシアマイセカンドホームセンターが観光省本庁ビル内で階を移ったとのお知らせが2013年後半にマレーシアマイセカンドホームの公式サイトに掲載された。そこで移転後のマレーシアマイセカンドホームセンターの案内を載せます。

2013年6月中旬以降は:
・マレーシアマイセカンドホームセンターは1階になる。
・Imigresen の観光省内出張所は従来通り10階にある。

観光省ビルの玄関口を入るとそこは地上階です。 館内受付で入館許可証を受け取った後、エレベーターに乗り1階で降りると下写真のような入り口が目に入ります。(英国式なので、1階は地上階ではない)。
オープン時間: 平日 0730 - 1700,



入口から部屋内へ進むと、手前区画と奥区画の2区画に分かれている。読者の皆さんに関係のある、マレーシアマイセカンドホームプログラム用の窓口は奥の方です。下写真に示した窓口全てがマレーシアマイセカンドホームプログラム用です。
なおこの部屋に入った所に番号札発行機があるので、該当部分を押して番号札を受け取ること。こういう方式は現在のマレーシアでは普通にあることなので、こうして一つづつマレーシアの慣行を覚えていくことにつながります。



下写真はこの部屋の待合用椅子が並ぶ一画です。実際にこの部屋を訪れると、プログラム申請者のためにゆったりと快適に用意されていることを実感されるはずです。



省内の一画に1階のマレーシアマイセカンドホームセンター(MM2H)と10階のImigresen イミグレセンの管轄分担を表示した案内が掲げてある、下はその写真です。前にも書きましたように、センターで行うのが1次申請であり、イミグレセンで行うのが2次申請です。決して仮申請と本申請ということではありません。



Imigresen イミグレセンは内務省翼下の官庁です。従って10階にあるのは、マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者用の出張所です。
オープン時間:平日 800-1300, 1400 - 1700,

参加者及び配偶者と扶養者のパスポート、滞在許可証(パス)、ビザなどに関することは全てイミグレセンの管轄です。そのため1階で申請一次手続きが成功裏に終わった後で、10階へ行くことになる。
具体的には、参加者の下で扶養扱いとなる被扶養者を増やす、子供が学校に入学するための許可、住み込みメイドを雇うための許可、パートタイムとして働くための許可、といった件は全てImigresen イミグレセンの管轄です。

マレーシアマイセカンドホームセンター(MM2H)の管轄内容
プログラムへの新規申請、不承認に関する不服申し立て、銀行に預けた定期預金を引き出す際、プログラムへの参加を止めるなどのことを取り扱う。及びその他一般的な問い合わせに対応する。

 注:ここで掲載した写真はいずれも2014年4月撮影です。