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マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載、 シリーズ第 10回

2015年10月01日 | マレーシアの住居知識と情報

これまで 『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載』 を既に第1回から第9回まで掲載しました。
初めてご覧になる方は、まず始めに2013年2月19日付け記事-『クアラルンプール圏及びペナン島の住宅写真と地図の連載を始めました』 をご覧ください。当ブログページ左側にあるカテゴリーの中から ”マレーシアの住居知識と情報”をクリックすると見つけやすいですよ。

【Picasa ウエブアルバムの閲覧にあたって】

閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内にPicasa ウエブアルバムの都市写真シリーズへのリンクを示します。
  • そのタイトル(写真と地図、シリーズ何回)をクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックすると、その地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。
  • 詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。

『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載シリーズ』は閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、誰でも容易に閲覧できます。

注意点

  1. Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので一切無視してください。(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)
  2. Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

【クアラルンプール圏の住宅写真と地図、 シリーズ第10回】

クアラルンプール圏の住宅写真と地図 - シリーズ第10回



【イントラアジアのひとこと】

クアラルンプール圏に限りませんが、住宅写真と地図 シリーズで掲載している写真は全て、イントラアジアが公共交通機関のバス、電車を使って移動し、徒歩で歩き回って撮影した写真です。
自家用車やタクシーに乗らないと行けないような撮影場所はありません。つまり一部の遠景ズーム写真を除いて、被写体になっている住居や目印のショッピングセンターなどは全て、徒歩、バス、電車で到達できます。

当ブログでは『クアラルンプール圏またはペナン島の住宅写真と地図の連載、 シリーズ』を既に10数編掲載してきました。それらの記事で載せている写真と地図が示しているように、実に多くの地区にコンドミニアムが数多く建っています。

要するに、例えば住むのはM地区でなければならない、B地区に限るといったこだわりをお持ちでない限り、選択は十分にあります。
「当ブログはマスコミと業者が創り出したロングステイイメージに捉われない、捉われたくない、そんな方たちのためのブログ」ですから、読者の皆さんの中には、こういう特定地区に固執される方はいらっしゃらないことだと思っています。

参照: 『海外ロングステイの希望者を分類し、マレーシアロングステイの注意点を語る』 もご覧ください。

 【 Intraasia から2016年8月末のお知らせ】
Google が Picasa ウェブ アルバム利用者に次のようなお知らせ(抜粋)を送ってきました。
2016 年 5 月 1 日をもって、Picasa ウェブ アルバムはサービスを終了します。
ご利用いただけなくなるリンク
・ウェブサイトに埋め込まれたスライドショー。
・ウェブサイトに埋め込まれた Picasa ウェブ アルバムのアルバムや写真

Picasa ウェブ アルバムのサービス終了後は、以下の機能をご利用ください。
・あらゆるアルバムやメタデータはアルバム アーカイブからご覧いただけます。

ということで、当ブログで掲載している『クアラルンプール圏/ ペナン島の住宅写真と地図の連載シリーズ』でリンクしている Picasa ウェブ アルバム は全て無効となりました。写真の説明、Googleマップ上への位置表示などのデータは全て抹消されたようで、もう見ることができません。

唯一残されたデータは、アルバム アーカイブに自動移行された住宅の写真だけです。つまり『住宅写真と地図の連載シリーズ』における情報は全ての住宅写真が閲覧できるが、説明もマップもありません。

 Picasa ウェブ アルバムは何年か前に、Googleが買収して翼下に収めました。その数年後 Googleは廃止を決めた。Web サービスの存廃や変更は頻繁であることが知られているように、提供元企業の恣意的判断下にあるということを示す一例ですね。


マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者が死亡した場合のこと

2015年09月19日 | 規定・条件及びその解説

マレーシアマイセカンドホームセンターが2015年9月14日付けでお知らせを出していますので、それを紹介します。

【マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者が死亡した場合の手続き】

主たる参加者またはその被扶養者(下記の注とコメントをご覧ください)に関わらず、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加している者が死亡した場合は、その近親者がマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)センターまたはイミグレセン (Imigresen)部門にそのことを届けなければならない。

主たる参加者が死亡した場合は、被扶養者がその人(主たる参加者)が保持していた MM2H社会訪問パスの打ち切りを申請できる。その後に、プログラムの主たる参加者を変更してもらうことを求めることができます。
以上

マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)センター


【 Intraasia 注とコメント】
主たる参加者とは、参加者本人のことです。マレーシアマイセカンドホームプログラムでは規定上、夫婦で参加する場合でも申請する際は夫または妻のどちらかが参加申請者となる、つまりこれが主たる参加者です。

主たる参加者が帯同する配偶者、子供などの被扶養者については、その主たる参加者が帯同する意思を表明する文書を MM2Hセンターに提出する必要がある。そして MM2H センターから承認を得ることで、その人たちもプログラムの下でマレーシアに滞在することができるようになる。
マレーシアマイセカンドホームプログラム統計には、プログラムの主たる参加者が帯同する人たち、つまり被扶養者の数は現れない。

主たる参加者が亡くなれば、その被扶養者はマレーシアに滞在できなくなる。だから上記のお知らせでは、被扶養者が替わりに主たる参加者になれるように、訴えることができると書いてある。あくまでも ”訴えることができる” であり、替わりになれることを保証するものではない。

なおこのお知らせはごく簡単な文面ですから、誰が替わりの主たる参加者になれるとは書いてないが、当然配偶者のはずです。そもそもこのことを含めて、プログラムの主たる参加者が死亡したことに伴って派生する事柄に対応する定めは、明文化された形で全く公表されていない。
恐らく実際のプログラム運用上で、こういうことは伝達されることでしょう。

関連記事
『マレーシアマイセカンドホームプログラムの参加を終了する際に必要なこと』 - 2014年11月17日掲載



クアラルンプール圏で建設中の新しいMRT電車路線及びLRT電車の路線延長によって居住選択範囲が大いに広がる

2015年08月26日 | マレーシアの住居知識と情報

公共交通網の中で、確実さと快適さはバスよりもやはり電車です。ですから電車の線路があるということは、日本人なら誰でもその便利さは経験上ご存知ですよね。
従って、クアラルンプール圏に居住することを考慮中の方、これから考えてみようという方は、電車網の路線地図をよくご覧になって、居住計画に取り入れてください。

なおクアラルンプール圏とは、クアラルンプールを核とした広域を指します、具体的にはクアラルンプールを取り巻く形で位置するスランゴール州のかなりの行政地方(自治体)も含む。下記で説明する電車網はモノレール以外は全てスランゴール州まで路線が伸びている。

当ブログは時々強調しているように、 ”マスコミや業者が創り出している海外ロングステイのイメイージにこだわらない人、捉われたくない人 を応援します”。従ってマスコミや業者が取り上げている地区である、地区でないといったことは、当ブログの一切関知するところではありません。

マレーシアに住んでも常時自家用車を運転する、電車やバスを使うつもりは全くないという方は、(当ブログではなく)当記事の対象から外れることになります。ただそういう方でも、配偶者の方にも免許と自動車がない限り、いざ1人行動というときに動きが取れないということになりかねませんから、今回の記事はある程度は関係あるはずです。

さてクアラルンプール圏の電車に関しては2012年8月9月に2つの記事を掲載しました。
『クアラルンプール圏で住宅を求める場合、電車網の知識を持っておきましょう』 の前編と後編です。基礎知識と基本情報として、あらかじめぜひ目を通しておいてください。 カテゴリー欄の 『マレーシアの住居知識と情報』 にあります。

その中で、LRT高架電車の路線延長プロジェクトと新電車MRT路線の建設プロジェクトに触れました。その記事を掲載した当時から4年以上経ち、両プロジェクトはかなり進捗しています。つまり竣工が見えてきました。

今回の記事では、LRTの路線延長及び新電車MRT路線が運行されることを見据えた視点で、クアラルンプール圏での住居選択の幅が大いに広がるということをお伝えします。

【現行の電車路線】

まず現在運行されている電車路線を再紹介しておきます。下のKL圏電車路線図をご覧ください。 追記: 2015年10月31日に、路線図を最新のものに入れ替えました。
クアラルンプール圏には3種類の電車路線がある

  • LRT 高架電車: Ampamng/Sri Petaling 路線と KelanaJaya 路線 の2路線
  • KTMモノレール: クアラルンプール中心部で運行
  • KTM Kmuter電車: 一部区間が重なった2つの路線がある、Seremban路線と Port Klang路線。


モノレールはクアラルンプール中心部だけを走行するので、クアラルンプール周縁部や近郊に居住する場合は直接にはあまり関係ない。乗り継ぐという意味では関係あります。

LRT電車は車輛がやや小型の電車です。1990年代後期から運行されている。運行会社の名称を取って Rapid KLの LRT という通称です。KelanaJaya 路線ではクアラルンプール中心部の走行区間だけは地下鉄線路であり、他は全て高架線路です。

KTM Komuter電車は、マレー鉄道KTMが1990年中期から運行を始めた近郊電車です。近郊町からクアラルンプール内を通ってまた別の近郊町へ線路が伸びている。
これら電車路線の多くが KL Sentral 駅という総合交通ハブ駅を経由するかまたは起点にしている。

【LRT 路線延長プロジェクト】
以前の当ブログ記事の中から再録します。
【高架鉄道LRT は路線延長プロジェクトが進行中】- 2012年3月6日付け
クアラルンプール及び近郊都市に乗り入れている高架鉄道 LRTでは路線延長プロジェクトが進行しています。
LRTの路線が35km延長されるこのプロジェクトでは、Ampang 路線では10の駅を増設、Kelana Jaya 路線では12の駅を増設します。これによって現在1日の利用者数30万人に 50万人が加わることになる予定です。

と書きました。このプロジェクトは2015年半ば時点でかなり進捗しています。2015年10月末に延長路線の一部区間が開通しました。Sri Petaling/Ampang 路線の延長部分と KelanaJaya 路線の延長部分が、最終的に Putra Heightsという新設駅でつながるのは2016年6月の予定。要するに、LRT路線がかなり変形したループ型になります。

2016年7月初め追記: 【 LRT 電車の路線延長区間が全面オープンした】 -  「マレーシアの新聞の記事から」を再録
クアラルンプール圏の LRT電車網の路線延長プロジェクト (LET)が完成して、延長路線の残り区間(16か所の駅)が2016年6月30日にオープンしました。LRT路線延長プロジェクトは総額 RM 70億、期間5年超を要しました。

この結果、Kelana Jaya 路線と Sri Petaling 路線が 新設の Putra Heights 駅でつながり、ループの形状になった。 
LRT電車網の駅総数 72、 KTM Komuter, KL Monorail など 他の電車路線と乗り換えができる乗換駅の数 12か所 
・Kelana Jaya 路線の延長部分 17.4㎞、 新設駅数 12、 
・Sri Petaling 路線の延長部分 17.7㎞、 新設駅数 11( ただし8つの駅の区間は既に2016年3月末に開通していた)、

今回開通した Kelana Jaya 路線の延長区間では Subang Jaya 駅で Komuter と乗り換えができ、USJ 7 駅で Sunway BRT と乗り換えできる。

LRT 電車の始発は 06時頃であり、終車は 23時半ごろです。ただし週末は終電車の発車は幾分早まる。
LRT 電車網における運賃は 最低で RM 0.80、 最高で RM 11.20 になります。 (日本の Suica のようなプリペードカードである) myrapid カードを使えば多少割引になる。

LRT 電車網を 運行するRapid KL の親会社である公企業の Prasarana Malaysia Berhad は、延長区間の全面開通によって LRT電車網の1日の利用者数が 30万人に増えるであろうと予測しています。 以上が追記分

LRTの2つの路線がどのように延長されるかの確認方法: 

a. 入れ替えた上の路線図をクリックしてダウンロードしてから、拡大すると細かな点がわかるようになります。

b. または、監督機関のSPAD(陸上公共交通庁)が提供している Klang Vallery Rail Transit Map(クアラルンプール圏電車路線図) をクリックしてください。すると別ページで開きますので、延長部分が確認できます。 手順: 開いたページの地図部分を左クリックする。すると小さな窓が現れるのでその右下にある拡大記号をクリックする。路線図が画面一杯の大きさになるので、延長路線部が容易にわかる。

【新電車路線建設プロジェクト MRTスンガイブロ - カジャン路線】

クアラルンプール圏では全く新しい電車路線の建設工事が進行中です。
この新電車路線は MRT Sungai Buloh - Kajang (スンガイブロ-カジャン)路線という名称で呼ばれており、2012年頃建設プロジェクトが始まった。現時点で公式に表明されている、竣工して営業開始は2017年半ばです。

MRTスンガイブロ - カジャン路線はこれまで全く電車路線のない地区に敷かれる電車路線です。線路が敷かれるのは、住民人口の多いまたは人気ある住商業地区が多い。その社会的影響及び経済効果は相当なものが見込まれている。

プロジェクトを主導する公資本の会社である MRT Corp の発行物を参照:

  • MRT は4輌編成で乗客定員数1200人。
  • 設計と主要製造元は Simens AG ですが、少なからずの車輛パーツがマレーシアで製造され、全ての車輛がマレーシアに建設した専用組立工場で組み立てられる。


路線図を掲げます。源資料である MRT Corp発行の路線図がスキャナーの横幅以上に横長です。そこで1枚の路線図にしてスキャンできませんが、2枚図に分かれたことで何とか駅名が確認できると思います。





この路線図に示された駅名に注目して、住居候補地を検討する際の参考にしてください。
次に2015年7月中旬に、マレーシアの新聞に載った記事を紹介します。

【新しい電車路線 MRTプロジェクトの進行状況】
クアラルンプール圏の新しい電車路線を MRT と呼ぶ。現在建設中なのが第1路線の Sungai Buloh -Kajang 路線です。 第2路線の Sungai Buloh - Serdang - Putrajaya 路線は路線引きがほぼ決まり市民からの意見を広聴している段階、工事開始は未だ先です。

第1路線の Sungai Buloh -Kajang 路線では地下路線 9.5㎞があり、この地下工事費は RM 83億になる見込みです。総工費はRM 230億になる見込み。
第2路線の Sungai Buloh - Serdang - Putrajaya 路線では地下路線 13.5㎞があり、その工事費を RM 110億と予定している。総工費はRM 230億になる見込み。総工費はRM 280億になる計画です。

MRTプロジェクトを進める公社 MRT Corp の最高経営責任者は語る、「第3路線は環状線であり恐らく地下路線が大部分になるが、はっきりしたことは未だわからない。我々は第2路線の起工式を2016年早期に行うことと、第1路線の竣工を計画通りに進めることに力を注いでいるからです。」

「第2路線において元請企業を決定する事前審査過程を現在進めているところです。」 「今年12月頃には元請け企業を決める作業を始めることになる。」

「第1路線の Sungai Buloh -Kajang 路線では、最初の開通区間である Sungai Buloh駅 - Semantan駅で予定通り2016年12月に運行を始めたい。」 「地下路線部分の進捗率は現時点で 79%です。第1路線全体の進捗率は現時点で 65%です。遅くとも 2017年7月には全線開通するとの計画を達成することはできるでしょう。」
以上

当ブログのこの記事では 第1路線である Sungai Buloh -Kajang 路線だけを対象にしています。第2路線が現実となるのは2020年以降のことだからです。

MRT Sungai Buloh -Kajang 路線の建設進行の様子は市民にも容易に目に入ります。クアラルンプール圏の対象地区の多くの場所で既に高架が完成しており、いくつもの駅が建設中です。ほぼ2年後にはこの電車路線が開通するであろうことが期待できます。


【現在建設が進んでいる新しい電車の路線沿いの住宅地を住居探しの選択に加える】

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加して、クアラルンプール圏に居住をお考えの方は、現行の各電車路線沿いに加えて、MRT路線沿いまたは LRT延長路線沿いにある住宅地区、高層であれ土地付き住宅であれ、を選択肢に入れた方がいいですよと、Intraasia は当ブログ読者の方々にお勧めします。

上で掲げた路線図では地区名が小さすぎて見えないので、PDF版もアップロードしておきました。該当部分をクリックするとPDFファイルが開きます。Adobeのアクロバットリーダーなど無料で得られる PDF閲覧ソフトを使えば拡大できますので、細かな字も読めます。

(観光地図ではない)詳しいクアラルンプール圏地図を使えば、MRT新電車路線やLRT延長路線の通る地区名を見つけることができます。もちろん Googleマップも大いに有用です、ただしそのマレーシア地図部分は最新の状況になっていないことが普通です。Googleマップに住宅やコンドミニアムが載っていないからその地区は未発展だ、と早合点しないでください。

PDFファイルの保存と閲覧方法

  1.  PDFファイルをそれぞれクリックして開く: Sungai Buloh -Kajang 路線図左側、 Sungai Buloh -Kajang 路線図右側
  2.  その2つのファイルをご自分のパソコンに保存する
  3.  PDFファイル閲覧ソフトで保存したファイルを開き、回転、拡大などを施して見やすい形にして閲覧する

 

当サイトを参考にして、マレーシアを訪れた際に実際に街に出かけてみてください。街を歩いていると、ほとんどできあがった高架が目に入り、時に駅が建設中のこともあるでしょう。 その近辺にコンドミニアムがあるかもしれません。読者の方々の今後の住居候補探しに是非ここに載せた情報をお役立てください。

 


マレーシアマイセカンドホームプログラムの2015年5か月間の新規参加者数を分析

2015年08月04日 | 参加者数の統計と解説

観光省翼下にあるマレーシアマイセカンドホーム当局はごく最近(2015年7月末)、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められた2015年5か月間の新規参加者数と国別トップ10など及びこれまでの累計から成る、プログラム参加者数統計を発表しました。

注記:当記事で用いる数字は全て、観光省翼下のマレーシアマイセカンドホーム当局または観光省がそれぞれの公式サイトで発表する公式統計からの出典です。
また当ブログで詳細に説明しているプログラム参加の条件と規則は、全てマレーシアマイセカンドホームプログラム公式サイトの基準ページである英語ページまたはプログラム当局が発行している英語文書類またはマレーシアマイセカンドホームセンター職員によるマレーシア語口頭説明を基にしています。他の言語による翻訳ページ、日本語の二次情報などは一切関知しません。

マレーシアマイセカンドホームプログラムにおける2015年5か月間の特徴 

・日本人の参加者数は対前年同期間の 約 58%です、つまり2014年5か月間に比してほぼ半減した。
・全世界からの参加者数が昨年同期間(2014年5か月間)の約 44%である。
・参加者数で日本だけでが減少したわけでなく、中国を筆頭にほとんどの国がかなり減少した。

【2015年1月から5月までの、マレーシアマイセカンドホームプログラム新規参加者数】
新規参加者とは、マレーシアマイセカンドホームプログラム当局に参加の申請をして、承認が下りた人のことをいう。

A. 日本の新規参加者数 -月別統計
1月 12人、2月 13人、3月 18人、4月 47人、5月 23人、6月 人
7月 人、8月 人、9月 人、10月 人、11月 人、12月 人
10月までの計:113人

参考までに過去2年間の新規参加者数を月別に示します:
2014年:1月 47人、2月 51人、3月 29人、4月 26人、5月 41人、6月 16人
7月 15人、8月 15人、9月 57人、10月 20人、11月 34人、12月 77人、年間合計:428人
2013年:1月 78人、2月 42人、3月 59人、4月 59人、5月 48人、6月 47人
    7月 44人、8月 58人、9月 68人、10月 70人、11月 13人、12月 153人、年間合計 739人

従って2015年5か月間は、昨年同期間の合計 194人より81人少なく、減少率 42%である。

B. 国別の2015年5か月間の新規参加者数
1位:中国 237人、 2位:日本 113人、3位:バングラデシュ:56人、4位:韓国 31人、5位:英国 30人、
6位:オーストラリア 26人、7位:台湾 23人、8位 インド 18人、9位 シンガポール 17人、10位 香港 12人、以下はその他として国別表示なし。

C. 世界中からの新規参加者数合計
世界各国からの 2015年5か月間の新規参加者数の合計 686人、 
比較として 2014年5か月間の合計は 1574人です。従って2015年は前年同期に比べて 56.5% も減少したわけです。

注:月毎のプログラム参加申請者数が即その月の申請承認数ということにはならない。当然時間差が生まれる。例えば1月に申請してその承認が3月にずれ込むことはあり得る。
従って個々の月の申請承認数に注目するのではなく、あるまとまった期間で何人承認されたかに注目すべきです。


【イントラアジアの分析とコメント】
当ブログにまだ馴染みのない方はあらかじめ、画面左に表示されているカテゴリー欄の『参加者数の統計と解説』をクリックして、数編の記事にまず目を通されることをお勧めします。
ここで書くことは今回(2015年7月末)発表された数値を基にしているので、仮に数値修正が施されれば、内容に齟齬をきたすことは当然ありえる。

1.日本の新規参加者数の5か月間小計をみると、2013年が 286人、2014年は 194人ですから、ここに示さなかった2012年から連続して目に見えて減っている。しかし既に何回か言及したように、2012年と2013年の2年間は日本として異常に多人数の新規参加者数を記録した年と言えるので、その2年間は比較の対象外とします。
そうしたことを前提にして、現時点で今年は2014年に比してかなり減っていると評せます。

2.しかしながら上記に示した2015年5か月間の世界中からの新規参加者数は対前年同期間比で 57%減の大幅減少率なので、日本の減少率 42%は世界中から合計新規参加者数の減少率に比べれば、多少ましであるといえそうです。

3. 中国は今年5月間で237人、2014年同期間は785人だったので 3分の1弱に減った。世界からの新規参加者数における中国の比率は 2014年5か月間が 50%、2015年5か月間が 34.5%である。
この数年中国による寡占状態が続いていたので、この比率減少はマレーシアマイセカンドホームプログラムにとって好ましいことといえる。もっとも国別比率ではなく参加者総数だけに注目するマレーシア当局にとっては、好ましくないでしょうが。

4.今年の世界からの新規参加者数合計が昨年同期間比で大幅減少した主因は、1位の中国が大幅減少したこと、次いで日本とバングラデシュ(50%減)も前年同期に比べてかなり減少した。上位3か国がこれだけ減少した以上、世界中からの新規参加者数も大幅に減少したことはいわば当然でしょう。

5. 2015年は5か月間を眺めた限りでは、上位10か国のほぼどの国も対2014年同期比で減少している。年間参加者数1桁人数の国の中に対前年比で数十パセント増えた国があっても、全体の合計参加者数には全く影響はない。
マレーシアマイセカンドホームプログラムの傾向を調べると、上位5か国、とりわけ過去3年は上位3か国、の増減が全体の参加者数合計に圧倒的影響力を示す。

6. 日本はこの数年減少傾向にあり、今年5か月間の時点でも対前年同期比で減っている。その理由を推測すれば、定年後・引退後の海外長期滞在の候補地としてのマレーシアブームが落ち着いたまたは以前ほどの熱はなくなった言えそうではないだろうか。
”日本人の海外移住先 No1の人気国”といったような宣伝文句はしょせん泡沫(うたかた)の文句ですから、イントラアジアにはどうでもいいことだ、と以前書きました。まさにその泡沫さが示されている。当ブログは時々強調しているように、 ”マスコミや業者が創り出している海外ロングステイのイメイージにこだわらない人”を応援します、なのです。

7. 世界からの参加者数合計が対前年同期比で減っている、とりわけ寡占状態をこの数年続けた中国が大幅減している。この推測理由として、6月に掲載した時点で書いた一節 「あくまでも推測ですが、その理由の1つは、プログラム当局が行う申請審査の引き締めにあるかもしれません」 を引き続き掲げておきます。
みせかけの新規参加者数増大はマレーシアマイセカンドホームプログラムの発展にとって決して好ましいことではないと、イントラアジアは確信します。

 


マレーシアマイセカンドホーム(MM2H) センターからのお知らせ: 宣誓管理官による認証は受けつけない

2015年07月21日 | プログラムに関連するニュース

マレーシアマイセカンドホームセンターのホームページに新しいお知らせが2つ掲載されましたので、それを訳して紹介しておきます。

【申請などのために提出する書類を宣誓管理官が認証することをもはや認めません】
-2015年7月1日付け-

マレーシアマイセカンドホームセンターは2015年8月3日以降、宣誓管理官(Commissioners for Oaths)が行う認証を受け入れません。

マラヤ高等裁判所の登録官からの指令に基づき、宣誓管理官は提出書類に関して原書類の複製である旨の認証を行うことはもはや許されなくなりました。
従って(提出しなければならない書類がコピーである場合)書類が原書類の複製であることを認証できるのは、大使館、マレーシアの公証人、または政府役人だけです。

Intraasiaのコメント
マレーシアマイセカンドホームプログラムでは、申請者がマレーシアマイセカンドホーム当局に提出する書類は、原書類の複製であることをごく特定した第3者に認証してもらわなければならないと定めてある。当サイトの規定に関するページの中でももちろんこの点を明記している。その特定された第3者の列から 宣誓管理官が除外されたというお知らせですね。

そこで当サイトでは、該当するページ(複数の記事)の ” 宣誓管理官” 部分に消し線を加えました。もし消し忘れがありましても、当記事を参照して 宣誓管理官を除いてください。 なお当サイトの一部記事では Commissioners for Oaths を宣誓官と訳した部分があるかもしれませんが、これは宣誓管理官のことです。


【マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)センターはコピー取りサービスはしません】
-2015年7月7日付け-

マレーシアマイセカンドホーム(MM2H)センターは書類などをコピーする作業は行わないことをよく知りおきください。

申請者はマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)センターを訪れる前に、MM2H サイトに書いてあるように、提出する複製書類(原書類のコピー)には全て必ず認証を受けておかなければなりません。

Intraasia のコメント
コピーを取るのは申請者側の責任ですから、いわば当然の念押しといえますね。 
取ったコピーには、上記のお知らせで明記されているように、大使館またはマレーシアの公証人または政府役人から認証を必ず受けなければなりません。