ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

千本ゑんま堂大念仏狂言 ③ ~「花盗人」、「土蜘蛛」

2022-06-05 | 京都の旅

千本ゑんま堂大念仏狂言 ③ ~「花盗人」、「土蜘蛛」

 千本ゑんま堂は平安時代初期に百人一首の一歌人「小野 篁(おののたかむら)=参議 篁」が閻魔像を刻み、この地にお祀りしたのが始まりと伝えられ、平安時代中期 寛仁元年(1017)に比叡山の高僧「恵心僧都 源信」の門下、定覚上人(じょうかくしょうにん)が、創建・開山された、高野山真言宗の古刹寺院。
 ゑんま堂狂言は、定覚上人が布教のため、大念仏法会を始めた事が起こりと伝えられている。

 京都の奥深い歴史と文化を感じる狂言鑑賞だった。

 

 昼の部、第5演目「花盗人」。

 

 

 

 

 

 大名は、太郎冠者をお供にして、花くらべの会に出かけますが、うっかり者の太郎冠者は、用意した花を持って来る事を忘れてしまいました。
太郎冠者は大名に叱られ代わりの花を探して回ります。
そこへ、花を使って一儲けをたくらもうと、心の良くない者が、花を持って現われます。
 太郎冠者は男の持つ花を都合よく手に入れて、大名に差し出そうと声をかけてみますが・・・

                                          (あらすじは保存会HPより)

 

 

 

 

 

 昼の部ラストの演目は「土蜘蛛」。

 

 

 

 

 

 

 

 病に伏せる主君・源頼光(みなもとのらいこう)を、家来の渡辺綱(わたなべのつな)・平井保昌(ひらいほうしょう)が見舞います。日増しに衰弱して行く頼光の病気は、実は土蜘蛛の魔力によるものだったのです。

 綱、保昌が下がったあと、僧に身を変えた土ぐもが現われ頼光に襲いかかります。頼光は名刀「膝丸」で蜘蛛と戦いますが、もう少しのところで取り逃がしてしまいます。

 騒ぎを聞き、駆けつけた綱、保昌の二人は、床に落ちた蜘蛛の血をたどって土蜘蛛を見つけ出し、勇敢に戦います。

                                           (あらすじは保存会HPより)

 

 

 この狂言でまかれる蜘蛛の巣の一部を持って帰ると、災難や盗難よけになると言い伝えられいる。

   GWの4日間に34演目が無料公演された。

  

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