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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

高山竹あかり ~茶筅の里に響くアンデスの音色

2015-10-17 | 奈良の旅
高山竹あかり ~茶筅の里に響くアンデスの音色

               

 生駒市高山は竹が多く、安土桃山時代から茶筅作りがさかんだった。
 現在、茶筅の生産は国内で90%以上のシェアを誇り、「茶筅の里」といわれている。
 その高山竹林園で「高山竹あかり」というイベントが開催された。

               

 竹の造形物を優しく照らす、蝋燭の炎。

               

               

               

               

               

               

               

                  

               

               

               

               

               

 イベント広場では、フォレクローレ・バンド「タンタナクイ」のコンサートが開催されていた。
 漆黒の闇に包まれた茶筅の里に何故かフォルクローレが似合っていた。
 バンドのリーダー井上さんは高山に惚れ込んで7年前から、この地の住民となられているという。
 オヤジギャグの絶妙トークが冴える。
 私の同僚もフォルクローレをやるが、彼と同じような匂いがした。
 たんなる、加齢臭かもしれないが・・・。


               

               

 動画「風とケーナのロマンス」
 

動画「緑の大木」
 

 動画「花まつり」

 


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生駒山上遊園 「ファイヤー・イリュージョン」

2015-08-07 | 奈良の旅
 生駒山上遊園「ファイヤー・イリュージョン」

              

生駒山上遊園で音楽に合わせた花火ショー「ファイアー・イリュージョン」が開催されている。
 生駒山上遊園は入園料無料だが、現地へのアクセスは徒歩以外では、車なら有料のスカイラインか、近鉄の生駒ケーブルを利用する。
 生駒ケーブルは鳥居前と宝山寺間の0.9キロ(複線)と、宝山寺~生駒山上間1.1キロ(単線)を結ぶ。
 このうち鳥居前~宝山寺間は1918(大正7)年に開業した、日本最初のケーブルカーである。

 こんなユニークな車両も運行されている。
 (鳥居前~宝山寺間のブル号、ミケ号と宝山寺~山上間のスイート号)

                           

              

              

 でも、やっぱ、こちらのレトロ感の方がいいかな。

              

 生駒山上遊園はこじんまりとした遊園地であるが、夏場の夜の避暑には打ってつけ。

              

              

大正に設計されたという「飛行塔」は時代を感じさせる。

              

 さて、20時より、いよいよ、「ファイヤー・イリュージョン」が始まった。

              

              

 動画1
 

 動画2


 なかなか、見応えのある花火ショーだった。
 開催日は 2015年8月6日(木)・7日(金)・20日(木)・21日(金)27日(木)・28日(金)で観覧無料である。


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久米寺の“久米仙人” ~エロ仙人の伝説

2015-07-02 | 奈良の旅
久米寺の“久米仙人” ~エロ仙人の伝説

            
 
 大和三山の1つ、畝傍山の南方に位置し、橿原神宮の横に位置する久米寺。 開基は聖徳太子の弟・来目皇子(くめのみこ)とも久米仙人とも伝わる。
 空海(弘法大師)が真言宗を開く端緒を得た寺としても知られる。
 
            

 さて、“久米仙人”の伝説は『扶桑略記』、『今昔物語集』、『徒然草』にも言及されている著名な話で、それによると、吉野・龍門寺の久米仙人は仙術で空を飛べるようになったが、ある日空を飛んでいる時、川で洗濯をしている女のふくらはぎに見とれて法力を失い、地上に落ちてしまった。
 久米仙人はその女とめでたく結婚。
 その後は普通の俗人として暮らしていたが、俗人に戻った久米仙人は遷都のための工事に携わる労働者として雇われ、材木を運んだりしていた。
 ある日仕事仲間から「お前も仙人なら、仙術を使って材木など一気に運んでしまったらどうだ」とからかわれた。
 一念発起した久米仙人は7日7晩祈り続けた後、仙力を回復。
 久米仙人の仙術で、山にあった材木が次々と空へ飛び上がり、新都へと飛んで行った。
 これを喜んだ天皇は久米仙人に免田30町を与え、これによって建てたのが久米寺であるというのである。仙人の石像が立っている。

            

 まあ、しかし、飛行中に女性のふくらはぎに見とれて、法力を失い、墜落するとは、何と親近感を憶えることか。
(いえ、私もそうだと言う訳ではないこともないこともないが。)
 身近な誰かを思い浮かべた方も多いのではなかろうか。
 アップしてみると、やはり、それらしい、お顔をされている。

            

 京都・仁和寺から移築された多宝塔や練供養などでも有名だが、何といっても紫陽花寺としても人気が高い。

            

            

            

            

            

            

            

            

 大日如来や不動明王も紫陽花に見とれているようだった。

            

             

            

            

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万華鏡喫茶「しろあむ」 ~奈良きたまちの不思議空間

2015-06-11 | 奈良の旅
万華鏡喫茶「しろあむ」 ~奈良きたまちの不思議空間

            

 奈良きたまちを散策する際には、東大寺や入江泰吉旧居へ至る裏道を歩くことが多い。
 その道すがらにお洒落な喫茶店があり、店先に小さな花びらが一杯、散りばめられたような紫陽花が咲いていた。

            

            

 そして、お店の入口に小さな望遠鏡のような筒が花に照準を合わすように置かれている。

            

 ん?と思って、暫し、呆然としていると、中から、お店の人が出てきて、「万華鏡です。見ていきませんか?」とお誘いを受けた。

            

            

            

            

            

 万華鏡喫茶「しろあむ」さんとの不思議な出逢いである。
 お店の中は外観以上にお洒落なインテリアでクラシックが流れ、ゆっくり寛げそうな雰囲気に満ちていた。
 香り高いコーヒーを味わいながら、200種類以上ある「万華鏡」の世界を見せて戴くことができるという。

            

            

            

 さっそく、いくつかの万華鏡を覗かせてもらった。
 テクがイマイチで、うまく撮影できなかったが、この何千倍もの素晴らしいミラクル・ワールドが広がっていた。

            

            

            

            

            

 光の中できらきら踊る“万華鏡の世界”は、留めておくのできない幻想の世界である。
 刻々と変わり続ける幻想の狭間で一瞬の記憶だけが心に焼き付いてしまう。
 人はいつも、現実と幻想の間を行き来しているのかなと、ふと、思った。  
 お店にはオーナーさんのご趣味らしい“カタツムリ”が目についた。
 紫陽花→万華鏡→カタツムリの相関性があるような気がした。

            

            

            

 あまり長居するのは、ご迷惑かと思いつつ、居心地がいいので、すっかり長居をしてしまった。
 お店では万華鏡の販売もされている。
 “世界でひとつの万華鏡”~最高のプレゼントになるだろう。
 オーナーさんにはフェイスブックのお友達になっていただいた。
 ありがとうございました。
         

 「しろあむ」さんのフェイスブック


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奈良きたまち散策 ~奉納舞とタチアオイと

2015-06-09 | 奈良の旅
奈良きたまち散策 ~奉納舞とタチアオイと

            

 「奈良きたまち・ウイークス」と銘打った町おこしイベントが開催されていた。
 有名な「ならまち」に負けまいと「奈良きたまち」も元気になってきた。
 「奈良きたまち」とは近鉄奈良駅の北側に広がる一帯。
  西は「やすらぎの道」あたりから東は東大寺あたりまで、南は興福寺あたりから北は奈良豆比古神社あたりを指し、奈良時代の転害門、鎌倉時代の刀鍛冶、室町時代の南都八景、戦国時代の多聞山城跡、江戸時代の奈良奉行所、明治時代の奈良女子大旧本館(重要文化財)など、歴史的スポットが点在する。


         転害門

     向出醤油醸造元

       登大路周辺

旧鍋屋交番きたまち案内所

 ピーヒョロと懐かしい豆腐屋の笛の音。
            

 何故か安らぐ、きたまちエリア。
            

            

 細井家住宅の特別公開。古民家のぬくもり。
            

            

 庭先のガクアジサイに季節を感じる。
            

 奈良きたまちにも、祇園社・八坂神社があって、この日は奉納舞いがあった。

            

            

            

            

            

            

 まちなかの「タチアオイ」が青い空に映えて鮮やかだった。

            

            

            


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五條新町 「ジオラマ工房Y.N」 ~五條から平野への繋がり 

2015-03-15 | 奈良の旅
五條新町 「ジオラマ工房Y.N」 ~五條から平野への繋がり

            

 五條・新町通の情緒ある町家で鉄道ジオラマを展示・販売されている「ジオラマ工房Y.N」さん。
 店主の野口定儀さんは北葛城郡河合町にお住まいの方だが、金曜から日曜までの3日間、開店のため、五條に通ってこられる。
 約2年半ぶりに訪れ、再会を果たした。

            

            

            

 前回は、オープン仕立ての頃で1ヶ月の契約で五條市から町家を借りたとのことだった。
 私もそのとき、平野で働き始めて、2日目だったと思うが、「契約が切れたら、是非、平野へ来て、博物館をしませんか。」と野口さんが平野近辺のご出身だったこともあって、そのようにお誘いした。
 
 ところが、「ジオラマ工房Y.N」が朝日TVの「人生の楽園」で取り上げられ、全国的に大ブレイク。
 五條市の熱いオファーもあって、好待遇で契約を再延長することになり、あの話も完全になくなったと思っていた。

 クリック⇒「人生の楽園」

            

            

            

            

            

            

            

 久し振りにお会いした野口さんから開口一番、「旧・南海電鉄・平野駅」のジオラマを作っている。」と聞かされた。
 「えぇぇぇ~!?」と、あまりの偶然に驚く私。
 「お客様からの注文なのだが、あと数日で、ほぼ出来上がるので、出来上がったら、平野を訪れたい。
 そして、平野のお寺で旧平野駅のジオラマを作っておられる方がいらっしゃると聞いたので、その方に見て戴いて細部を補正したい。」と、おっしゃる。

 またまた、ひっくり返りそうになった。
 平野で働き始めてから、奇妙な符合が続くのは、今回に始まったことではないが、それにしても、この偶然の一致はどういうことなんだと思った。

            

 次回では野口さんを平野・全興寺にお連れして、川口ご住職とお引き合わせした模様をアップします。

 
 

            

五條新町散策 ~旧紀州街道の面影

2015-03-14 | 奈良の旅
五條新町散策 ~旧紀州街道の面影

            

 久し振りに五條市の新町通りを散策した。
 江戸時代の雰囲気を残す旧紀州街道でもある五條新町は国から「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
 吉野川のゆったりとした流れに平行して続く町。
 私の好きな町のひとつで、何度となく訪れた町であるが、今回は弟が引っ越してきたので、不思議なご縁を感じつつの訪問となった。

            

            

 町の素朴な雰囲気が伝わってくる。

            

            

            

            

            

 牛乳屋さんの看板。

            
             

 吉野・大峰山詣出の舟着き場があったあたり。
 当時は水運もさかんだったことだろう。

            

 

 旧民家を利用した「まちや館」では、老人憩いの家で和の布を使って小物を作っているグループによる作品が販売されていた。
 なんだか、ほっとする作品揃い。

            

            

 幻に終わった「五新鉄道(五條と新宮を結ぶ路線)」の跡が残っている。

            

 今回、一番、気に入ったのは造り酒屋の裏道。
 ガイドマップにも載っていなかったが、風情ある風景だ。


            

            

            

            

            


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「藤岡家住宅」の雛まつり ~うちのの館

2015-03-03 | 奈良の旅
「藤岡家住宅」の雛まつり ~うちのの館

             

 奈良県五條市近内町、金剛山の奈良県側の麓、宇智野(うちの)に登録有形文化財「藤岡家住宅」がある。

             
 
 藤岡家は江戸時代、庄屋であったが、交通の要地であったことから、両替商、質商、薬種商、紺屋など商家としての顔も持っていた。
 母屋は天保三(1832)年、また内蔵は藤岡家では最古の寛政九(1797)年の建造という。

             

             

             

 五條中心からは少し離れたところに位置するが、これほど、重厚な町家の佇まいは他ではなかなか見られない。
 文化交流の場として、地元のNPOが運営している。

             

 また、「藤岡家住宅」の明治時代の当主、藤岡長和は、官選知事であり、俳人・藤岡玉骨として、明治の文化人としても著名であったという。

             

 小児の神「かりていもさん」が迎えてくれた。

                

 幕末から時を刻む古時計。

             

そして、雛人形が所狭しと住宅のいたるところに飾られていた。

             

 中には江戸時代のものと思われる雛人形も。

             

              

             

             

             

              

 薬問屋も営んでいたという名残が。

             

 蔵内部の梁も見事だ。

             

 季節は、いつの間にか、梅花の頃になっていた。


              


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天理参考館 2 ~面に刻まれた民の魂

2015-02-01 | 奈良の旅
 天理参考館 2 ~面に刻まれた民の魂

              

 地球上のさまざまな環境の下で、異なった生活文化を営んできた人類。
 その暮らしの中で刻まれた面には、民の心が如実に投影されているように感じた。
 そこには祈りや願い、喜び、哀しみ、怒り、憎しみ、崇敬、畏怖など民の魂が深く刻まれている。
 面から発せられる魂の叫びに私は、呆然と立ち尽くして、そのメッセージを受け止めようとしていた。


              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

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天理参考館 1 ~世界の文化コレクション

2015-01-31 | 奈良の旅
天理参考館 1 ~世界の文化コレクション

              

 天理の街なかに入ると多数点在する巨大な母屋(宿泊施設)や教会本部である圧倒的なスケールの神殿など目にして、ここが宗教都市であることを実感する。
 そんな天理の中心部にある天理大学の一角に天理大学附属「天理参考館」がある。

              

 博物館好きの私が今まで訪れなかったのは、宗教色が強いのではと懸念していたためだが、入館してみると民族博物館の中でも群を抜く多彩さと規模であった。 
 エントランスに入ると、メキシコの古代文明オルメカの石頭像が広いフロアにド~ンと鎮座する。

              

 外国へ出て、教えを広めるためには、言語だけでなく、その背景にある考えや文化を理解することが必要だということから、集められた収蔵品は「世界の生活文化」、「世界の考古美術」に分けられている。
 まずは1F、2Fの「世界の生活文化」のコーナー。
 アイヌ文化、朝鮮半島、中国、台湾、バリ、ボルネオ、インド、西アジア、メキシコ、グアテマラ、パプアニューギニア、南北アメリカ、そして日本へと続く。

              

              

              

              

                            

              

              

              

              

              

 更に圧巻だったのは3Fの「世界の考古美術」のコーナー。
 歴史には普遍性があるのだろうか。
 日本、朝鮮半島、中国、オリエントのコレクションが続く。

              

              

               

              

              

              
              
              

              

               

              

              

              

              

 最後は天理市の「布留遺跡」。
 旧石器時代から続く複合遺跡で石上神宮や物部氏との関連性など興味深い遺跡である。

              


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東大寺・上院地区散策 ~天平の薫り

2015-01-03 | 奈良の旅
東大寺・上院地区散策 ~天平の薫り

              

 この日、1月2日は日本海側を中心に大雪で、ここ奈良盆地でも、久方ぶりに積雪が見られた。
 いざ雪景色を写さんと奈良公園に勇んで出かけたが出遅れて、到着したときには雪も溶け始めていた。

              

               

 上の方なら、まだましかもと、二月堂を目指す。
 入江泰吉さんの作品で有名な二月堂裏参道を昇る。

              

              

     
 二月堂のある大仏殿の東方、若草山麓には8世紀前半に東大寺の前身寺院である金鐘寺があったとされるところ。
 現在、この辺りには二月堂の他、開山堂、三昧堂(四月堂)、法華堂(三月堂)、その南には鎮守の手向山八幡宮があり、東大寺上院地区と呼ばれている。

              

              

              

 お水取りの二月堂と金鐘寺の頃、既にあったとされる東大寺最古の建物、不空羂索観音の三月堂はあまりにも有名で、道行く人々はこちらにばかり、目を向ける。
 だが、その狭間に、私、おススメの四月堂がある。

              

 本尊の木彫十一面観音立像はじめ、阿弥陀如来、普賢菩薩、薬師如来、弘法大師像などが所狭しとお並びとなっており、外の雑踏を他所に静かに佛像と向き合うことができるのだ。 しかも、拝観料なし。
(本尊は2年前まで、十一面千手観音像であったが、今は東大寺ミュージアムに移転されている。)

              
 
 リュックをゴソゴソと探ると鹿がすっ飛んできた。
 ホントに彼等の食欲には参ってしまう。

              

 手向山八幡宮。外国語のお札が目に着くように外人さんたちにとっても、人気スポットである。

              

 車を置いている法蓮町まで速歩で一気に降りる。(我ながら、よく歩く)
 途中で聖武天皇陵に寄る。
 隣に眠る光明皇后との愛の逸話は羨ましい限りである。
 功罪共に多く、歴史上、欠くべからざる天皇であるが、市街地のど真ん中に眠っていることはあまり、知られていないようだ。


              

              

               


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「はならぁと」 1 ~生駒宝山寺参道

2014-12-13 | 奈良の旅
 「はならぁと」 1 ~生駒宝山寺参道

              

 地域のまちづくり団体が運営するアートフェスティバル「はならぁと」が今年も奈良各地で開催された。
 聖天さんと親しまれ、古くから崇敬を集める生駒・宝山寺。
 その参道は急な石段が続き、奈良盆地の眺望が素晴らしい。

               

 だが、歓楽街と宗教が交差した町並みの繁栄も今は昔。
 門前旅館の多くが閉店したり、店替えするようになり、うらぶれた雰囲気が漂う。
 その一角、老舗旅館だった旧たき万旅館を中心に「はならぁと」が開催されていた。

              

 いくら非日常の旅館の一室とはいえ、非日常すぎるアートの世界。

              

              

              

              

              

              

               

 百鬼夜行が横行する異次元ワールドと化していた。

              

              

              

              

 この部屋はふとん部屋?それとも、アート?

              

 町中がワンダーランドになっていた。


              

              

              

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“虚空蔵さん”弘仁寺と大和青垣の山麓

2014-12-01 | 奈良の旅
“虚空蔵さん”弘仁寺と大和青垣の山麓

              

 弘仁5年(814年)嵯峨天皇の勅願で弘法大師が創建したと伝えられている寺院。
 海抜 180mの小高い山の中腹に、本堂を中心に寺堂が建ち並び山全体が信仰の対象とされている。
 本尊は木造虚空蔵菩薩。「虚空蔵さん」と親しまれ、十三詣り(4月13日)で有名。

              

 奈良市と天理市の間を結ぶ、「北山の辺の道」周辺の紅葉の名所としては、正暦寺があまりに有名で混雑するが、すぐ近くの“虚空蔵さん”弘仁寺は訪れる人も少なく、穴場といえよう。
 それにしても、日本人はどうして、有名どころに行くだけで満足して帰ってしまうのか。 周囲に目もくれずに・・・。

 入山すると、りっぱな本堂と大きなイチョウの木が目をひいた。

              

              

              

              

              

              

              

 久し振りに高桶町を歩いてみた。

              

 ここでも、春日神社の大イチョウが目をひいた。

              

              

              

 道脇の草むらで、何かがゴソゴソと動いたと思ったら、山羊が2頭、のんびりと草を食んでいた。
 彼等には面識がある。
 近くの農家レストラン「清澄の里 粟」の山羊である。
 誰が見張りしているわけでもない、放し飼い。
 もちろん、柵などない。
 こんな風景が昔の日本には自然に存在していたに違いない。

              

 田の神(かん)さんが、のんびりと見守っていた。

              

 奈良盆地が見渡せる北山の辺の道である。


              


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飛鳥・逍遥 4 ~「天上の虹」より

2014-09-30 | 奈良の旅
 飛鳥・逍遥 4 ~「天上の虹」より

              

 毎年、9月に飛鳥・石舞台前で劇団「時空」の万葉劇が上演されるのを楽しみにしている。
 今年の出し物は里中満智子作「天上の虹」より、「別れの歌~有馬皇子悲話」である。
 すっかり、秋の風情を漂わせた石舞台古墳。
 二上山を仰ぐ空がやがて、オレンジに染まっていった。

              

              

 「天上の虹」は持統天皇の生涯を描いた作品。
 彼女は飛鳥時代の大きなクーデター「乙巳の変」(645年)の年に生まれた。
 幼少時の名は鵜野讃良(うののさらら)。

              

              

 大化の改新後に即位した考徳天皇の新政府は皇太子に中大兄皇子(讃良の父)を中心に船出した。
 政治の実権を握った中大兄は強力な中央集権化を推し進めた。

              

 654年、都を難波から大和に還すという進言を考徳天皇に拒まれると、中大兄は政権中枢を引き連れて、飛鳥に戻ってしまう。

              

 考徳天皇は憤死。次期天皇の有力候補は考徳の息子、有馬皇子。
 そして、その有馬皇子に恋心を抱く讃良。

              

 次期天皇には予想に反して、中大兄の母である、前々天皇だった、皇極が再び、皇位について、斉明天皇となった。
 ここでも、中大兄が実権を握ったが、弟の大海人皇子との確執も生まれ始めた。

              

              
 

 まだ、皇位継承権を持っていた有馬皇子は身の危険を感じ、保身のため、狂人を装った。

               

 有馬は蘇我赤兄に唆されて、謀議をめぐらす。

              

 ところが、これは罠で、有馬は謀反を企てたとして、捉えられる。

              

 捉えられた有馬は岩代(和歌山みなべ町)に護送される。
 ここで、有名な歌を詠む。

 「家にあれば 笥(け)に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る」


              

 有馬は中大兄によって、絞首刑に処せられた。

              

 大海人の妻となった、讃良。

              

 更に中大兄と大海人の確執は深まっていく。

              

 後の天武天皇(大海人)と持統天皇(讃良)の物語は始まったばかりだ。


              


  

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飛鳥・逍遥 2 ~案山子ロード 2014

2014-09-26 | 奈良の旅
  飛鳥・逍遥 2 ~案山子ロード 2014

             

飛鳥・案山子ロード 2014


 飛鳥の秋を彩るのは、彼岸花の燃える赤と「案山子ロード」。
 今年も力作が勢揃いしましたぞ!

             

             

             

             

             

 でも、ほんまもんの案山子もがんばっておりました。


             


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