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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

晩秋の大和路 ~紅葉めぐり  『冬が来る前に』

2017-12-02 | 奈良の旅

   晩秋の大和路 ~紅葉めぐり  『冬が来る前に』

 秋が深まれば深まるほど、日ごとに空気の透明感が増していくようだ。
 紅葉しきれないまま、立ち枯れとなる木も多い。
 やがて、冷たい北風が冬を伴ってやってくる。
 
 晩秋の大和路風景は談山神社から。

             

             

             

             

             

             

 寒さにブルッと震え、思わず立てたコートの襟。
 見上げる空高くに届かぬ想いを伝えてみる。
 冬が来る前に・・・
 迷いを断ち切れないまま。


 

             

             

             

             

             

             

             

             

             

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「菊薬師と小菊祭り 」 ~五條・金剛寺

2017-11-02 | 奈良の旅

  「菊薬師と小菊祭り 」 ~五條・金剛寺

             

 奈良県五條市の金剛寺で、懸崖の小菊など約80鉢の菊が金剛寺の境内を彩る中、「菊薬師と小菊まつり」が11月3日に開催される。
 金剛寺は平安時代末期、平重盛によって創建されたといわれる古刹。
 西国薬師49か寺の第9番霊場でもあり、本堂には室町時代作の本尊薬師三尊像が安置されている。

             

 この薬師三尊像は「菊薬師さま」とも云われ、右手と繋がった「善の綱」が、本堂の外まで伸びている。
 健康や長寿、病気平癒を願って、「善の綱」をひくとご利益があるという。

             

             

「薬師如来像」の他、日光・月光菩薩と、十二神将、象に横乗りした文殊菩薩像など、仏像の種類も多い。

             

             

 また、この期間中のみ、「菊慈童の屏風」が公開されている。   
 「菊慈童」は中国の故事で、菊から滴る水を飲み、菊を枕に休み、菊の葉に写経し、七百才の齢でなお童顔という。
 古人は菊の神秘的なパワーを感じていたのだろうか。

             

             

 しばし、小菊の庭に佇み、小春日和のひと時を過ごしたいものである。


             

             

             

             

             

              
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オオムラサキが舞う空へ ~橿原市昆虫館

2017-07-16 | 奈良の旅

オオムラサキが舞う空へ ~橿原市昆虫館

                   

 飛鳥歴史公園では、 里山自然教室「国蝶オオムラサキの舞う里山づくり」と銘打って、毎年、人工飼育したオオムラサキの放蝶会を行っている。

 オオムラサキは国蝶に指定されているが、蝶マニアにとっても、稀少種で、恥ずかしながら、私も野生のオオムラサキに出会ったことがない。

 放蝶会には行けなかったが、橿原市昆虫館でオオムラサキが見られると聞いて、久々に同館を訪れた。

 バタフライガーデンには、お馴染みの蝶たちが舞っていたが、お目当てのオオムラサキは見当たらない。

 それでも、行ったり来たりしながら、漸く、一匹だけ探し出した。

                     

                      

 鮮やかな紫。この蝶が飛鳥の空を普通に舞い飛ぶ姿を見られたらと願わずにいられない。

 メスも見つけた。蝶は鳥類と同じようにメスが地味である場合が多い。

 人間界と逆だなと思った。

                   

 ジャコウアゲハ、オオゴマダラ、ツマベニチョウ、スジグロカバマダラ、シロオビアゲハなど、昆虫館では見慣れた蝶が飛び交っていた。

 翅がぼろぼろなのが気にかかった。

                  

                    

                      

                            

                   

                       

                         

                    

                

                    

                      

                

                    

 展示場には、いつものモルフォ。

 いつか、この瑠璃光沢の翅を追いかけたいというのが、子どもの頃からの夢。

                     

                   
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キトラ古墳と稲渕の菜の花 ~飛鳥逍遥

2017-03-30 | 奈良の旅
キトラ古墳と稲渕の菜の花 ~飛鳥逍遥

              

 昨年より公開されるようになった飛鳥の「キトラ古墳壁画体験館」。

              

 特別史跡キトラ古墳は高松塚古墳に次ぐ我が国2例目の壁画古墳で、1983年の調査で石室内に描かれた極彩色壁画が発見された。
 キトラ古墳は、藤原京の南に広がる古代の皇族・貴族などの墓域に所在する小さな円墳で、7世紀末~8世紀初頭頃に造られたと考えられる。

               

 石室内部の広さは奥行2.4m、幅1.0m、高さ1.2mで、天井・側壁・床面の全面に漆喰が塗られている。
 その白い漆喰面に、四神や十二支、天文図などの極彩色壁画が描かれている。

               

               

 キトラ古墳の石室内には、四神、十二支、天文図、日月の壁画があるが、四神は天の四方を司る神獣で、壁画は対応する方位に合わせて、東壁に青龍、南壁に朱雀、西壁に白虎、北壁に玄武が描かれている。

 高松塚古墳では、盗掘により南壁の朱雀が失われていたため、我が国で四神の図像全てが揃う古墳壁画はキトラ古墳壁画のみ。

 昔から、この古墳は地元住民から亀虎(キトラ)と呼ばれていた。
 まるで、四神壁画の存在を知っていたかのように。

               

               

               

               

               

 渡来人である平野区の鞍作村の匠集団が、何らかの理由で飛鳥に移住せしめられて、何を成しえたか・・・。古代史のロマンである。

               

                

 彼岸花で赤く染まった稲渕のあたりは、今、菜の花が盛りであった。


               

               

               

               


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早春の白毫寺 ~椿と萩の花の寺

2017-03-24 | 奈良の旅
早春の白毫寺 ~椿と萩の花の寺

            

 白毫寺(びゃくごうじ)は奈良市東部の高円山にある真言律宗のお寺。
 私にとっては、奈良でもっとも好きなお寺のひとつ。
 観光客でごった返す奈良公園から、少し足を延ばせば、静かでのんびりと文化財に浸れるとっておきの場所。

            

 志貴皇子の別邸から始まったとあるが山門に至る石段が何とも風情がある。
 秋には萩、そして、これからは椿で有名な花の寺。
 
            

            

            

            

                                   
 長い階段を登りつめると奈良市街を一望できる。

            

 この眺望と共に有名なのが奈良三名椿の一つ「五色椿」であるが、この日はまだ早かった。
 1株の木に色とりどりの花をつける樹齢400年の天然記念物である。

            

 阿弥陀如来を本尊に地蔵菩薩、また、閻魔王が鎮座。
 境内では石仏めぐりもできる。

            

            

            

 早春の日溜りの境内のベンチで、前回、来たときのことを「一人じゃなかった」とぼんやり思った。

            

            

            

            

            

 ハクモクレンの蕾が膨らんでいた。
 春はもうすぐである。


            

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お水取り ~春を呼ぶ炎

2017-02-24 | 奈良の旅
  お水取り ~春を呼ぶ炎

 東大寺二月堂でお水取り、正式名「修二会(しゅにえ)」が来週より始まる。
 例年、3月1日から14日まで本行が行われ、終わるころには冬が明けていることから、春を告げる行事ともいわれる。
 奈良時代から続く伝統行事で、752年以来、途絶えたことがない。

             

             

 3月1日、「練行衆(れんぎょうしゅう)=修二会を司る僧」は行列を組んで二月堂へ向かい、本行が開始される。
 練行衆がお堂入りしたあと、燃えさかる松明は舞台の欄干に掲げられるが、これがお水取りの中で最も有名な「おたいまつ」と呼ばれる場面。
 降り落ちる火の粉が無病息災をもたらすと言われていることから、たくさんの参拝客が集まる。
 本行のクライマックスは12日深夜。
 籠松明(かごたいまつ)がたかれ、練行衆は祈りの合間に、二月堂下にある若狭井(わかさい)に水をくみにいく。
 これがいわゆるお水取りの儀式だ。
 くみあげた水は「香水」と呼ばれ、本尊である十一面観音に供えられる。


             

             

             

             

             

             


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奈良・菅原天満宮 ~「おんだ祭り」

2017-02-21 | 奈良の旅
  奈良・菅原天満宮 ~「おんだ祭り」

              

 奈良市の菅原天満宮(西大寺下車)で2月25日に「おんだ祭り」が執り行われる。
 この神事は神輿倉の前で、四隅に青竹を立て、しめ縄をはった仮の神田で行われる農耕儀礼である。
 翁の面を着けた田主と、牛の面を着けた子供がユーモラスな口上と所作で、まるで、狂言を見ているかのよう。
 笑いが絶えない、ほのぼのとした神事である。

              

              

              

              

              

 牛が暴れれば暴れるほど、豊作になるという。
 おひねりが飛ぶ。

              

 牛くんは、まだ中学生くらいか。
 翁の正体は、やっぱり、翁!?

              

              

              

 本物の翁からゲキが飛ぶ。しかし、よく似ていらっしゃる。

              

 肥え(人糞)を担いで、やってきた。今の子は、こんなん知らないだろうなぁ。

              

 肥えの最後の一滴まで無駄にしないため、ひしゃくに流し込んでいる。
 芸が細かい~。

              

 もみ撒きは花咲か爺のよう。
 大和の春を呼ぶイベント。


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樹氷と霧氷の高見山 ~スノーモンスター

2017-02-07 | 奈良の旅

樹氷と霧氷の高見山 ~スノーモンスター

              

 東洋のマターホルンといわれる高見山(1249m)。

                            

              

                                         

              

 霧氷越しに大峰・台高の山々が綺麗に見渡せた。


              


               

 樹氷へと姿を変えた木々は、まさにスノーモンスターと化していた。

               
               
 これらを「エビのしっぽ」とも形容する。

               

               

               

               

 
 頂上小屋は登山者で溢れていた。

               

                 

 東には高見山から縦走できる、近辺のもうひとつの冬山登山のメッカ、三峰山(みうねやま)が白い雄大な山容を見せていた。

               
              
 


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ならまち界隈ぶらり散策 3~風雅な薫り

2016-10-05 | 奈良の旅
ならまち界隈ぶらり散策 3~風雅な薫り

               

「重陽の節句」は、菊に長寿を祈る日。
 8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈ったという。
 「菊の被綿〔きせわた〕」が似合う風雅な薫り漂う、ならまち。

               

               

 まちなかアートが似合うまちでもある。

               

               

                  

 昔日と今が融合した不思議な空間があった。
 まさに時空のワンダーランド。


               

               

               

                              

               

               

               

               

               


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ならまち界隈ぶらり散策 2~身代わり猿の身代わりは?

2016-10-04 | 奈良の旅
ならまち界隈ぶらり散策 2~身代わり猿の身代わりは?
 
          

 庚申さまの身代わり猿は、健気にも我等の罪を身代わってくれている。
 自らを犠牲にして、何故、そこまでして、我等に尽くしてくれるのか。
 そこに並々ならぬ、慈愛の精神をみる。
 以前は当たり前と思っていた光景にも、何かしら、意味があるように思えてきた今日この頃である。
 それにしても、身代わり猿の身代わりはいないのだろうか。

          

          

          

 奈良町資料館は、身代わり猿ばかりではなく、仏像も鎮座されているユニークな博物館。

          
   
          

          

          

 更に江戸時代に始まるレトロ看板のコレクションの数々。
 マニア垂涎のお宝ばかり。



          

          

          

           

          

          

          

          

          
       
          




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ならまち界隈ぶらり散策 1~格子の家・鹿の舟・吉田蚊帳あたり

2016-10-03 | 奈良の旅
ならまち界隈ぶらり散策 1~格子の家・鹿の舟・吉田蚊帳あたり

               

かつて、僅かだが、奈良の観光振興に携わっていた時代があった。
私にとって、原点ともいうべき、ならまちを久し振りに散策した。

               

 観光振興とはいうものの、元来、観光という言葉が嫌いで、観光客目当てに整備されすぎた町が、これまた嫌いときているのだが、久し振りの、ならまちは、そんなへそ曲がりも納得させる、完成された町並みへと変貌しつつあった。


               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               


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ajian shop 「MUTASAN」 ~ならまちでバリ島気分

2016-09-24 | 奈良の旅
ajian shop 「MUTASAN」 ~ならまちでバリ島気分

               

 ならまち界隈を散策中、ちょっとお洒落でキュートなお店を発見。
 バリ島を中心とした、アジアの雑貨民芸品を扱っている「mutasan」だ。

               
 
 ご主人は現地の方ではないが、バリ島や東アジアの文化に魅せられて、お店を出されたそうだ。
 ちょっと、エキゾチックなムードが漂う店内。
 それでも、町に溶け込んでみえるのは、懐の深い奈良がなせる業か。

               

 店内に入ると、コーヒーをサービスしていただいた。
 まるで、喫茶店に入ったように寛ぐ。

               

               

               

               

               

               

               

 バリには猫が多いのだろうか。表情豊かな猫の置き物が目を引いた。


               

               

                

               

               

               

  HPはこちらMUTASAN


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奈良少年刑務所 ~最後の矯正展・「空が青いから白を選んだのです」

2016-09-12 | 奈良の旅
奈良少年刑務所 ~最後の矯正展「空が青いから白を選んだのです」



奈良少年刑務所が来年3月末で廃庁となる。
よって、毎年9月に所内で開催されていた「矯正展」も今回が最後となった。

              

 詩集「空が青いから白を選んだのです。」
 奈良少年刑務所の受刑者たちが作った詩を集めている。
 
 そのひとつ、受刑者の詩が歌に・・・「くも」 
 受講者に詩を書いてもらい、その詩を本人が朗読し、みんなで感想を述べる。
 様々な罪を犯して、入所してきた受刑者の更正を願うプログラムだ。
 このプログラムの講師である、寮美千子氏は、このように語る。

 『空が青いから白をえらんだのです』を読むと、彼らが今まで置かれてきた環境の悲惨さ、そしてどんな罪を犯した人間であっても更生する可能性があることを教えられる。

 「心の扉が開いてこそ、人は罪と向き合うことができる。詩は、彼らの心の扉を開いた。罪を悔い、償いの心を忘れず、社会が温かく迎え入れてくれれば、彼らはしっかりと社会復帰への道を歩むことができるはずだ」

 「受刑者は社会の被害者かもしれない」


                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

 

 廃庁後、ロシア教会を思わせる明治の名煉瓦建築は残されるという。
 政府は博物館か民間委託のホテルを想定しているようだ。

建物が残されるのは喜ばしいことだが、この建物に刻まれた、受刑者や職員、更正教育支援ボランティアの想いも残してもらいたいものだ。



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今井町並み散歩 ~まちかど・ノスタルジー

2016-05-14 | 奈良の旅
今井町並み散歩 ~まちかど・ノスタルジー

               

 今井町は、東西約600m、南北約310m、17.4haの地域に約500棟の伝統的建造物が遺る、全国でも最大規模の重要伝統的建造物保存地区である。
 今井町は近鉄・八木西駅か、JR畝傍駅下車。
 玄関口の蘇武井公園前には、畝傍山を背景に鯉のぼりが泳いでいた。

               

 戦国時代には御坊を開き、自衛のため、濠をめぐらした城塞都市でもあった。
 江戸時代には大坂、堺ともさかんな交流があり、南大和最大の商業都市として栄えた。
 今西家・横には旧環濠がみられる。

               

               

                               


 年間3万人の観光客が訪れるというが、安易な観光開発がされて来なかった一方で、高齢化や人口減少で空き家・空き地の発生が課題となっている。

 今井町並み保存会は近くの奈良県立医大と協働して、この空き家・空き地を再生・利活用し、まちなかの医療・福祉・健康のサービス、コミュニティ活動の拠点としていこうという試みがなされている。
 介護予防のための交流スペース、地域包括ケア拠点、奈良県立医大を訪れる外国人研究者のためのゲストハウス、留学生寮など、様々な計画が具体的候補に上がっている。

               

               

               

               

               

 それにしても静かな町である。
 平野のように生活臭がいっぱいというわけではなく、かといって、イベント中なのに観光客もまばらである。
 たまに、自転車が通ると町に生活臭が戻ってくる。
 5月には毎年、「今井町並み散歩」というイベントが開催されている。
 今井宗久など茶人をメインに「茶行列」が町を練り歩く。
 期間中、着物で来られた方には粗品が進呈されるという。


               

               

                 

               

               

               




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高取城址の紅葉 ~関西の「天空の城」

2015-11-29 | 奈良の旅
高取城址の紅葉 ~関西の「天空の城」

               

 久しぶりに高取城址を訪れた。
 観光の仕掛け人によるものか最近、竹田城が人気スポットになっているが関西にだって、「天空の城」はある。

 高取城は土佐街道のある高取町から4キロメートル程南東にある標高583メートルの高取山山上に築かれた山城である。
 山上に白漆喰塗りの天守や櫓が29棟建て並べられ、城下町より望む姿は「雪かと見れば、雪ではござらぬ 土佐の城」と謡われた。(土佐とは高取の旧名)

               

                             

 曲輪の連なった連郭式の山城で、城内の面積は約10,000平方メートル、周囲は約3キロメートル、城郭全域の総面積約60,000平方メートル、周囲約30キロメートルに及ぶ。
 日本国内では最大規模の山城で、備中松山城(岡山県)・岩村城(岐阜県)とともに日本三大山城の一つに数えられる。
 元和元年(1615年)の一国一城令の際も重要な山城として破却を免れ、現在に至るまで石垣や石塁が残されている。

 また、意外にも紅葉の名所でもある。

              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

 それにしても、この山中にどうやって、巨大な石を運んだのだろう。
 さぞかし、難事業だったことだろう。

              

 明日香村を抜けて帰る途中、大雨となった。
 山茶花や皇帝ダリアが雨中に佇んでいた。


              

               

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