日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

くまのパディントン

2020年09月05日 | 
『くまのパディントン』を
あらためて読んでみたら
本当におもしろくて



早く早くと
2巻以降の翻訳をせがむ手紙を
松岡享子氏に送った
少年時代の田中琢治氏の気持ちが
よくわかった


手紙をきっかけに始まった
2人の交流
琢治少年は大人になり
自分で原書を読めるようになって
試しに訳して
松岡氏に送った
そうしてさらに3冊の
『パディントン』が出た



第1巻を
松岡氏が翻訳した際には
そこまでドラマチックなエピソードは
なかったようだけど



パディントンは
どのようにして生まれたか…

1956年のクリスマス・イヴ
仕事帰りのボンド氏は
バスに乗りそびれ
セルフリッジ百貨店に入る

そして玩具売り場で
ひとつだけ売れ残った
クマのぬいぐるみに出会う

ひとり寂しく
クリスマスを過ごすのは
かわいそうだと思い
妻への2つ目の
クリスマスプレゼントとして
買って帰る

クマは
当時ボンド夫妻が
パディントン駅近くに
住んでいたことから
パディントンと名付けられ
かわいがられた



そしてまた
ボンド氏には
子供時代に見た
かなしい風景が心に残っていた

第2次世界大戦中
激しい空襲を逃れて
ロンドンから
疎開してくる子供たちがいた

子供たちは皆
名前と住所を書いた札を付けており
たったひとつのスーツケースに
持つ全てを詰め込んでいた



駅でひとりぼっちのクマには
素敵な家族と出会ってほしかった


こうして
ユーモラスで
心あたたまる物語が
生まれた



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。... 

マチカドコリウス


台風10号気にしつつ
概ね晴れた日曜日を過ごした
中年の乙女心



はいからさんが通る 大劇場千秋楽ライブ中継

2020年09月05日 | Memories of ZUKA
花組 宝塚大劇場公演
『はいからさんが通る』
千秋楽を


ライブ中継で観た


当初の公演日程が
コロナでまるまる中止になって



仕切り直して
7月17日に再開されたものの
8月2日から再び休演となり
9月1日まで続いた



千秋楽は無観客ライブ配信か⁈
と覚悟してたら
ラスト3日間上演され
千秋楽を迎えた



1回目はライブ配信をスマホで
2回目は劇場のA席から
3回目がライブ中継
大画面×オペラグラス要らず

あの中年の乙女心射抜く
少尉の登場も
紅緒の豊かな表情やしぐさ
コミカルな動きも
あれもこれもそれも
ばっちり見えた

花組新トップコンビ
柚香光×華優希

コロナの影響で
大変なお披露目公演に
なってしまったけど

2人演じる少尉×紅緒は
それに負けないくらいのインパクトで
心に刻まれた
もちろん他の演者も

というわけで
配役表とポートレート
もう一度
ダーッと出してもいいですか?






















もう
なんも言えねえ
ぐらいだけど
大劇場の感想を書いた時に
この人のこと
書きそびれてしまったので…

雪組→花組
組替え後初の大劇場公演だった
永遠輝せあ

演じた高屋敷要は
ストーリーテラーの役目も担い
たぶん2017年版よりも
役をふくらませての
登場だったと思う

ボサボサ頭に
下駄履きの豪快さが
気持ちいいくらいだった

花組で
花開いていってほしいと
陰ながら応援
中年のオトメゴコロ



柚香光率いる花組も
見逃せない

キリギリス的
ヅカファンライフ続く
老後がヤバイ
中年のフトコロ

(LeCINQ『DANCE OLYMPIA』裏表紙)

フィナーレは
観た3回すべて
大正バージョン

浪漫バージョンは
ついに見逃してしまった
(Blu-rayに入るよね?)

トップコンビが
白い衣装で踊る
デュエットダンスに
またしても感動

コンビ愛
いただきました



終演後の挨拶で
組長が
再びの雪組へと組替え後
雪組次期トップ娘役となる
朝月希和を紹介した

これを狙っての
昨日の発表だったか〜と
思いつつ

彩風咲奈×朝月希和も
良いコンビになるといいなあと
願いつつ

そうそう
さきちゃんには
ちょっとお姉さんな感じの方が
合うと思う〜と
勝手ながら



そういえば
ライブ中継だから
本編では
あまり意識しなかったけど
銀橋を使うのやめたんだなと
最後になって気がついた

次回の月組公演は
たしか5列目まで
販売ナシだったから
銀橋復活するかな?

終演後のトップスター挨拶で
柚香光は
お客様を前に
舞台に立てる喜びを
ゆっくりした口調で
かみしめるように
繰り返し語った

かなしさ
悔しさ
申し訳なさ
凍りついた心を
お客様が溶かしてくれました

客席からの大きな拍手に
3回ほど
緞帳が上がった後
最後のカーテンコールには
柚香光が緞帳前に現れて応えた

お客様の瞳の力が
パワーを与えてくれると言い
両腕で客席全体を
抱きしめるしぐさをして
こうやって
全部持って帰りたいと言った

今回の公演が
DVDになるとのこと

記憶にも
記録にも
残る公演となった



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。... 

昼間は
完璧な青空が広がってた
嵐の前の静けさか?
と思いつつも
油断して寄り道して帰ったら
雷雨にあった

雨は大したことなかったが
ひっきりなしに
ピカッゴロゴロ
せっかく持ってた折りたたみ傘も
怖くてさせなかった

傘に雷
落ちそうじゃないですか?