日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

ロケットマン

2019年08月23日 | 映画
8月23日は
かの地で
あの公演が始まる日で
どうなってることやらと
はの字を書くのも
こわいくらいだけど

始まりの日とか終わりの日とか
そういう公演には
なかなか縁がないから
いつもどおり仕事しながら
かの地を思った

そして今日は
中年の乙女心的には
この夏一番観たかった映画が
公開される日

この映画ばかりは
チラシを見つけた瞬間に
絶対に観る
いや今すぐ観たい〜と思った



2か月近く待って
やっとその日はやって来て
でも残業があったから
レイトショーが始まるまで
さらに待つこと2時間あまり

そしてやっと



エルトン・ジョンの知識も
映画を観る前のクイーン程度

酒やドラッグに溺れて
めちゃくちゃになって
そこから再起したことは知ってた

オレンジ色の悪魔みたいなコスチュームに
身を包んだエルトンが
更生施設に飛び込み
自らの幼少期を語りだすところから
物語は始まる



本名
レジナルド・ドワイト

絶対音感を持つ神童
レジー少年が
いかにして
エルトン・ジョンになっていったかを
そして
心の底に抱え続けたその深い孤独を
見守った



ちなみに
芸名
エルトン・ジョンのジョンは
誰もが知ってるあの人

でも
知って一番驚いたのは
エルトン・ジョンが
作詞はしないということ

「Your Song(僕の歌は君の歌)」も
レコード会社で知り合った
(数々のヒット曲を共に生み出すことになる)
バーニー・トーピンが書いた

ある朝
いつものようにバーニーから
詩を書いた紙を受け取って
ピアノの前に座るエルトン

一音一音たしかめるようにして
曲が紡がれていき…



「Your Song」誕生シーン見たさに
リピートしてしまいそうな
中年の乙女心

バーニーを演じたのは
『リトル・ダンサー』の
ジェイミー・ベル

シャルロット・ゲンズブール主演
『ニンフォマニアック』に
ドSの役で出てるのを見た時は
面食らったけど
今回はビリー少年の
チャーミングな笑顔が帰ってきた



エルトン・ジョンに
女性と結婚してた時期が
あることを知った

「Don’t Let The Sun Go Down On Me」に
乗せて描かれるその場面は
とても美しく
ものがなしい

エンドロールで
タロン・エガートン演じるエルトンと
本物のエルトンの写真が
並べられていく

最後に出てくる
幼少期のレジー少年が
そっくりで驚いた
映画の冒頭で登場した時から
エルトンの面影ある〜と
思っただけあった




なぜそんなに観たかったかというと
単純に「Your Song」が
大好きだから
その誕生秘話が知りたかった

もうひとつ好きな曲があって
そちらが出てこなかったのは
残念だったけど

タイトルの
『ロケットマン』
なんだろうと思ったら
『ボヘミアンラプソディ』と同じく
曲のタイトルでした



それはそうと
レイトショーが終わって
外に出たら
急に涼しくて驚いた



8月も残すところ
あと1週間なのね