日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

ウィスキー&ナッツ『ルージュの手紙』

2018年03月10日 | 映画
今日の窓ぎわビアガーデンは
ナッツをアテにウィスキーを

でも
休日出勤から帰って
週に1度の掃除をした後だったから
あっという間に薄暗くなった



ウィスキー&ナッツには
理由があって

映画『ルージュの手紙』で



ひとり息子を女手ひとつで育てあげた
49才の助産婦
クレール(カトリーヌ・フロ)が



父親の元妻
血のつながらない母親である
ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーブ)と
30年振りに再会する場面で
ウィスキーとナッツが登場して
おいしそうだったから

ナッツは常備アテなのか
大〜きな瓶にい〜っぱい入ってた



ベアトリスは
再会を祝して乾杯しようとするけど
堅物で健康第一のクレールは応じない

30年前
父親と10代だったクレールのもとを
突然去ったベアトリス

父親はベアトリスが去ったショックで
自殺した
クレールもベアトリスに
裏切られたと思ってきた

わだかまりはなかなか消えない



同じシングルマザーを演じるなら
マルゲリータ・ブイのほうが
だんぜんいいって思ってたけど
カトリーヌ・フロもよかった



お騒がせキャラ
ベアトリスを演じた
カトリーヌ・ドヌーヴも
本当にキュートだった
美魔女だし



母と娘
母の夫 娘の父親に
うりふたつの息子シモン

オーララ〜!



クレールの職業は
"助産婦"となってて
"助産師"じゃないの?と思ったけど
あえてそう呼んでたことが
映画の終盤にわかる



カトリーヌ×カトリーヌ
夢の共演



原題の「Sage femme」は
翻訳アプリによると
"賢明な女性"って意味らしい
"堅物女"ってことにもなるのかな?

邦題って
うまいことつけるなと思う



老いた人たちを
そろそろ訪ねなければと
思ってたところへ
命じられた休日出勤

とりあえず電話して
無事を確認



手当よりも代休のほうが
ありがたいんだけどなと
中年の乙女心
もとい
中年の本音心

同じ独身でも
親がお弁当まで作ってくれるような
若い人たちと
足並みそろえないといけなくなったのは
やっぱり自業自得かな