日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

3巻読了

2016年04月22日 | 
3巻を読み終えた


ムーミンが生まれる前の
ムーミンパパの若い頃のお話
パパはそれを
思い出の記 として書きつづりながら
ひと区切りつくごとに
ムーミンたち子どもに 語って聞かせる
物語の中での今と昔が 交互にあらわれる


帽子を目深にかぶって パイプをくわえて
達観しているふうなせいか
スナフキンのことをずっと
おじさん
のように思ってきたけど
この本では スナフキンも
ムーミンやスニフと同じ 子ども
3人は同年代ってところかな


ムーミンパパに
自分のママの話が少なすぎると抗議するスニフにつられるように
自分のママの話をもっと聞きたがったりして
子どもらしいところを見せるスナフキンが
かわいかった


ムーミン屋敷が
何をもとに建てられたか
それがまた とてもユニークなんだ


トーベ生誕100周年の年には
そういう年だともろくに気付かずに
それにちなんだ美術館での企画展も
人の話だけ聞いて
結局見に行かずにすませてしまった
今年は 心の中でそっと
生誕102周年を祝いたい