
昔むかーしのDOD Phasor/401Bです。
401というフェイザーの、ベース専用版です。なかなか珍しいモノです。
オークションで出品されてはいたものの、もともと高級品でもないくせに19,800円という暴利(誰がそこまで払うんだ?)のためず~っと再出品を指をくわえて見続けていたのですが、
グーグル先生のおかげで、宇都宮の楽器店で税込み8,980円で売られている瞬間に遭遇。
バッテリースナップ不良とのことで無料修理してもらい、夕べ届きました。
早速音出し。
低音のやせは全然無いです。さすがベース用。ベースの音域を外れないゆえに、揺れ幅は少なめ。気持ち良さはあまりないですねぇ。
全体にはえぐくて古典アナログ特有の微細な歪みをともなったローファイな響きです。でもフェイザーってえぐいべきじゃない(むしろそこそこクールで気取ったモンです)ので、70年代のR&Bっぽいイナセなあのフェイザーベースサウンドはこのペダルじゃ真似できませんでした。
その反面、良いところもあります。これなら混ざっても最低限ベースとしてきこえるでしょう。フェイザーとしてきこえるかは試さないとわかりません。というわけで良い意味でかけっぱなしOKですね。
それと、ノブをうんと上げた時のトレモロやビブラートの音はけっこう容赦ないですな。飛べます。
例えば、今まで使ってたエレハモのSMALL STONEだと、音もクリアで良く、揺れ幅もたっぷりしてて、その分ベースの音域とそれより高い音域を行ったり来たりします。おかげで単品で聴くと気持ち良すぎるのですが、ところが混ざった時に「ベース弾いてるの?どこ行った?」と思われるのです。消えますよ。それで長年困ってました。
対策としてMicro Bass IIのセンド/リターンにつなげて原音ブレンドしてましたもん。これじゃ薄味になるのよね。
まぁ買って損はないかなと思います。人には奨められません(笑)。
LEDが無いので気をつけないとな。

デフォルトでごくわずかに音がブレ気味だったのですが、
裏ぶたを開けたら100Kと書かれた謎の可変抵抗があり、
これを微調整することでブレをおとなしくできました。かかり方もちょっとだけ素直になったと思います。