CYCODELIC WEBLOG

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FONS

2013-07-07 | (かつての)日常のWeblog

しばらく新譜を聴いていませんねぇ。
久しぶりにCDを買ったのがこのあいだのCherrelle 1枚だけでしょ。あれもとても古いアルバムですしね。今年はもう買わないかも知れない。新曲に魅力を感じるものがあまりないんですよね。欲しいな~という新譜がないの。

今日聴いているFONSのSTILL ALIVEもめちゃくちゃ古くはないとはいえ2003年、もう10年前になるんですね。充分楽しめるもんな。そういやこれ、書いたことなかったのでネタ埋めにちょっと(笑)。

まあゴスペルは、仮に少々コンテンポラリーなアレンジがされていたとしてもあまり時代の流行を意識せず聴くことができる音楽ですが、それにしてもこのアルバムは聴き飽きないですね。
印象が薄い曲ばかりで飽きないのならわかりますが、これだけ濃いめな作りなのに噛みしめる魅力も持ち合わせている。貴重な存在ですよ。
ディアンジェロのようなずっしり重い(似てるという意味ではなく)、アーシーでグルーヴィな曲ばかりかと思えば、ピアノ伴奏のスカッと心洗われるような曲もあり、隅々まで長く味わえます。
言葉悪いけれど、FONSは地味だからイイのかもしれませんね。
クワイアの圧倒的迫力は宗教として利用するには有効だと思いますが、濃い分飽きるのも早い気がします。FONSはそうではなくソロとして地味に歌っているのが音楽CDとして長く聴ける要因のような気がするのです。
例えば(ゴスペルではないけれど)古くはダニー・ハサウェイや今ならジョン・レジェンドのように聴くことができます。
同様にゴスペルとしてでなくても聴けるゴスペルなんだけれど、FONSとは反対にドーンと派手めなカーク・フランクリンなんかやはり少し飽きるもんね(笑)。FONSの場合そういう心配はいらないのです。

さて、ベース的には数曲参加しているアンドリュー・グーシェがまたもや素晴らしいです。
隙があれば全部クロマチックに上がったり下がったりして次のルートまで音符を埋めてしまいます。
狙ったオブリでは一切なくただじっとしていられないだけで一箇所も空欄ができないよう装飾し尽くす、ロックリフ屋の真逆に立っている教会伴奏屋。
コピーすると一曲の中に同じフレーズは二度と出てこないような印象で、これ全部手癖にしたらどこに呼ばれても相当便利な引出しになるはずですよ(多少落ち着きないと言われそうだが)。
つか、覚えて使うのは次元が違うでしょ。たぶん手癖じゃないんでしょこの人。自在にスケールを飾れるんでしょ。本当に慌てたことないんだろうな。

 

 

あ、忘れてた!EW&Fだけは買いますよ!もうすぐ出るね。

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クロマチックを自由に扱えるヒト (mor)
2013-07-13 23:30:50
そこそこ使える友人@ギターが一人いましたが。
身近なトコでは他に見ないですな。
ズージャー屋も含めて。
死ぬまでに、その領域まで行けたらなぁ。
と。
最近やっと、オルタードを少し使えるようになってきたワタシ。
スケールって武装だよね (CYCO)
2013-07-14 21:46:21
オルタード使いますか。morさんらしいな。
知らなくてもいいんだけど (mor)
2013-07-14 22:19:27
知ってると幅が広がる。
ジャンル問わず。 ← ココ重要
オルタード、カタチは前から知ってたけど、最近やっと自然に自分のものとして使えるようになってきました。
理解というか、解釈のしかたがわかってきた感じ。

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