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「サウンド・オブ・ミュージック」「ウェストサイド物語」を撮ったロバート・ワイズ監督が亡くなった。
「サウンド・オブ・ミュージック」は、高校時代かな・・・神戸・三宮の「阪急会館」でリバイバルロードショーをやっていて、スクリーンで見た。上映時間が長いので、「インターミッション」と画面にスーパーが出て、こんな映画もあるんだとその時知った。その後、「インターミッション」があったのは、セシル・B・デミル監督の「十戒」、そして黒澤明監督の「赤ひげ」の三本だけだった。
「サウンド・オブ・ミュージック」は、「20世紀FOX」のマークが映り、すぐにあの有名な丘を登りながら、ジュリー・アンドリュースが歌うシーンになると思い込んでいたら、先日、ビデオで見直したところ、歌うシーンの前に、綺麗な情景カットがいくつか、映り、その後、あの歌のシーンになっていた。
ジュリー・アンドリュースのインタビューの中で、あのシーンの撮影は大変だった。空から撮っているから、カメラはヘリコプターの中。ヘリコプターが丘に接近してきて起こす強い風に何度も倒され、何十テイクと撮って、「まだ、トライするの?」と思ったという位、撮影現場は大変だったそうだ。
それを粘って、少しでも迫力のある、美しいいい映像を撮ろうとしたロバート・ワイズ監督の執念が感じられる。
お芝居を上手く自然に撮っていたので、巨匠でありながら、日本での知名度は・・・どうだろうか?
ミュージカル映画を「自然に撮る事」ほど難しい事は無い。それを出来上がった作品では、リズム良く見せてくれる監督だった。
御冥福をお祈り致します。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=1937





