何か日中やることがあるとそれに時間を取られその後の予定が狂ってしまいます。まあ、何もかもが予定どおり進むなんてことはないのですが、どうしてもしわ寄せがこのつたないブログに行ってしまうのです。
きょうもそうで、もう疲れているし眠くなっています。それもあるのですが、それ以上に夕食後見たNHKBS1スペシャル、再放送となっていましたが、目を離せなくなりました。
いやあ、強烈でした。何をどう言っていいのか分かりません。自分の中でその気持ちをはっきりとさせることができません。形になるようにはなっていません。というか、しゃべれないのです、書かれないのです。こんな中途半端な気持ちで書くなんてことは、番組に出て発言してくれた皆さんに失礼極まりない感じがします。
番組名は「沖縄戦争孤児」「孤立無援の人生を告白」というのですが(新聞の番組紹介)、ネットでNHKの番組表をチェックしました。その結果は次の通りです。
(以下番組紹介のコピー) 復帰50年の沖縄で空白となってきた歴史がある。沖縄戦で親を亡くした戦争孤児。凄惨な地上戦で何を体験し、基地の島となった戦後をどう生きたのか。圧倒的な証言で描く。
地上戦に巻き込まれ、目の前で父と母を亡くした沖縄の戦争孤児。終戦前後は米軍が孤児院で保護したが、その後の足取りは調査されたことがない。徹底取材で浮かび上がったのは、壮絶な戦争体験と孤立無援で生きた過酷な戦後。幼くして孤児となったため、自分の名前も出自もわからず、いくつもの家を転々とした人。戦争中に餓死した妹を救えなかったトラウマに今も苦しむ人。初めて語られる証言から、今も続く戦争の傷あとを描く。(コピー終わり)
戦争孤児、戦災孤児のことは自分なりにいろいろ考えたりはしてきたつもりですが、甘かった。NHKの番組は息をのみ込まれるように見入ってしまいました。家族が周りにいなくて私一人でよかったです。
見ていて気がつきました、明日6月23日は奇しくも沖縄戦の組織的な抵抗戦闘がなくなった日ではないですか。沖縄慰霊の日ですね。牛島司令官が自決した日ですよね。再放送でしたが、NHKはそのことを考えてきょう放送したのかな、たぶんそうでしょうね。
今夜は沖縄戦で亡くなった人たちの冥福を静かに祈りたいと思います。だから、定点観測の写真はありません。集団自決のことはずーと記憶していかなければいけませんが、沖縄戦での戦争孤児についてもきちんと記憶し続けなければいけないと改めて思った次第です。戦争が生み出した悲劇そのものです。