鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

医療費、医療制度について思ったこと

2015-11-06 16:09:19 | 思いつくまま

 きょうもきのう同様文句なしの好天気です。 日中は快晴、夜から明け方にかけて雨降りということになれば、そうできれば最高なのですが、・・・。

 

                      

      

 午後ですが、河原では近くの高校生たちによる河川清掃が行われていました。 とってもいいことですね。広瀬川の自然に親しむとともに、親しんだだけお礼としてきれいにしていくなんて素晴らしいことです。

 

            

 学校の方針として賛成です。 向こうから挨拶してきたので、授業の一環ですか?ときいたらそうだという答えでした。 今後ともよろしくお願いします。

 

 先月の上旬後半に仙台市の基本健康診査を医院で受けてきました。 その結果を聞きにきょう午後行ってきました。 結果は夫婦ともに今すぐ医療行為が必要ということはなかったのですが、いろいろと考えることがありました。

                     

     

 

 その前に朝日新聞に「経済気象台」というコラム欄があるのですが、きのうのコラムの内容は「医療制度について」でした。 

 2013年の医療費が40兆円を突破したこと、10年後には保険と税金だけで54兆円になること、65歳以上の医療費は一人当たり72万4500円で、65歳未満の4倍であること、全医療費の55%にあたる23兆円以上を高齢者が使っていること。

 だから医療費問題は高齢者医療のあり方を見直さない限り解決策はないと結論付け、そこで患者負担割合を、70歳から74歳までの2割、75歳以上の1割から一律3割にしてはどうかとのこと。

 でないと、高齢者を特別扱いしていては、医療保険制度が成り立たなくなる、から。 医療費膨張の原因は高齢者の増加と、高額治療、高価な新薬の開発なのに、医療保険ですべてに対応できるのか、治療対象、治療方法の選択が必要だ、とのこと。

      

 (まだ生きているバッタがいました。ショーリョーバッタの小型のものです)

 確かにこのままで推移すれば医療制度は崩壊してしまいかねないでしょう。何とかしなければならないという問題提起はもっともなことですが、どっちみち日本の医療保険制度はTPPによりアメリカの保険会社に乗っ取られてニッチもサッチもいかなくなるのは目に見えていることではありますが、ということは自分で自分のこれまで培ってきたいいところを売り渡すということに他ならないのですが、それは一応置いておいて、今の医療制度や健康診査制度について考えさせられることがありました。

 今の医療は少しでも医療費を節約するために”予防”ということに重点がおかれ、その結果”予防検診”がいろんな分野で盛んです。 スローガンとしては”早期発見・早期治療”ということになるのでしょうが、ほんとうにそれが医療費の節約につながっているのか、疑問に思えるようになってきました。

 例えば、今回の健診で血圧は134-78でした。 自分としては何と素晴らしい!!この歳でこの数値とは、模範的であると喜びこそすれ、血圧が高いなんて思いもしません。(一時期高くなって薬のお世話になりましたが)

 でも検査結果はそうではないのです。基準値が血圧の収縮期で129以下(拡張期は84以下)となっているために、判定は『2』(要指導)となってしまうのです。 こちらからいいですと言わない限り、診察と服薬ということになってしまいます。

 妻の場合も何の支障もないのに「2」と判定された項目があります。いろいろ話しを聞くとそもそもの基準値が高すぎるというか、「厳しすぎる」ということです。結果について指導を受けているときでさえ、そういう言葉が出てきました。

 つまり言いたいことは”病気はつくられている”、作られた結果、不要といっていい医療費がかかってしまう、嵩んでしまうということです。それが結果的に日本の医療費を圧迫しているのではないか。

 検査の判定基準を厳しくしておいて、市民(患者)に不要な不安を与え、ちょっとしたことでも受診するように働きかけ、医療費や薬剤費を膨らませてしまう。 ちょっと露骨に言えば、健診で不安をあおり、受診させるように導いて結果として医療機関や薬局、製薬会社等が潤うような仕組みができ上がっているということでしょうか。

 受診する側にも問題はありますが、そもそも歳を取れば人間だれだってどこかはおかしくなっていくものです。 機能不全、機能低下を起こしたりするのは当たり前のことでしょう。100%健康な高齢者ががいるのでしょうか? いるのが当たり前なのでしょうか?

 生きていけば、いろいろと若いときとは異なったことが出てきます。それが生きていくこと、長生きすることでしょう。 だから高齢者もそれを受け入れ、医療を取り巻く関係機関も高齢者を食いものにすることのないようにしていかない限り医療費の高騰は避けられません。

 まあもっともこれからは自由診療という名の富裕層優遇の診療制度が確立され、貧乏人は医者にかかるなということになっていくでしょうから、そしてTPPにより国民皆保険というすばらしい制度も崩壊してくことでしょうから、そういう形で医療費は下がっていくのでしょうね。

      

 ピカソ展、やっています。 サッカーボールの忘れ物です。よく探さないのか、忘れているのか。

               

 

 前に照会した石仮面。実に見事な自然の造形です。 後ろから見ると片目はきちんと穴があいています。

        


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