鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

広瀬川についてその2

2006-06-19 22:58:19 | 広瀬川

 この写真は、牛越橋の川内よりから撮ったものです。中州を挟んでの右岸側に当たります。

 狭い水路に速い流れが特徴です。写真の右側が上流部で、左側が下流部になります。

 この水路のさらに上部には水力発電所があるのです。小さい小さい水力発電所ですが、歴史のある由緒正しい?発電所なのです。

  なんと!日本最初の水力発電所というのです。

 1888年・明治21年に、しかも、しかもですよ、ここが肝心なのですが、なんと「7月1日」に宮城紡績会社が1200燭灯のアーク灯1個と10燭灯の電球50個、5キロワットの発電機を購入し、紡績機用の水車タービンで工場内に点灯したそうです。

 その後会社が変わり、1894年・明治27年には仙台電灯株式会社ができて、仙台市に365(1年365日、関係ないでしょうが)の電灯がともりました。

 そして、白塗りで板張りの水車発電機室は1908年・明治41年に建築された建屋を使用しており、1999年・平成11年国登録の有形文化財に指定されました、ということです。 

 1951年・昭和26年から東北電力株式会社に引き継がれ、最大出力1000キロワットで現在も運転を続けています。

  この水源はもちろん上流部の広瀬川です。ここの奥には滝もありまして、薄暗い中に社もあって、独特の雰囲気を醸し出しています。ちょっと怖いくらいです。

 私が中学校の頃は、一応禁止はされていましたが、この写真の上流の流れで魚とり・魚釣りをしたものです。鮎もいましたが、その頃は「がらがけ」(=ころがし)でした。渇水時期には、流れに立ちこんで網を使って魚とりをしました。ヤツメウナギをとったことを今でも覚えています。

  またここは川べりに桜並木が連なり、さくらの時期は見事なものです。秋には、先に書いたとおり、芋煮会で賑わいます。


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