猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

ムリムリちゃん

2014年04月09日 | 猫たち
この村に来て驚いたことの一つ。
牛やヤギ、鶏どころか、犬や猫を飼っている家が一軒もない。
昔、猫を何匹も飼っていたお婆さんがいたらしい。
そのお婆さんが亡くなり、放置された猫たちが野良となり、何匹かが生き延びている。
畑を荒らす鹿やイノシシに困った人々は、せめてイタチを捕獲しようと、罠を庭先に仕掛けている。
その罠にイタチではなく野良猫がかかる。
人々は猫だからといって放してはやらない。
保健所に持ち込む。


むやみに餌を与えることがいいとは私も思っていない。
けれど、雪に閉ざされた村で、危険を察知しながらも罠の中に仕掛けられた餌に食いつかずにいられない生きものたちを思う。
昨秋、私が聞いただけでも4~5匹の野良猫が罠にかかり、保健所に持ち込まれたという。
この村に残っている野良猫はあと1匹だけらしい。
罠に近づくな。
頼むから罠には近づかないで。
お腹すいたらここにおいで。
裏口のマンホールの上にドライフードを置いてみた。

翌朝、なくなっている。

姿はなかなか見せてくれないこの猫を、勝手に「ムリムリちゃん」と名付けた。
車を持たない私は、もしムリムリちゃんがケージに入ってくれたとしても、離れた町の獣医さんに連れていくことができない。
どしたらええんや。





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