猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

同志会

2020年12月25日 | 田舎暮らし

 

この村に来て9年。

連絡事項とか、季節の挨拶以外に、なんでもないおしゃべりし合える人が、一人いる。

 

多分今年最後になるんちゃうかいう晴天の日、その人がお豆持って遊びに来た。

右の、目ん玉みたいなお豆は、「鞍掛豆」。

馬の鞍かけたみたいな模様で、もともとは長野の産やそうな。

塩ゆでにしたり、煮びたしにしたらおいしいんやって。

「いっぱいできたから食べるの手伝ってもらおう思って」て言うて持ってきてくれたんやけど、

あとで調べたらこのお豆さん、

「生産量の少ない希少な豆で、海苔のような風味と大豆本来の甘みのあるくせになるお味です」なんやって。

お正月、このお豆つまみながらテレビでも見よか思てたんやけど、

むしゃむしゃ止まらんようなったらどないしよ。

 

もう一種類、左の白っぽいお豆は、小粒の大豆。

夏、枝豆の時期に、うちの秘伝豆と物々交換したことある。

実ぃはちっさめやけど、莢ぎちぎちに詰まっとった。

埼玉県秩父のお豆で、別名「借金無し豆」。

「借金がすぐに返済できるほど収穫量が多いことから名付けられた」んやて。

 

それと、赤穂の知り合いの家でなったミカンもおまけに‥‥。

 

外の縁台に並んで腰かけて、雪残る村の屋根々々見下ろしながら、

昨日干し始めたばっかりの干しリンゴ齧りながらうだうだおしゃべり。

 

この人と話したことは、この人止まり。

村の噂にはのぼらへんねん。

びっくりするくらいポカポカ陽気の庭先でふたり、うだうだ、うだうだ。

 

うちからのお土産は、

カメムシや獣害潜り抜けて何とか生き残った大納言小豆と、

こないだからはまってるフカフカ玄米パンと、

それから、最後に二切だけ残ってた干し芋。

 

シビアな冬ごもり前の、ほっこりした半日でした。

 


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