少年の日々

はじめて考えるときのように

ユーフラテス展 at 銀座

2010年12月25日 | Weblog

GR DIGITAL III

銀座で行われたユーフラテス展に行ってまいりました。

慶応義塾大学の佐藤雅彦研究所の卒業メンバーで構成される
クリエイティブグループ。

佐藤雅彦のすごいところは、
当たり前の視点を新しく見せてくれているところだと思う。

「日常にひそむ数理曲線」などはまさにそうで、

われわれにとってはただの日常生活なのに、
佐藤雅彦にかかればそれはアートになる。

これはビジネスの世界に生きる僕らには
とても示唆に富んでいる。


ジェームス.W.ヤングは
「アイデアのつくり方」という著書の中で、

新しいアイデアとは既存のアイデアの組み合わせでできている

ということを言っているが、

ちょっと視点を変えるだけでそれはビジネスと鳴り得る。


ドラッカーのイノベーションの7つの機会で言えば、
それは認識の変化に対応する。


その少しの変化を、今の出版業界は欲している。


GR DIGITAL III

面接

2010年12月24日 | Weblog
shou
GR DIGITAL III

昇格検定の面接を受けました。

自分を棚卸する、という観点では、やはり試験という形式は非常に優れている。

年に一度は自分自身というものを真剣に見つめなおさないと、
本当の自分とはなんなのかわからなくなる。

見つめなおしてもわからないけど。

応援してくださったみなさん、
鍛えてくださった職場の上司のみなさんには
感謝です。

ということで、結果は3月末までわからない。
あとは吹っ切って今年度中にできる
仕事を仕上げます。

KAGEROU

2010年12月21日 | Weblog

GR DIGITAL III

話題の小説「KAGEROU」ポプラ社を読みました。

ポプラ社のマーケティング能力の高さは特筆すべきだ。

先日NHKで平野啓一郎が出演していて、

活字に触れる人は減っていないが、

文学というものの読み方を知らない人は
増えている、というニュアンスのことを言っていて、

それを聞いて思うのは、

やはり芸術と呼ばれるためには、
ある程度受け取る側の訓練も必要になるということだ。


KAGEROUを呼んで、文学とは何かを語ることは出来ないだろう。

しかし、文学とは何かを考える切欠にはなる。


川端康成の文章と武者小路実篤の文章の差異を考えながら、
阿部和重と水嶋ヒロの文章の違いを考えてもいい。

ポプラ社小説大賞、恐るべし。