少年の日々

はじめて考えるときのように

2010年12月17日 | Weblog

GR DIGITAL III

たとえば、目の前に壁があって、

僕は振り返って、後ろを見ることができない。

その壁にはさまざまな影が映し出されている。

町の輪郭が切り取られ、そこで生活する人の

影が見える。


もちろん、僕自身の影もその壁に映し出されている。


しかし、僕は振り返って後ろを見ることができない。

果たしてその世界というものは、

僕の後ろに本当に存在しているのだろうか?