海神奈川吹奏楽部愛好会ブログ

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寝台特急出雲の旅 その3

2006年02月18日 13時20分04秒 | 出雲廃止
2006/2/14 木次線1447Dは出雲横田-備後落合がなだれで不通のおそれにより出雲横田ゆき。キハ120 2+208の2連だが、208は回送扱い。宍道駅にて運転士がジャンボタクシー代行区間の先の備後落合で接続を取るため各乗客の目的地を聞いて回る。無線連絡によれば、新見方面が私とA、広島方面が二人と四人しか代行タクシーに乗らない。加茂中で上りと交換し、出雲大東で6人降りる。時刻表で見て出雲大東ってどんなところだろうとずっと思っていたので来ることが出来てうれしい。出雲大東は特徴のない田舎町であった。次の南大東は沖縄県の島みたいだ。砂の器でおなじみの亀嵩駅の手前に大鉄局 梅田駅常備の妻が緑色のワキ10000が2両車輪付きで置いてあるのが見えた。亀嵩駅に着き鉄が2名下車。駅の蕎麦屋も有名でありそれを食べに来たのかと思う。しかし後で代行タクシーの中で聞いた話では火曜日は蕎麦屋の休業日とのこと。2006/2/12の読売新聞日曜版にも当駅が紹介されていたので大変に興味深かった。木次9分停車。木次線のディーゼルカーの車庫がある。ここから運転席横に保線区員2名が添乗する。山間の勾配区間に入る。急な斜面の下は列車の振動で雪崩を起こさぬよう15キロ/hに徐行し、保線区員2名が斜面の上やカーブの先を鋭い目つきで警戒しながらおっかなびっくり走る。

 出雲横田からの代行ジャンボタクシーに乗り継ぐ。乗客4人は全員鉄でJR西日本の運転士とタクシー運転手の6人で出発。道路は除雪されておりその作業帰りのホィールローダーとすれちがう他は対向車もない。列車代行バスなので駅に着くとJR西日本の運転士が駅の待合室に人がいないか確認して次の駅に進む。スイッチバックでおなじみの出雲坂根では列車のダイヤより早着したため10分くらい止まるというので鉄4人は大喜びでゆきに埋まる駅構内に入り撮影し、延命水で喉をうるおす。添乗のJR西日本の運転士によれば、昨年12月からなだれの恐れがあるので木次線の出雲横田-備後落合間がなだれで不通のおそれによりタクシー代行になっているそうだ。なぜに亀戸駅で木次線経由の乗車券を買ったとき代行輸送について知らせてくれなかったのか?! 東京都区内の駅にも掲示されていた様子はなかった。会社間の情報の伝達に問題があると感じる。道路のおろちループを越えて三井野原駅へ。勾配を避け大回りする列車よりも早く着いたのでここでも約10分止まり鉄たちは撮影タイムとする。JR西日本の運転士によれば、一時は雪に埋もれ駅が見えなくなっていたそうだから驚きだ。「かつては三井野原スキー号が走っていましたねぇ」とJR西日本の運転士と話す。
 その後車内でAと今日の代行輸送客は全員鉄で地元の用務客が全くいない。途中駅からは誰も乗って来なかった事もあり、木次線が廃止になってもおかしくないよなと話す。バスでなくジャンボタクシーで事足りてしまう輸送量がそう感じさせる。ディーゼルカーを走らせるよりもジャンボタクシーをチャーターして代行輸送するほうが経費がかからないかもしれない。木次線は平行する道路が未整備で生き残ったが、おろちループのある立派な道が開通しそっちを走るほうが所用時間も短いのでは完全に鉄道としての使命を終えた感がある。
 備後落合には新見ゆきの芸備線が出発する1分前に到着し私とAがキハ120 359に乗り込む。三次方面にはあと2人の鉄が乗り継いだ。新見ゆきは遅れなしで出発できた。
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