ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカなう(5/18号)

2013-05-19 07:30:37 | アフリカ情勢
題名的には俺がアフリカにいるみたいだが、あえてそういうことではない。

マニア向け情報、今週のアフリカなうセブンデイズ。ンボテ注目記事を思いつくままにおさらい。

◆マリ・大統領選挙の遅延
→予定の7/7から7/28へ。時折しも雨季、ラマダン。ロジスティックにも課題。さらなる遅延の可能性もありか?

◆マリ・トラオレ暫定大統領、地方分権・自治を含めMNLAと交渉
→MNLA勢力下のキダルの統治をどうするか?武装解除、選挙との劣後関係、国民統合におけるMNLAの代表制もナーバスな問題。

◆マリよりチャド軍、撤退開始
→これまでにも多くの犠牲を払ってきたチャド軍。1000人規模の撤退、700名規模が残留。残留要請と撤退意向の交錯。イドリス・デビ大統領はこれで国際社会でみそぎ下ろしを図ることはできたのか?

◆マリ国連ミッション(MINUSMA)、特別代表にBert Koenders氏
→7/1にマリ国際支援ミッション(MISMA)からの継承を目指し準備が進む国連ミッション。事務総長特別代表にコートジボワール国連ミッション(ONUCI)代表のBert Koenders氏を選出。Buyoya前ブルンジ大統領を擁立していたアフリカ連合(AU)は不快感。

(写真: 昨年12月のコートジボワール支援国会合で。アラサン・ワタラ大統領(中央)とケンダース国連事務総長特別代表(左下))


◆ブルキナファソ・コンパオレ大統領、健康危機説を否定
→最近、とみにローカルメディアが注目する大統領健康問題。いよいよポスト・コンパオレを現実のものとして考慮にいれておく時期か。当の本人受け流す。

◆トーゴ・国民議会選挙は7月
→内政でつまづき感のあるニャシンベ政権二期目の正念場。警戒ラインに向け徐々に水位上昇中。

◆在セネガルのチャド人ブロガー、ギニアに強制退去。NGOが糾弾。
→「民主主義が根付いた国」の評価はどこ?報道の自由に対する圧力はセネガルの病理。いろいろな場面で見えてくるセネガルとチャドの深い関係(これは別の機会に触れたいと思う)。

◆マダガスカル・AUが大統領選挙の三主要候補の辞退を要求
→正常化、和解のプロセスで立候補しないことが前提とされた三候補が立候補を届け出。正常化への道に黄色信号、政治的危機がさらに継続か。

◆どうなる、中央アフリカ情勢?
→治安情勢は差し迫った状況が続く。Nicolas Tiangaye首相はニューヨークへ、Ban国連ミッション事務総長と会談。Michel Djotodia暫定大統領はチャド、ガボンに続き赤道ギニアを訪問。中央アフリカ地域展開軍(FOMAC)をめぐり、リーブルビルで関係国参謀長会議を開催。国際場理が動く。


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