ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカからの不法移民問題

2015-07-29 07:30:08 | アフリカ情勢
すでに報道でご存知のとおり、現在、アフリカからの不法移民問題が深刻化している。特にその主な行き先となっているヨーロッパの地中海諸国は、この対応に難しい選択を迫られている。

特にサヘル地域の「力の真空地帯」をイスラム過激主義を含む武装勢力が実効支配。大きな人の流れのルートとなっている。

(Le Monde紙より)


サハラ砂漠を挟んだ南北で、著しく経済の不均衡が生じて久しい。そして今、内陸部の空白地帯に「陸路」が開通したことで、ボトルの栓が勢いよく外れるがごとく、人の流れが止まらない。砂漠のルートを武装勢力が実質的に支配し、密航業者がここに関わる。武装勢力の資金源となっているのだ。

特にリビアが実質的に「無政府状態」に近い状況にあることが大きな要因だ。南部は2007年頃からサヘル地域を脅かしてきたイスラム過激主義が勢力を張る。北部沿岸部はISIL(いわゆるイスラム国)が実効支配する拠点が点在する。


先日、アフリカ人の友人から、興味深い風刺画がメールで送られてきた。アフリカから見た移民問題の視点としてご紹介したい。



(おわり)

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