田舎の母に電話で「4月の半ばに宿がとれたし、車で 迎えに行くから、前来たときも淡路島で1泊して来たから、今度も1泊してゆっくりしながら来たら大阪までこれると思うよ」
「春にはもう1度おいで」と言う私に、この間から生返事を繰り返していた母が、「ありがとうな、でも もうよう行かんわ」と言った。
「ひざが痛うなってな、お医者さんへ行っても もう歳やからな、あんたは元気なほうだよ、80の半ばを過ぎてて、それだけ元気な人はあまりいないよ、ころばないようにだけ気をつけてなと言われたんや、この前大阪へ行った時より体力もおちてるしな、 あの時あんたのところで40日近く泊らせてもらって、ゆっくりさせてもらって、いよいよ良かったし、もう行き終い、やろうなと思っていたが、やっぱりそうなってしもうたわ」 母の方言混じりの言葉である。
今は福祉センターの車が週1回近くまで来てくれるので、同じ歳ぐらいの近所の人といっしょにセンターに行き、お風呂に入ったり皆で話をしたり、折り紙でお雛さんを作ったりして1日ゆっくり遊んでくるとか、
暖かい日には、小さい乳母車を押して少し離れたお店に行ってお花を買い、父のお墓まで行っているそうだ。
「大阪はやっぱり遠いわ、暖かくなったらあんたが帰っておいで、体に気をつけてな」 と言って電話は切れた。
娘の私が60の半ばをこえ、体もあちこちガタがきているのに、母がまあまあ元気で長生きしてくれているのはほんとうに嬉しいことである。 暖かくなったら母の顔を見に田舎へ帰ろうか・・・・・。
「春にはもう1度おいで」と言う私に、この間から生返事を繰り返していた母が、「ありがとうな、でも もうよう行かんわ」と言った。
「ひざが痛うなってな、お医者さんへ行っても もう歳やからな、あんたは元気なほうだよ、80の半ばを過ぎてて、それだけ元気な人はあまりいないよ、ころばないようにだけ気をつけてなと言われたんや、この前大阪へ行った時より体力もおちてるしな、 あの時あんたのところで40日近く泊らせてもらって、ゆっくりさせてもらって、いよいよ良かったし、もう行き終い、やろうなと思っていたが、やっぱりそうなってしもうたわ」 母の方言混じりの言葉である。
今は福祉センターの車が週1回近くまで来てくれるので、同じ歳ぐらいの近所の人といっしょにセンターに行き、お風呂に入ったり皆で話をしたり、折り紙でお雛さんを作ったりして1日ゆっくり遊んでくるとか、
暖かい日には、小さい乳母車を押して少し離れたお店に行ってお花を買い、父のお墓まで行っているそうだ。
「大阪はやっぱり遠いわ、暖かくなったらあんたが帰っておいで、体に気をつけてな」 と言って電話は切れた。
娘の私が60の半ばをこえ、体もあちこちガタがきているのに、母がまあまあ元気で長生きしてくれているのはほんとうに嬉しいことである。 暖かくなったら母の顔を見に田舎へ帰ろうか・・・・・。