チョロリンの樹

「チョロリン」 これ小さい頃、多動でチョロチョロ動きまわる息子に、私がつけた愛称

私、もうノイローゼよ!!

2008-03-20 15:29:36 | 友達
田舎の小学校の時からの同級生トモちゃん、もう半年以上も電話もかかってこないし、私も何かと忙しく、そのままになっていたので、今日電話をしてみた。   「私、もうノイローゼよ」 第一声がそれである。脳梗塞で倒れたダンナを抱え、65歳を過ぎても働いている彼女。

大工さんの仕事を父親といっしょにしていた彼女のは三男は、仕事中に屋根から落ち、大怪我をしてその後父親も倒れたため、1年前に東京に出て派遣で仕事をしていた。その三男が秋に東京で交通事故にあい、前怪我で痛めていたところをまた痛め、仕事もままならず、親元へ帰ってきてリハビリし、今は長男の仕事をできる範囲で手伝いながらすごしていると言う。

その三男と用事で次男の家に行ってみると、知らない男が4・5人出てきて、「○○の母親ですが、息子はいないのですか?」とたずねてもモジモジとして、そのうち家の中からうめき声がして、あわてて家の中に入ってみると、次男が寝ていて・・、子供のいない次男夫婦は趣味でオートバイのサーキットへよく行っていたが、
広島のサーキットで転倒して肋骨を何本か折り、仲間に自宅まで連れ帰ってもらったところだった。親には内緒にしてくれと言われていたので連絡しなかったとか。 「それからあわてて病院へ連れて行って  もう大変だったのよ」

「まだあるのよ、ダンナは介護認定で私が仕事に行っている間、昼ごはん時、時々ヘルパーさんに様子を見に来てもらっていたのに、この間の認定時に何もできないのにみんなできる、できると言ったみたいで軽くなってしまって、もうヘルパーさんに来てもらえなくなったのよ、 どうしようもないわ!!」

相変わらず食事が少し遅れると「めし まだ食わしてもらってない」  と言うらしい。
「あんただけじゃないわ、疲れて帰ってきて私もたべてないわ、もうなさけなくて・・・・私 ノイローゼよ」

長男だけはお母さんが大変だからとよく見に来てくれるそうだが、「皆、勝手なことばかりして・・私なんでこんなに苦労ばかりしなければならないの~」     一気にまくしたてた。

「そうか 大変やったね、少し落ち着いたらまた会おうな・・・あんたが倒れたら皆が困るし、仕事もいいけど体だけはきをつけてよ」 
と言って電話を切ったが、 彼女の気持ち考えると、なんともやりきれない気持ち・・。