甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

私とライスとうしろシティ

2012-09-16 00:21:09 | お笑い全般
うしろシティ、KOC決勝進出、本当におめでとうございます!!
本当に嬉しかったなぁ。
それと、ツーマンやったり、DVD出すタイミングも同じだったりと、
かねてからなにかと一緒に動くことの多かった、さらば青春の光とも同時に決勝に行ったというのも、なんだか感慨深いですね。
KOCのCMみたいな番組で、発表の瞬間のお二人の姿を見て、ちょっと泣きそうになっちゃいました。
ということで、せっかくの機会なので(?)、私とうしろシティの出会いについてちょっと書かせてもらおうかなぁなんて。
あの、ここから、本当にどうでもいい話を書きます。
なので、最後まで読み終わっても「だからなんだよ!」と言わない方だけ、先に進んで頂けますようお願いします(笑)
あと、なんかリズムがいいのでこんなタイトルにしましたが、ライスのことはほとんど書きませんのでご了承ください(笑)

そもそもの私とうしろシティとの出会いの原点は、今から約6年前にまで遡ります。
2006年9月のオンエアバトル。
そこで、ナナイロというコンビがオンエアを獲得しました。
全国餅つき選手権大会という、斬新な設定のとても面白いコント。
そしてそのネタで、初登場オーバー500という、華々しいデビューを飾りました。
次のオンエアの上京の見送りも、とっても面白かったんです。
私はすっかり彼らのファンになってしまいました。
とは言っても、その頃の私は17歳。
まだ自由にライブに行けるような感じではなくて、オンバトの放送を楽しみにするしかなかった。
ところがナナイロは、それから4連敗を喫した後、解散してしまいました。
もっとネタ見てみたかったなぁ。
すごく残念でしたが、だからといってどうすることもできず、次第に彼らに対する興味は薄れて行ってしまいました。

時は流れ、2009年の10月。
ある日の深夜、私は「爆笑トライアウト」という番組をぼーっと見ていました。
(一時期、オンバトの体制が変わってたんですよね)
その日の放送はどうにもハマるコンビが少なくて、なんだか段々飽きてきてしまって、
携帯をいじりながら流し見。
そんな私の耳に飛び込んできた、ネタ前のアナウンサーさんの煽りコメント。
『ドラマチックコントで、前に出ろ!うしろシティ!!』
…普段、そんなこと思わないんです。
ところがこの時だけなぜか、このコメントがすごく癪に障るような感じがして。
「ドラマチック(笑)コントとか(笑)もうその枠の芸人さんはいっぱいだよ(笑)」とか思ってました。
今思い出してみても、なんで自分があんなにひねくれていたのかわからない(笑)
まぁとにかく、そんなことを思っていたんです。
でも、いざ彼らのネタが始まると、もうすごかった。
斬新な設定で、最初から一気に引き込まれて、そして予想を裏切る鮮やかなオチ。
まさに「ドラマチックコント」としか言いようがありませんでした。
(ちなみにこの銀行強盗のネタ、また見たいと思ってるのにその後見る機会が全然なくて、ちょっと残念…)
「すごいコント見た!」と、あまりにもテンションが上がりすぎた私は、他の人の評判が気になり、
普段ほとんど見ない某掲示板をのぞいてみました。
そしたらそこに、一人の人がこう書き込んでいた。
「うしろシティの覆面かぶってる方を、どこかで見たことがある気がするんだが…」
それに対するレスは、なんと、
「ナナイロ」
「元ナナイロの金子」

……もう衝撃的でした。
私がかつて好きだったナナイロ。
そのコンビを解散した金子さんの、新しいコンビが、うしろシティだったんです。
まぁ言っても、大した話じゃないですよね。
私の好みのネタをやってくれてたコンビが、新しく組んだコンビも、私好みのネタだったというだけの話。
ただ、金子さんがコンビを組み直していたことも知らなかったので、すごくドラマチックに感じてしまったんです。
何にも知らなかったのに、またここで出会えた、また再会できたって。
私はすぐに勘違いをするので、「あぁ、これは運命なんだ……」と思っていました(笑)
そして、そのまま、うしろシティのことを色々と検索。
すると、2日後に彼らが出演するライブがありました。
で、なんと出演者の中には、たまたまライスの名前もあったんです!
私は頭がおかしいので、「あぁ、これはやっぱり運命なんだ…行けってことなんだ……」と(笑)
(その時に行ったライブがこれでした)
おそらく、後にも先にも、知って2日後に、そのコンビを見ること目当てでライブに行くことなんてないだろうな(笑)
まあ、ライスがいたからなんですけどね。

そこから、ライスをメインで追いつつも、ちょこちょことうしろシティのライブにも行くようになりました。
でも見て行くうちに、だんだん印象が変わっていって。
初めて見たネタが、オチでどんでん返し、みたいな感じだったので、他のネタもそうなのかと思っていたのですが、
そうではなくて、むしろオチで全部持っていくようなものは特殊でした。
それよりも、全体のストーリーや感情で動かされるような感じ。
ポップでハートフルで、言ってしまえばベタなところもあるけれど、絶対にそれだけでは終わらない、
新しい切り口の見せ方と、端々に光るキラーワード。
売れてほしい、というよりも、きっと売れるでしょう、という人達。
売れるかなぁ、というよりも、売れなきゃおかしいよ、と思ってしまう人達。
だからそれが評価されて、とっても嬉しい。

片や、かわいらしくて、華があって、ポップでハートフルなコントが基調で、
事務所にもメディアにも推されに推され、
先輩たちにも「うしろシティはどうせ人気なんだから」とやっかみ混じりのいじり方をされ、
一世一代の大きなチャンスをつかんだコンビ。

片や、 ビジュアルも微妙だし、華もないし、ブラックやホモネタコントが多くて、
事務所にもメディアにも徹底的に推されず、
同期たちにも「ライスはいつになったら売れるの?」といういじり方をされ、
なかなか賞レースでチャンスをつかめないコンビ。

こうやって並べてみると、何から何まで正反対ですね(笑)
ただ、最大の共通点は、
二組とも感情に訴えてくる、素敵なコントをしてくれるってこと。
他の人にはできない、彼らにしかできない、素敵なコントを見せてくれるってこと。
どちらを応援しているのも、とっても楽しいです。

うしろシティは、非吉本の東京界隈のライブに通ってる人なら、大体みんな好きなんじゃないかって思ってしまうほどの人気者。
そんなライブシーンの人気者が、お茶の間の人気者になるチャンスが、ついそこまで迫ってきてるのかもしれない。
さぁ、ドラマチックコントで、前に出ろ!