甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

同情商法 ―『あなたがいなきゃダメなんだ』を逆手にとる人達― (2013年総括・番外編)

2013-12-31 19:00:00 | Weblog
今年も、残すところあと数時間となってしまいました……。
ブログを書き始めてこの12月で丸6年経つんですけれども、
もう毎年毎年、「今年も一年早かった」と同じことばかり言っております。
でも、こうやって一年を振り返ったエントリを書くのが、私のブログ活動の中の恒例行事として、大きな楽しみともなっています。

例年、その年の総括はライブの感想だけなのですけれども、今年はちょっと新しいことをやってみたいなと思いまして。
以前から考えていたこと、もやもやしていたことがあって、それを今年はさらに強く感じたので、
一年の最後に、その問題について、私が思っていることを書かせて頂こうと思います。
2013年総括番外編。 同情商法 ―『あなたがいなきゃダメなんだ』を逆手にとる人達―


私は、そんなに詳しいわけではないですが、AKB48が好きです。
きっかけは、中学時代から仲の良い友人がAKBにハマり、私にいろいろ教えてくれたのがきっかけでした。
それが2010年のAKB総選挙直前くらい。
だから、グループとしてのテレビ露出も段々増えてきた頃でした。
まず友人が教えてくれたことの中で驚いたのが、AKB48って、メンバーが48人って訳ではないんだということ(笑)
そしてさらに衝撃だったのが、48人よりももっとメンバーがいて、でも一つの曲に全員を出して全員を踊らせると人数が多すぎるという理由で、
シングルの曲で誰が選抜メンバーになるのかは、運営の大人たちが勝手に決めてしまうということ。
人数が多すぎるからメンバーを選抜するって!
全員舞台に乗せられないなら、最初からそんなにメンバーを所属させなきゃいいのに!
しかも誰が出られるかは大人の裁量で決められてしまうなんて、なんて理不尽なシステムなんだろうと思ってしまった。
で、それが理不尽だ、不公平だという声が上がったから、
だったら一年に一度、運営じゃなくて、ファンが選抜メンバーを選べるシステムを作ろうということで、総選挙がはじまったと。
(AKBファンのみなさま、間違っているところがあったらすみません。お許しください。)
だから、メディアでは、誰がセンターになったかということばかりが取り上げられるけれども、
私は総選挙を見ていて、さらに苦しいのは、選抜シングルメンバーに入れるか入れないかの、ボーダーラインにいる子のファンの方達なのではないかと思ってしまうのです。
センターと2位や3位の差は大きいかもしれない。
でもいつも上位にいて、いつも前列にいられる子達は、テレビに呼ばれる回数もそんなに変わらないし、
「まあ2位だったけど、頑張ったよね」という考え方も出来るかもしれない(それでも残念さはもちろんあると思いますが)
しかし、選抜に入れるかどうかでは、まずメディアに出られる回数が全然違ってくる。
だから私は、AKBの総選挙は、
「自分が頑張って投票したら、あの子がセンターになれる!」という思いよりも、
「自分が頑張って投票しなかったら、あの子が選抜落ちしてしまうかもしれない」っていうネガティブな思いの方が、とても切々とファンの心に迫ってきて、
そういう思いがファン一人ひとりに投票券つきのCDをいっぱい買わせ、
そういう思いをファン一人ひとりにさせることが、この総選挙システム、ひいては総選挙ビジネスを成り立たせているんではないかと思ってしまうんです。

もっと簡潔に言うと、ファンの心にある、
「あの子に活躍してほしい」「あの人を応援したい」
「あなたがいなきゃダメなんだ」を逆手に取る商法であり、
そしてこれはAKBだけではなく、今のあらゆるエンタメ界、そしてお笑い界に広がっている商法なのではないかと感じています。
そんなに定着した呼び方じゃないかもしれないけど、今回私はこれを「同情商法」と呼ばせて頂きます。


私は以前から、もう2年以上前から、333(トリオさん)の番組スタンスについて度々疑問を呈してきました。
トリオさんは大好きな番組で、番組開始から今までずっと飽きることなく見させて頂いています。
まだまだ、今よりももっと無名の時期からこの若手3組を、厳しくも愛情持って育ててくれてる番組。
そして、この3組だけではなく、度々他にも色々な若手芸人さんを呼んでくれていることで、
次世代を育てようというテレビ朝日のみなさまの気概がすごく伝わってくる感じがする。
でもその中でどうしても、同情商法がちょっと多いんじゃないかなと思っていました。
「みなさんがイベントに来てくれなければ番組終わるかもしれないよ」とか「赤字になるよ」という感じで、
裏事情を見せて過酷さをアピールすることで、人を引き付けているような。

バチバチエレキテるにおいてもそうです。
番組が始まった時のコンセプトからして、どうも好きではなかった。
入れ替えポイントがあって、それが一番多いコンビはせっかくのレギュラーを降ろされてしまう。
MCの濱口さんから度々告げられる「お前らみたいな若手芸人の代わりはいくらでもいる」といったような言葉や、
若手芸人ならこうされるのが当たり前だと言わんばかりの雑な扱いの数々。
一応、きちんと述べておきたいのが、私はトリオさん同様にバチエレのスタッフさん達には本当に感謝しているし、
番組が進んでいくにつれ、それぞれのコンビの特色を生かそうとしてくれている愛も本当に感じられた。
(そもそも私が今こんなにさらば青春の光にハマってしまったのは、バチエレの前身であるロケットライブの影響が多分にあります。その面でも感謝は尽きない。)
だからこそ、人気投票の結果が入れ替えの順位に大きく響いてくるとか、
偉い人に必死で頭を下げて番組の復活を願っている感じとか、
こういう悲壮感あるやり方で話題を作って、人の興味を引きつけなければいけないのが残念だった。

そして今一番この同情商法について考えさせられてしまうのが、グランジのDVDについて。
ご存知の方も多いと思いますが、グランジはBESTネタのDVDを発売し、
これが半年で一万枚売れないと、吉本を解雇になってしまうというチャレンジが始まっています。
この話を聞いた時、なんでそんなことしなきゃいけないんだろう、と思ってしまったのが正直なところです。
きっと、普通にDVDを売りだしたって、結構売れるよ。それじゃダメなのかなぁ。
ハッキリ言って、こんなやり方は同情商法だと思います。
私が一番残念だと思うのは、こういうやり方で一万枚を売って、一般の人はどう思うのだろうかということです。
へぇ、話題になってる、面白そう、と思って興味を持ってくれるならいいけれども、
一万枚を売らなければ解雇になってしまうという悲壮感だけが伝わってしまって、受け手が引いてしまったらもったいない。
本来、こういうやり方をしなければ、もっとシンプルにグランジのネタの面白さを楽しめていたかもしれない層を、取り込めないかもしれない。
しかも事務所解雇って、やりすぎじゃない?
あと、このチャレンジが失敗したら、担当の社員さんも一緒に解雇されてしまうという事実に、ちょっと引いてしまうんだけど…。
それがエンターテイメントになるとは思えないよ。

インターネットが発達して、個人個人が様々なメディアにアクセスできるようになり、趣味が細分化した今の時代に、
「国民的人気者」が誕生するのがいかに難しいかというのは、わかっているつもりです。
だから、視聴者を増やそう、DVDの購入者を増やそうとしても、
まずお笑いに興味を持ってくれてる人、という全体のパイを広げなければいけなくて、そこが難しい。
みんな忙しい。お金も続かない。
だからそれぞれの分野を見るだけで精一杯。
例えば私は音楽に本当に疎いのですが、音楽のジャンルで、今どんな新しいバンドが出ているのかということは、
なかなか自分が能動的に情報を取りに行かないとわからないから、
お笑い畑でずっと育ってきた私には、それを取りに行く時間もない、というか、その情報を取りに行く方法もわからない。
きっと同じことが、色んなジャンルで起こっていて、他のジャンルのファンの方から見れば、お笑い界に対して上記に述べた私の状況と同じなんだろうなと。
そういう人を引き付けるには、やはり大きな話題を起こさないといけない。受け身な人のところにも届くくらいの。
しかもネガティブでセンシティブな方が、興味は沸く。
だから同情商法的なやり方が広まっている。

でも、そういうやり方をして、お笑いファン以外の人達は一体、本当に興味を持ってくれるのでしょうか。
グランジのところにも少し書きましたが、こういう同情商法が興味をもたらすならいいけれども、
ここまでしても、受け身の人達にその情報が実際に届いているのかは疑問です。
だからその次に考えなければいけないのは、元々のファンの人達への影響。
「あなたが投票してくれないとレギュラー終わるよ!」「あなたが買ってくれないと解雇されるよ!」という事態に感化され、
頑張って応援をするけれども、個人個人にできることは限られている。
一人でDVDを100枚も200枚も買うわけにはいかないし。
そうなると、元々のファンの人達の間に、
「私はこの芸人さんがいなきゃダメなのに、私には何もできないんだ」という無力感を漂わせ、
むやみに疲弊させていってしまうのではないかと思うのです。
芸人も、関係者も、ファンも、みんな疲弊して、
その先に一体どれくらいの効果が生まれるのだろう。
私は以前から同情商法に対して、うまく言えない嫌悪感があったんですけれども、
それをなんとか言葉にまとめると、こういうことだったのかなと思います。

「あなたが見てくれないと番組終わるよ!」
「あなたが来てくれないとこのライブ終わるよ!」
「あなたが投票してくれないと好きな芸人がレギュラー落ちするよ!」
「あなたが買ってくれないと解雇されるよ!」
こうではなくて、こうではなくて……
不安や同情を誘って視聴率や動員数や売り上げ数を上げようとするのではなくて、
好きだというポジティブな気持ちが、
この人達がいなくちゃダメなんだ、大好きなんだという真っすぐな気持ちが、
大きなムーブメントを起こせるような方法は、
どこかに、ないのでしょうか。


「純粋にネタの面白さで評価されてほしい」などという言葉が、もはや頭の中お花畑な考え方だとはわかっています。
だって、面白い芸人さんいっぱいいるんだもん。みんな面白いんだもん。
みんな面白いのにその年に「チャンピオン」や「ファイナリスト」という称号を獲得できるのは、漫才・コント・ピン芸それぞれわずかで、
その枠に入れないとなかなか次のステージに行かせてもらえないんだもん、だからみんな大変。
同情商法をせざるを得ない現状はわかっている。
だけど私は、お花畑でも、この考えをずっと大事にしていきたいなと思っています。
どうせ同情商法をしたって、元々ファンだった人間に出来ることなんてそんなに大きくないからさ、
それなら、自分の信念を曲げずに行きたい。
余談ですが、そうやって同情商法が苦手な私が、このタイミングで好きになったのがあのコンビだというのも、何の因果かと思ってしまいます(笑)
金と女で問題を起こして事務所をやめたと言われ(本当はそうじゃないみたいだけどね)、
Yahooのコメント欄で救いようがないほど叩かれた人達。
きつい言い方をすれば、何の同情の余地もないよね。
「事務所やめたら全部自分達でやらなければいけない」とか言ったって、
そりゃそうでしょ、大変ならやめなきゃよかったじゃん、と思われたら終わり。
それで同情を引ける場合もあるかもしれないけど、多くの人は「自分達が決めたことなんだから」と突き放すと思う。
彼らには同情商法ができない。
……あっ、いくら同情商法が苦手な私でも、別にここまでやってほしいと思っていたわけでは、ないんですよ…(苦笑)
でも、そんな彼らだからこそ、自分達の面白さだけで勝負するしかない。それ以外の方法はない。
まだしばらく干される日々は続くんでしょうけど、
でも、何か新しい方法で、誰も行ったことのない道を行ってほしいな、やり切ってほしいなと思います。


長々と、同情商法への思うところを書いてきてしまいましたが、
偉そうに言いやがって、じゃあお前には何か新しく売りだす策があるのかと言われたら、わからないですというのが本音です。
それでもやっぱり、純粋に好きだっていうポジティブな気持ちが、何よりも大事にされる世の中であってほしい。
そのために私は、大して価値があるブログでもありませんけれども、
来年もこの場所から、好きな人への愛を叫び続けます。
いつか、何かのきっかけでお笑い界に興味を持ってくれた、あなたのところへ届くように。

君は変わらず微笑んで

2013-11-04 00:34:56 | Weblog
パスピエ「プラスティックガール」



久しぶりに純度100%の茶番を見て大いに笑った7月のライスシチサン、
面白くて刺激的でこの人達本当にすごいなと感心させられた7月のまっさら、
ヒカリエというおしゃれな場所でなかなか残酷な無茶ぶりを強いた番組「むじゃき」、
本人達はややウケと言っていたけど私は好みのネタすぎてハートを撃ち抜かれた六代目、
この人達の単独以上に幸せと充実感を感じるライブはないと改めて実感したライス単独スイップ、
どんなに時が流れても笑いと癒しと安らぎを与えてくれるコンビだったうしろシティ単独ライブうれしい人間、
ライスを見に死ぬほど通った神保町で新しく好きになった人達を見る不思議な感覚だったロシモンの裏、
暑い熱い野外ステージでこの一瞬に全力をかけるメンバーの心意気に胸を打たれたバチバチエレキテるお台場合衆国イベント、
どんなことがあっても面白さだけは揺るがないんだと思い知らされたさらば青春の光単独ライブ野良野良、
Rockのネタでその日一番と言っていいくらいのウケをかっさらっていったキングオブコント2回戦、
ここにきて新ネタを持ってきたことに度肝を抜かれたTHE MANZAI2回戦、
昔から見ている憧れのコントイベントに出ている姿を見れたことが嬉しかった月刊コント、
真剣勝負に胸を打たれて世の中に面白いコント師は本当にたくさんいるからみんな報われてほしいと深く思ったキングオブコント準決勝、
嬉しさと楽しさと寂しさと悔しさと懐かしさと3年間の感謝の思いでいっぱいになった9月のライスのシチサンライブ最終回、
決勝直前にRockとオカリナを見れて、この人達はこれから、このネタで世間に衝撃を与えに行くのだと、そう感じて痺れた、9月のごっそり。


この夏の一番の想い出、一番印象に残っているシーンは、バチバチエレキテるのお台場合衆国イベントの風景だ。
どこまでも広がるような青い空に、薄く広がっている白い雲。
会場には、パスピエの「プラスティックガール」が流れている。
穏やかで透き通るようなメロディーだけど、夏に不意に漂うちょっと切ない雰囲気を見事に表現している曲だった。
とにかく暑くて、日陰に座って、いちごのかき氷を食べながら開演待ち。
ただでさえ深夜にやっている無名の若手芸人の番組というのに、集客が難しい平日の昼間にイベント開始。
それでもたくさんの人が集まっている光景に胸がいっぱいになった。
開演して、揃いの衣装で飛び出してきたメンバーの圧倒的な華に鳥肌が立った。
それぞれのコンビ、今まで生で見てきたことも何度もあったのに、
こうやってみんなが集合して、テレビでしか見たことのないあの紺に黄色いラインのジャケットを着ていて、
大勢のお客さんを前に手を振っているところを見ると、何だか別人のように思えたのだ。
圧巻だった。
その後のネタやコーナー、ちょっとグダったところもあったし、
一部のコントはいかにも若手のユニットライブ感がすごかったけれど(笑)、
どれもがむしゃらに、全力で、まっすぐにやっているところを見て、胸を打たれた。
今は今しかない、このチャンスを無駄にしたくないという意気込みが感じられて。
そして、1400人もいるお客さん一人ひとりを、本当に大切にしているんだろうなと感じられて。
イベントが終わった後、ふっと気が抜けてぼーっとしてしまった。
3年前の夏にもこんなこと書いたけれど、これと同じような感じで。
イベントが終わった時、まだ真昼だったんだけど、お祭りの花火の後のような感覚だったのだ。


例えば、今レギュラー番組が終わってしまったコンビとか、
単独ライブをやりたくてもやらせてもらえないコンビとか、
バトルライブや賞レースで思うような結果が出ないコンビとか、
あと少しで弾けるだろうというブレイク前夜の状態のコンビとか、
ブレイクの機会を一度自分達で手放した後、
様々な話題を提供し度々Yahooニュースのトップトピックス欄を飾るなど世間を騒がせ続けているせいで、
いつまたその機会をその手に出来るのかわからないコンビとか。
色々な芸人さんが、それぞれの状況で、
今苦しくても、今しんどくても、
今は今しかないのだ。
もしかしたら、「あの時は苦しかった」という思い出したくないような一年であっても、
今年は捨てている来年が勝負だ、と思っているような、我慢の一年であっても、
2013年の夏は、一度しかないのだ。
そこをわかっているかどうか。
ネタ番組やコント番組が続々と終わり、またしばらく氷河期が続くであろうけど、
そんな中でも、ライブに足を運ぶお客さんはたくさんいて、
例えいつか売れるための準備の一年であっても、
目の前のお客さんにとっては、今しかないのだ。
そこをわかってくれている芸人さんかどうかは、見ていれば結構わかる。
そういうことをわかっていてくれる人のことを応援させてもらいたい。
……こんな感じのことを考えた夏だった。


例えば、今好きなコンビが、度々Yahooニュースのトップトピックス欄を飾るなど世間を騒がせ続けているせいで、
そのコンビを好きでいることが苦しくてしかたがない私にも、
今は今しかないから。
これは、いつか好きでいてよかったと言える日のための我慢の一年か、
それともあの時好きにならなければよかったと、本気で思い出したくないような一年になるか、
その答えはまだわからない。


パスピエ -「ON THE AIR」 (short ver.)



今日も東京の街見下ろして
行き交う人波飛び越えて
伝えたいのこの気持ち

日常に少しのメロディーを
明日のキミには雨傘を
いつもここから

東京の街見下ろして
行き交う人波飛び越えて
キミのもとへ繋げてくれ
届けてくれ ラジオ

51810

2013-05-31 03:26:17 | Weblog
明日から6月ですか…!
もうあっという間に、今年の折り返し地点に入るのですね。
なんだか信じられない時の流れの速さ。
特に今年は、1~3月があまり生きてる心地がしなかったから余計にそう思うのかもしれない(笑)
いやしかし、改めてブログを読み返してみると、もう本当にひどいですねこれ……(笑)
今後は、出来るだけ頭のおかしいことは書かないようにしたいと思います。本当です。
しかし思っているのは本当ですが、それがちゃんと実行できるかどうかはわかりません(笑)


さて今日は、このブログの一つの節目の更新になりそうです。
このブログには、アクセス解析の機能が付いたバナーを貼っておりまして、
こちらに来てくださった方が、どんな検索ワードでここに辿り着いたのかを見ることができます。
ですがそのアクセス解析機能が、今日で終了してしまうそうで。
すごく残念だなぁ。
ライブに行く時、そしてここに思い切り感想を書き連ねている時も楽しかったのですが、
それと同じくらい、検索ワードを見ている時も楽しかったんです。
前にも書きましたが、顔が見えない相手とコミュニケーションをとっているようで。
ということで、一旦最後になってしまいますが、久しぶりに検索ワードの書き起こしをやってみたいと思います!
前回やったのが2010年?うそ…!時の流れが速すぎるよ本当に……!



『うしろシティ 彼女』
『うしろ 金子 タイプ』
『うしろシティ 阿諏訪 彼女』
『うしろシティ 出待ち』
ここ最近、こういう関係のワード本当に多かった。
大した内容書いてなくてごめんなさい(笑)
それで、私出待ちのことなんて書いたことないのに、なんで検索に引っかかっちゃうんだろうと思っていたんですが、最近その理由がわかりました。
単独の感想を書くエントリでは必ず書いてる一文、
「ネタバレになるようなことは書かないつもりでおりますが、どこかで見るまで待ちたいという方はご注意ください。」
これか!この、「見るまで待ちたい」が引っかかってるのか!(笑)

『うしろシティ 性格』
この検索ワードが異常に多かった時期があるんですが、何でだろう?

『ナナイロ 金子』
これもすごく多い。あまり情報量がなくて申し訳ないです。
私、ナナイロ時代のオンバトをDVDに焼いたはずなのになぁ。
そのDVDどこにやっちゃったのかなぁ。

『うしろシティ阿諏訪の眼鏡はどこの』
以前、BEAMSって言っていたような気が。

『うしろ阿諏訪 ファンに手を出す』
そんな話は聞いたことありません(笑)

『角座 ナンパ』
そんなことする人いるの!?(笑)

『うしろシティ金子卒業アルバム』
……どういうこと?(笑)

『うしろシティ さらば青春の光』
『caféと喫茶店 DVD 感想』
こういうのも本当に多いですよー。
当人様方にお見せしたい。お見せしたところでどうなるもんでもないけどね。

『うしろシティ さらば青春の光 トークライブ』
今すぐには無理だと思うけど、いつかやってくれるといいですねぇ。
いつかなんて来ないかもしれませんが。


『さらば青春の光 辞めた理由』
詳しいことは何も知らないです。

『さらば青春の光 なんでやめたの?』
だから詳しいことは知らないって!

『さらば 東口 女好き』
詳しいことは知らないですけど、多分これは本当です(笑)


『日本コント学会 ライス』
これは…これは一体……?
このワードで検索された方、どういう思いで検索されたのだろうか。
これが実現する日が来たら、私、泣いちゃうなぁ。

『ライス 単独ライブ』
本当に、本当によかった。

『ライス サッカーと戦争 ネタ』
今まで見たことない方が、どうか今回巡り合えますように。

『神保町花月 一番いい作品』
・籠の城
・宇宙でクロール
・雨プラネット砂ハート
・テルニ
・エクセレント!!
・紫陽花と、うん!いたこっこ
「一番いい」ということなのにこんなに名前挙げてもうしわけないのですが、
この辺りはどうしても甲乙つけがたいくらい、みんな好きです。


『うしろ金子 あざとい』
あーっはっはっは(爆笑)
みんな思うことは一緒ですね(笑)

『関町 インパクト 顔』
あーっひゃっひゃっひゃ(爆笑)

『ジューシーズ児玉 変態』
シンプルだけどこれ以上に的を射ているワードはない(笑)

『犬の心押見 なませさん』
……最近の押見さんは、誇張しすぎて似ていない気がするよ(笑)

『東京シュール5 阿部プロデュース』
そんな時代もありましたね(笑)

そして、
『ライス シチサンライブ』
『ライスシチサン まとめ』
『ライス 事故死ドッキリ』
『関町 どっきり』
『関町事故死』
『関町が死んだとき』
結局やっぱり、一番多いのはこういうワードでした。
それだけ、ライスのシチサンがみんなに愛されているってことですよね。
加えて、あの事故死ドッキリから4年以上経っても、こうやって未だにこのワードで来られる方がたくさんいらっしゃるわけですから、
どれだけ衝撃的で、伝説扱いされているかってことですよね。
まあ、「関町が死んだとき」って言っちゃうと、正式に言うと違いますけど(笑)



こんな感じで、だらだらとまとめてみました。あー楽しかった!
今回ここに書いたのはほんの一部で、本当はまだまだ色々あったんです。
あぁ、やっぱり残念だなぁ。
もうこのブログを始めて6年目になりますが、gooには色々と細かい不満がありまして。
そのうちの一つが、この検索ワード関連でした。
他のブログサービスでは、もっと精度の高い解析ができるのにgooはできなくて、
あとは、エントリのURLが異常に長いこととか、ブログバナーが自由に貼れなかったりとか、もう、色々!
……ここら辺がいいタイミングなのかもしれない。
この際、gooをやめて、違うブログサービスでもう一回始めようかなぁ。円満に(笑)
どなたか、おすすめの移籍先があれば教えてください(笑)


だめだ、ふざけてる場合じゃない(笑)
とにかく、今まで様々なワードでこちらに来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
こうやって検索ワードを見て、にやにや楽しむのが私の活力でもありました。
今回のタイトルの「51810」、これは、私がこのエントリを書いている、午前3時半現在のアクセスカウンターの表示です。
自分のためにだらだらやってきたブログではありますが、たくさんの人に来て頂けたこと、本当に嬉しく思っています。
一つ一つのアクセスが、私の財産です。
大して有益なことは書いていません。
でも、続けて来られたこと、好きな人を好きだと言い続けられてきたことは、きっと無駄ではないし、
いつか何年後かにお笑いにハマって、このブログを読む人に、この気持ちが届いてくれたらいいなと思います。
なんだかブログ自体をやめるようなテンションになってしまいましたが(笑)、
ブログ自体はこれからもマイペースに、更新する時としない時の差が激しい中、ゆるゆるだらだら続けていきたいと思っております。
今までありがとうございました、そしてこれからもよろしくお願いいたします☆


響かない鐘を打て

2013-04-30 00:57:56 | Weblog
今年の4月28日、私は大阪にいました。
帰りの夜行バスは、夢の世界から現実世界へ引き戻されるトンネルのようでした。
そんな車中で、ぼんやりと考えていたこと。

私はなんだかんだで、かなり長いことお笑いを見てきています。
そんな中で、芸人さんを応援するというのは、どこか、響かない鐘を打っているようなものだなぁと感じることがあります。
鐘は打ったら響きます。
でも、今まで色々なことがあって、鐘を打っても、その返りがきちんと聞こえてきたことがあまりないような気がするのです。
こういうライブが見たいとか、この人にこうなってほしいとか、
地方で再演してほしいとか、DVD化してほしいとか。
そうやって鐘を打ってるけど、なかなか響かない。
こっちの勝手な言い分だということはわかっています。
色々と難しい事情もあるのかもしれない。
そして、本人達がそれを望んでいない可能性だってもちろんある。
自分勝手なことばかり求めてしまう、そんな自分自身が嫌になって。
どうせファンに出来ることなんて何もない、と無力感をつきつけられて。
本人の望んでいないものを求めているなんて失礼かもしれない、という怖さも感じて。

それでも、それでも、
あの時、もっと言っておけばよかったと思うくらいなら、
響かない鐘でも、打った方がいいと思います。
思い切り打った方がいいと思います。
響かないと思っていた鐘が、いつか少しでも鳴ってくれる日が来るかもしれない。
そして、思っていた形ではなくても、違う形で、自分の好きという気持ちを満たしてくれるかもしれないから。
なんて色々言っていますが、私は4年前のこの日、自分の見たいと思っていたライブとは全く違うライブを見ることになった訳ですが。
芸人仲間が死んだときにどういうリアクションをとるか、という、ドキュメンタリーの世界に急遽飛び込むことになったのですが。
こんなライブ、見たいと思ったことないし、想像もしたことなかったのですが。
だから、なんだか矛盾しているかもしれない。けれど。
響かない鐘を打て。
私が今年の4月28日に考えていたのは、大体こんな感じのこと。

6年目のご挨拶

2013-01-04 01:18:02 | Weblog
あけましておめでとうございます!
昨年中は、こんなブログに来て下さった皆様方、本当にありがとうございました。
なんとかライブ総括が、年明ける前に間に合ってよかったです……。
あのライブ総括の記事は、毎年、紅白を横目に見ながら大急ぎで仕上げています(笑)
いつもいつも、今年こそは早めに終わらせようと思うんですが、結局31日より早く終わったことはありません(笑)
かなりバタバタ仕上げてしまったため、後から書きたいことも色々と出てきたので、
総括の記事に後々ちょっとだけ書き足すかもしれません。
よろしければそちらも!

そして、2007年の年末から始めたこのブログも、昨年末で、開始から丸5年経ちました。
今年からは6年目に入ります。
我ながら、よくこんなイカれたブログが5年も続いているなぁと思います(笑)
というのも、こんなはずではなかったから。
私は元々チュートリアルのファンでした。
でもその頃は、東京で彼らの姿を見る機会なんてほとんどなかったため、
彼らのライブをレポして下さっているブログにおじゃまして、そこで情報を頂いていました。
その後、彼らが東京に進出するということになったので、おこがましいですが、
私は東京でしか見れないライブや番組のレポを書いて、お世話になった大阪のファンの方々にちょっとでも恩返しができればと、
そう思ってこのブログを始めたんです。
ところが、始めてしばらく経つと、チュートではなく他のコンビを好きになってしまって。
漫才より、コントが好きになってしまって。
レポではなく、感想がメインになってしまって。
大して知識も文才も感性もないくせに、好き勝手語るようになってしまって。
本当に、何から何までこんなはずではなかった(笑)

自分の過去のブログを読み返してみると、何を偉そうに語っているんだろうとか、何を的外れなことを言ってるんだろうとか、
本当に恥ずかしくなることばっかりです。
でも、そんなものでも、やっておいてよかったなぁっていう思いの方が大きかったりします。
文章力とかテンションに引くことはありますが(笑)
それでも、そのライブや芸人さんを見て感じた、根本的な印象みたいなものは、今に通じるものばかりです。
私は、「芸人は本当に面白ければいつか必ず売れる」みたいな言葉が嫌いです。
でも、自分の過去記事を読み返してみると、
例えば今勢いに乗っているうしろシティとさらば青春の光は、2011年にツーマンライブをやっていた時から
その実力は申し分なくて、次世代のエースと感じさせてくれたし。
ライスが今ワラッタメ天国でやっている「求愛行動」のネタは、元々「鈴虫のお腹」の単独の時に出来たものだし。
この時、私は「この(単独の)中から、他の場所でやるようなネタがはたしてあるのかどうなのか(笑)」と書いているけれど、
まさかそれが、今彼らがテレビに出るきっかけになるなんてね。
私は、「面白ければ必ず売れる」なんて言葉は信じていない。
でも、過去にやっていたことに、無駄なことなんて一つもないって信じたいの。
今は小さなこと、地味なことに見えていても、それが未来につながっているって信じたいの。
……それくらい信じさせてくれないと、もうやってらんない(笑)
このブログは、それを支えるものでありたい。

わーわーうるさいことを書いてしまいました。
きっとしばらく時が経ったら、これも後から読んで恥ずかしい記事の一つになるのでしょう。
そんなわけで、相変わらず頭がおかしいブログですが、そしてどこまで続くかわかりませんが、
6年目も、どうぞよろしくお願いいたします!!
ありがとうございました☆

2012年ライブ総括&みなさまへの御礼☆

2012-12-31 23:30:00 | Weblog
これをやるのも、なんと5回目になるようです……。
もう毎年毎年言っていますが、時が経つのが速すぎます……。
あっという間に過ぎ去った一年、
でもお笑いファンとして一番充実していたような一年に感じました。



1月
  6日 神保町花月『WE KISS LOVESTORYⅡ』
  9日 ワンシチュエーションの3人
 29日 ライス単独ライブ「カヴィ」

2月
 13日 G7
 14日 神保町花月『引っ越し先は…?』
 24日 K7

3月
  2日 ずしゃる
 10日 関町KILL押見 ~メガネ頂上決戦~
     ジューシーズ単独ライブ「はっちゃけ大江戸、生真面目のおごりで!
 13日 神保町花月『ソング・グッドバイ』
 16日 コント広場
 30日 ライストークライブ「耳愛撫」

4月
  4日 S7
  7日 別冊 根本宗子
 18日 神保町花月『エクセレント!!』
 22日 神保町花月『エクセレント!!』
 29日 コントバトルG1

5月
  1日 ワラサンLIVE
  4日 しずる単独ライブ「Break out」
 13日 コント広場

6月
  6日 神保町花月『紫陽花と、うん!いたこっこ』
  9日 はじめまして まずは会議をはじめましょう!
     神保町花月『紫陽花と、うん!いたこっこ』
 15日 うしろシティ第2回単独ライブ「走ってるのかと思った」

7月
  8日 ライスのシチサンLIVE
 14日 囲碁将棋58市町村制覇ツアー「お暇なら来てよね。太陽と心だよ。」
 18日 神保町花月『大好きな君に、ひっぷほっぷ!」

8月
 10日 先手文田、後手根建
 11日 ライス関町ファンミーティング~追憶~
 13日 クレオパトラの誰かと喋りたい夜
 14日 シャッフルトーク ライス×ジューシーズ
 28日 ライスと伊藤修子のコント
 29日 TVを意識したコントライブ

9月
  4日 ライスのシチサンLIVE

10月
  1日 芸人+人狼=芸人狼ゲーム
 18日 囲碁将棋58市町村制覇ツアー「お暇なら来てよね。おみやげは鳩サブレだね」

11月
  1日 ライスのシチサンLIVE
  3日 神保町花月『ラフカンパニー』
  6日 Simple Set CONTE4
 18日 ずしゃる
 22日 ライスとジューシーズのオールナイトライブ
 24日 日本コント学会

12月
  1日 芸人狼
  4日 阿佐ヶ谷ケチャップナイトvol.16
 27日 さらば青春の光×ラブレターズ「さらブレ」
 30日 うしろシティ・さらば青春の光合同DVD「cafeと喫茶店」 収録ライブ




今年のライブは、全47本でした。
去年より少し増えちゃいましたが、まあまあ少なめに抑えられたかなぁ。


今年は何と言っても、うしろシティとさらば青春の光を見に行く機会が増えたことが大きかったです。
二組とも、KOCっていう大きな舞台で大活躍したことで、それに関連して色々なライブも増えてくれて。
ずしゃるでは本番の裏話的なものも聞くことができ、コント学会ではがっつり濃密なコントをたくさん見れて、
DVD収録ライブでは、それぞれの個性が存分に出たユニットネタもやってくれて。
仲良しだけどライバル、いい距離感で刺激し合っている二組。
去年のツーマンライブから見ていたけれど、さらにお互いの魅力が増しているような気がしました。
来年、もっともっと見て行きたいな。

そしてライスに関しては、もう言うことがないくらい、いい一年だったんじゃないかなと思います。
素晴らしいクオリティの単独に、
たくさんの人の感動をよんだエクセレント!!、
その直後にこれまた素敵な作品のいたこっこ、
まさかのシチサンライブ復活、
テレビの方ではワラッタメ天国で優等生という結果を残し、
そしてプライベートでは関町さんご結婚。おめでとうございます!
今年の初めに、ライスファンのお友達と新年会をやって、「今年は去年よりも、もっといい年になるといいね」と語り合っていたんです。
それがまさか、ここまでいい一年になってくれるとは思っていませんでした。
個人的に、環境や心境の変化もありまして、なんとなくですが、
ライスへの一極集中は、今年が最後かなぁと思っています。
もちろんライスのことはずっと好きですが、いまはもっと色々な人を見に行きたいなという気持ちが強くなってきて。
そういう意味でも、今年はこれ以上ない一年になったかなと、嬉しく思います。


今年も、こんなブログにお越しくださったみなさま、読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!
来年も、素敵なコントにいっぱい触れられる一年になればいいなと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!よいお年を☆

駆けたくなる空 どこへ行こう

2012-10-15 00:14:56 | Weblog



まさかの復活してくれて胸がいっぱいになったライスシチサン、
やっぱり長尺が好きだと思った囲碁将棋ツアー、
頭をからっぽにして楽しめたひっぷほっぷ、
真夏の夜の夢のような空間だった先手後手オール、
今までにない不思議な雰囲気だった関町ファンミ、
興味深い話がいっぱい聞けて新鮮だったクレオパトラの誰かと喋りたい夜、
仲良しの二組のほのぼのトークに癒されたライスジューシーズのシャッフル、
やっぱりコントをやってる時が一番輝いてると実感したライスと伊藤修子のコント、
EDVTRの「プールの青は嘘の青」を聞いてこの夏の終わりを感じたTVを意識したコントライブ、
最後のお辞儀と笑顔に、こういう瞬間があるから好きなんだなぁって思った、復活2回目のライスシチサン。


オリンピックに熱中してしまって寝不足になったこと、
暑いオープンカフェで食べた冷たいかき氷のこと、
青空にすーっと走る飛行機雲を見ながら様々思い悩んだこと、
旅行先の海が透き通るような美しい青だったこと、
昔の仲間と焼肉に行って暑い熱いと言いながら騒いだこと、
夏祭りが終わりかけている時に一抹の寂しさを感じたこと、
8月後半から9月の頭まで無駄なことを色々考えてしまってつらかったこと、
でも結局好きだから全部忘れたこと、
KOCは結局夢の舞台だって言って楽しく見てたこと。


夏をこの手から離したくなくて、ずーっと半袖を着て季節の移ろいに抵抗したりして、
でも、もうそろそろそれも限界かな。
色々あったけれど、とっても楽しい夏でした。
また今年も夏が終わっていく。
たくさんの楽しい思い出と、ちょっとした切なさを残して。





明日の僕らを 支えるのは今日までの僕だ
どこまで行くのか きっと今も旅の途中だな

どうせ、どうせ

2012-08-22 01:42:41 | Weblog
今まで、少しでも誰かの役に立てれば、楽しんでもらえればと思って、色々書いてきましたけど、
結局、私がこんなところでいくら好きだと書いてたって、そんなことに何の意味もないんですよ。
だって、私はどうせ何があったって好きだから。
私はどうせ、明日も明後日も好きなんです。
私はどうせ、雨が降っても槍が降っても好きなんです。
受かれば好きになる人が増える。
でも受からなければ何も変わらない。

私がこんなところでいくら面白いと言ってたって、そんなことに何の説得力もないんですよ。
だって、私はどうせ元から好きだから。
「好きなんだから、面白いって言ってても贔屓目でしょ?」って言われたら終わりなんですよ。
私なんかが好きだって、何の意味もない、何の価値もない。

だから、多くの人に、実際に見てもらうしかないんです。
別に、今すぐ売れろって言いたいわけじゃなくて。
というか私は正直、売れるとか売れないとかどうでもいい。
それよりも、ただただ、もっと多くの人に、彼らのことを見てもらいたい、知ってもらいたい、好きになってもらいたい。
たったそれだけのことが、どうして、どうして、こんなに難しいんだろう。
あのね、私、ライスを好きになって、世界が変わったんです。おおげさじゃなくて、本当に。
毎日がすごく楽しくなった。
充実してるって思えた。
色んな感情を教えてもらった。
大切にしたいお友達にも出会えた。
こんなこと言うのも恥ずかしいけど…生きていることに、純粋に感謝できるようになった。
この気持ちを多くの人に知ってもらいたい。
それが、どうしてこんなに上手くいかないんだろう。

2年前に、「KOCで評価されなくたって、別にいいじゃないですか」って書いた。
これはちょっと強がってたところもあったけど、その時の本心でもあった。
今でもこう思ってるところもある。
でもやっぱり嫌だ。評価されてほしい。
きっと食わず嫌いをする人達が出てきてしまうのが嫌。
ろくに見たこともない人達につまらないというレッテルを貼られるのが嫌。
これは前から何度も書いていますが、実際に見て自分には合わないと思う人は別にそれでいいんです。
そうではなくて、新しいファンに出会う機会が減ってしまう、もしくはその機会をシャットアウトされてしまうのが嫌。
そのためにはある程度の箔がついていないと。
そしてそれに見合う実力がある人達だと思っているし。
こういうことを書いても、どうせファンだからそう見えるんでしょ、と言われたら終わりなんだけど。
だから、私なんかが好きだって、何言ったって、しょうがないんですよ。

どうせファンに出来ることなんて何にもなくて、
どんなに面白いと思っていても結局上がってくれなければ世界は何も変わらなくて、
でもこれだけの評価で全ての評価がされてしまうのも本当に嫌で、
なんで私は人のことにこんなに真剣になってるのかと思うとバカみたいで、
こんな思いをするくらいなら最初からファンにならない方が幸せだったとすら思って、
それでもやっぱり今まで幸せな気持ちにさせてもらったことの方が多くて、
だから悔しくて苦しくてもどかしくてたまらなくて、
私がいくら好きだと言ったってそんなことには何の価値もないことなんて十分わかっていて、
色んな思いを抱えながら、でも結局、
今日も明日も明後日も、どうせ私はライスが好きです。


もどかしい思いの4年目

2012-04-28 22:47:29 | Weblog
お久しぶりです。
書きたいことは山ほどあるのに、頭も時間も足りないことを実感する日々。
早く書かなきゃ、考えたことが消化できなくて、頭がパンクしてしまいそうだ。
そんなわけで、見に行ったもののこと全然書けてないのに恐縮なのですが、
やっぱり今日は、このことで。

本当にすごいものを見たときって、もちろんすごいとは思っていても、なかなか実感できないもの。
後からわかってきたりするものです。特に私の場合は。
だから3年前の今日、自分がどれだけすごいものを見ていたのか、まだよくわかってなかったんだと思います。
それからじわじわと、あれ、こんなライブって今までなかったんじゃないかって思って、
2,3日は何も手に付かなくなって、そのライブのことばっかり思い出して。
今、もう一度同じものを見られたらなぁ。
そしたら何を思うかな。

別に私は、誰かのためにブログをやっているという意識はなくて、ただ自分が書きたいことを書いてるだけ、自己満足なんです。
それに、ライブの様子を詳しくレポートするのは苦手なので、好き勝手に感想を書いているだけ。
しつこく、「私が書いているのはレポではなく感想です」と言い張っているのはそのためです。
これをレポって言ったら、もっときちんと書いていらっしゃる方に申し訳ないし、
それに「レポしてあげてる」みたいなおこがましい気持ちを、自分の中から排除するために。
……なんですけど、やっぱり読んで下さっている方がいらっしゃったら嬉しいし、
今までライスに興味がなかった方でも、面白そうだな、行ってみようかなと思って下さったら。
ちょっとでも魅力が伝えられたらとは思っています。
だって、やっぱり面白いものは、たくさんの方に見てほしいし。
でもさ、そうやってやっていても、実際に見てもらえる「場」を設けてもらえないなら、もうどうしようもないじゃんか。

なんでなんですかね?
なんで、トークライブ開催してもらえないんですかね?
正直言って、3ヶ月に一回ですら、かなり耐えてるのに。
月一でやってとは言わないからさ……。
そういえばよしログの時もそうでした。
あの時だって、なんでレギュラーに選ばれなかったのかなって。
シチサンで結果残してたのに。
ハズレなしって言わせてたのに。(いや正直いくつかハズレもありましたが)
場を設けてもらえないなら、私が面白いと思っているのにそっち側に評価してもらってないなら、
私が何を思ってたって意味ないんだなぁ、なんて。
なんで、こんなにもどかしい思いをしなければならないんだろう。
なんで私、こんなにムキになってるんだろう。
こんなに必死になってることを笑い飛ばせるくらい、売れる日が来たらいいのにな。

耐えよう、耐えるしかない。
これ以上何を言ったって、多分変わらない。
もどかしい思いを抱えたまま、「場」が足りない4年目が始まります。

2011年ライブ総括&皆様への御礼☆

2011-12-31 21:00:00 | Weblog
本当に、一年が早すぎる……。
光陰矢のごとしと言いますが、矢よりも速かったんじゃないかと思うほどでした。
そんな一年を、ちょっと振り返ってみます。

1月 (5本)
  3日 東京シュール5 田所仁とお正月
  4日 さよなら、絶景雑技団
  5日 神保町花月『寅の微笑み、兎飛べ ~地に足なんてつけてたまるか~』
 14日 神保町花月『ぶす』
 29日 インテレクチュアル・プロパティ

2月 (3本)
  5日 犬の心トリビュートコント集
 13日 ネタ通
 28日 月刊コント2月号

3月 (1本)
 30日 神保町花月『せりざわ君、キミは間違っている。他』

4月 (2本)
  7日 うしろシティ・さらば青春の光ツーマンライブ 『うしろさらばの前向きツーステ』
 20日 KABUTO SP LIVE

5月 (4本)
  3日 神保町花月『武蔵』
 22日 我々はジューシーズ児玉を輝かせたい! ~児玉にやらせたい10の事~
 23日 角座若手開幕シリーズ 第6夜 うしろシティのライブ
 24日 無限大ドキュメント ~関町と児玉が挑んだミュージカルキャッツを追った100日の記録~

6月 (1本)
 15日 ライス単独ライブ『コモク』

7月 (6本)
  6日 ジューシーズ単独ライブ『みんながうらやむメカニック煮』
 16日 しずる池田が歌う
 22日 PRESENTS ~他人が作ったネタをやるライブ~
     週末月灯
 29日 しずる単独ライブ『POWER×POWER』
 30日 needs

8月 (7本)
  7日 ワラサンLIVE
 16日 ライストークライブ『耳愛撫』
 19日 オモロ怖い!怪談漫才&ホラーコント大会 ~怖~い話もやるよ!~
 23日 神保町花月『クリコの指輪』
 24日 木戸哀楽くん
 26日 キングオブコント準決勝
 28日 神保町花月『クリコの指輪』

9月 (2本)
  7日 ドラマ部課外活動
 25日 神保町花月『踊る脳事件 ~奇抜探偵・四条司の苛烈なる雪辱~』

10月 (4本)
 16日 囲碁将棋単独ライブ『湘南オクトーバー』
 25日 神保町花月『こらしめや』
 26日 うしろシティ単独ライブ『ヘラヘラ』
 30日 神保町花月『こらしめや』

11月 (4本)
  3日 文化学園大学学園祭
 12日 関町が歌う
 19日 神保町花月『今宵、』

12月 (3本)
 18日 コントバトルG1
 27日 神保町花月『WE KISS LOVESTORY』
 30日 ライストークライブ『耳愛撫』


今年のライブは、全42本でした。
これだけ見たら、結構行ってるじゃないか、そんなんだから就職決まらないんだって思われるかもしれないけど、
おととしが67、去年が52だったので、めっちゃ頑張って減らしたつもりです。
諦めたライブもたくさんあるんです。特に関町さん冠系は、全部行けなかったりして。
でも意外と行っちゃったかなぁ……。ちょっと反省ですね。
どのライブも面白くて楽しかったですが、特に印象に残ったもの、いくつか挙げてまとめてみます。

<ネタメインのライブ部門>
・さよなら、絶景雑技団
 2009年6月に行われた公演の再演。
 変わるものと変わらない大切なものを実感しました。

・月刊コント2月号
 CS放送で見ていた大好きなライブに、シュール5として出てくれるなんて!!
 コントのキャラクターが、久馬さんによって息を吹き込まれ、コントの世界を飛び出して動き回る姿、とってもわくわくしました。
 そして私にとっては、カリカ林さんをお目にかかる最後の機会となってしまいました。この時はまさかそんなことは思っていなかった。

・文化学園大学学園祭
 アウェイの場所を、自分達の空気にして、笑いをかっさらっていくことのかっこよさ。
 とっても幸せな気分になりました。

・KOC準決勝
 大きな舞台に立ったライス、とても輝いていました。

<企画・コーナーのライブ部門>
・インテレクチュアル・プロパティ
 池田様の恐ろしいほどの振り幅。
 そして、関町さんと児玉さんのシリアスな演技に完全に魅せられ、その後数日間このことばかり考えていました。
 こんなに関町さんが好きになったのは、池田様のせいです。

・犬の心トリビュートコント集
 犬さんのネタを、尊敬している後輩達がカバーするという企画。
 素晴らしい茶番のなかに(笑)、各々の個性が出ていてとても興味深かったです。

・無限大ドキュメント
 関町さんと児玉さん、演技力という才能の最高の無駄遣い

・needs
 笑いすぎて疲れた(笑)
 MCしているライスが心から好きで、そして13期生がちょっと気になり始めました。

・ライストークライブ『耳愛撫』
 シチサンがなくなってから、ずっとずっと楽しみにしていたライスのトーク。
 1回目はKOC準決勝進出の喜びを、2回目はing3位の喜びを。
 偶然にも2回とも、飛躍のきっかけの直後に開催され、喜んでいる二人が見れて、すごく幸せでした。
 今後、もう少し頻度を増やしてくれると嬉しいな。
 月一という贅沢は言わないから、2,3か月に一回はやってほしいです。

<単独ライブ部門>
・ジューシーズ単独ライブ『みんながうらやむメカニック煮』
 去年も思いましたが、松橋さんはお笑いという枠を超えた、総合エンターテイメントに挑戦しているのではないかなと。

・しずる単独ライブ『POWER×POWER』
 しずるには「こうあらねばならない」みたいな固定観念は皆無で、様々なパターンのネタを、とてものびのびと楽しそうにやっているんだということが感じられました。

・囲碁将棋単独ライブ『湘南オクトーバー』
 「狭すぎて窮屈」と言われるほどの(笑)、そんなところ誰が気がつくの!?というほどの狭い話題ばかり。
 でもその狭さが、こんなに多くの人に受け入れられるように変換できるのが、囲碁将棋の何よりの強みなのですね。

・うしろシティ単独ライブ『ヘラヘラ』
 個人的にですが、うしろシティのネタは安定して面白いけれど、爆発力のあるネタはなかなかないなと思っていました。
 そんな中、この単独で見たヤンキーの面子は、元々が面白いのももちろん、そこから後半へどんどん盛り上がっていく形で、これは賞レースでの勝負ネタになるなと勝手に思ってしまいました。
 もちろん賞レースがすべてではないですが、でもさらにうしろシティに強みが出来たと感じました。
 最後の道案内と走馬灯も圧巻。これからがもっと期待なコンビです。

・ライス単独ライブ「コモク」
 震災の影響で延期になってしまい、予定より3か月遅れでの開催。
 それでも、心折れずにいいネタを磨き続けた、お二人の本気が光った気がした。
 「面白かったでしょ?」という言葉、ふざけて言ってた風だったけれど、でも本気だったと思う。
 もちろんだよ、すごく面白かった。
 好きになって幸せです。


もちろんいつもそうですが、今年は特に、一生忘れられない一年になりました。
3月に大きな悲しみがあった後、何かしたいのに何も出来ない、自分の無力さを痛感しました。
そしてその後も、自分の就職がなかなか決まらなくて、ライブに行っている場合じゃない、でもライブに行かなきゃ気持ちがつらくてやっていられないという状況で。
いつ何をしていても、私はこれでいいのか、こんなことをしている場合ではないんじゃないか、そんな思いに常に付きまとわれました。
それでも、ライブに行っている時だけは本当に心から笑えて、気持ちがすっと軽くなって、幸せだと感じることが出来るようになりました。
自分に出来ることなんてどうせなにもありませんが、でも少しでもこうやってお笑いのことを書いていくことで、いつか誰かが楽しんでくれれば、それが一番かなと思います。
その前に自分自身の就職ですね。もう少しだけ頑張ります。
今年も、こんなどうでもいいブログにお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました!!
来年も、どうぞよろしくお願いいたします☆