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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-14(modern)】見た目じゃない-現代版最小限住居-

2023-09-29 18:24:19 | ministock-14(modern)
今週から、新建ハウジングさん主催の第4期構造実践塾が始まったり、北海道の工務店さんとの意見交換会に参加させていただいたり、建築基準法のややこしい法解釈のセミナーだったりと中々ドタバタした一週間を過ごしていました。

そんな中、現場もドタバタしています。
階段の壁が大体できましたが、2階で木村さんが悩んでいました。
壁の奥にある階段がなかなか難しい。
細かい納まりの打ち合わせを現場でしてきました。

ミリ単位のところで耐久性や使い勝手について作り方を細かく話し合います。
現場での大工さんとの会話は私の宝です。

と、同時にお施主さんとの会話も大事。
キッチン奥の食器棚も大体完成しました。
棚を細かく作ったレイアウトになっていますが、決めたのは棚の数や幅だけではありません。

例えば、カウンターの奥行きは50cmありますが、

カウンター下の奥行きは40cm弱しかありません。

場所によってはカウンター下の棚は、さらに奥行を小さくしています。


壁の途中で仕切り壁が立っています。

仕切り壁の右側は奥行きが51.5cmあって、

仕切り壁の左側の壁は56.5cmあります。
不思議~。

っていうか、なんで?

大は小を兼ねないことは、ネイティブディメンションズでは「おはよう」と「ありがとう」と同じくらいに使われています。

収納に必要な寸法は、幅と高さと奥行
幅と高さを細かく仕切る例はよくありますが、場所場所で奥行にもこだわるのは珍しいと思います。

だって考えるのも作るのも面倒くさいもん。

私の場合、それが楽しい。(大工さんも一応楽しいって言ってくれます)

使い勝手のいい家は、見た目もよくなる。

ネイティブディメンションズの見た目に対するこだわりです。

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