スコップより高い基礎。
住宅の基礎としてはなかなかお目にかかれない高さです。
普段からスコップを持ち歩く設計士もなかなかお目にかかれないとは思いますが。
また、4人住むことを想定した住宅の基礎としては、考えられないくらいシンプルです。
材料の中でコンクリートは高価な部類に入ります。
ごちゃごちゃしたプランを作って、基礎の長さを増やすなら、基礎が長くならない様な構造計画で作って、その分基礎の高さを上げた方が色んなメリットが出るだろうと考えています。
同じお金使うなら、もっと有効に使いましょう。基礎が高いことで、
点検・メンテナンスが楽。
防蟻処理不要。
使いやすい床下収納となることで、1階2階はフルで居室として利用できる。
つまりこの基礎です。
しかも、足し算ばかりでなく、足し算引き算をしてプラスになることを狙いとしているミニストックの特徴はここにも少し見え始めました。
見ただけで気づいたら相当のマニア。
まあ、いないだろうけど。
お隣さんと比べて基礎の高さは2倍以上です。
なのに、足場の高さはお隣と同じくらい。
ミニストックにはロフトもあります。
つまり普通の2階建ての高さで4層構造になっています。
ちなみにスキップフロアにすると、4層構造5層構造とより立体的な建物にすることができますが構造計算は非常に難しくなります。1つの建物に対して必ず3回構造計算をしなければいけません。
それだけ構造的な負担も大きくなりますが、ミニストックはスキップすることなく4層構造。
とにかく単純で立体的。
なぜ、単純がいいのか。
単純であればあるほど、構造材のコストが抑えられて、仕上げにお金をかけることができます。
見えない所よりも、見えるところにお金を掛けたいから構造は徹底的にこだわります。
これがネイティブディメンションズの共通言語。
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