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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】必要な事-現代版最小限住居

2018-05-28 20:07:30 | ministock-08(modern)
外壁下地工事もほぼほぼ完了し、外回りの工事は板金屋さんに引き継ぎます。
3人態勢で入ってもらっているため、現場が超スピーディ。
目まぐるしく状況が変わるので、監理もくらいつきながらしています。

こっちが必死なんですが、大工さんからは、図面を読めば分かるから仕事がしやすいと言われます。
自分で自分を必死にさせてるのか。なるほど。

実は、お客様との打ち合わせで使っている図面と大工さんに渡す図面は少し変えています。

お客様へは使い勝手をお知らせするための寸法が必要ですし、
大工さんには、造るための寸法が必要です。

出来上がり図面と作り方図面と言いますか。

この違いを付けることでそれぞれに分かりやすく伝わればいいなと考えながら作図しています。
結果、スピーディ。(そのかわり私の作図時間は・・・)





1m80cm飛び出したバルコニーも姿を現しました。

こだわりの第二のリビング。
室内じゃできない事ができるリビングです。

そして、大工さんは、室内の工事に入ってます。
室内工事が本格化する前に、先週Wさんと最終打ち合わせを行いました。

小さい家が特徴のネイティブディメンションズですが、
広けりゃ何とかなるだろうの発想ではなく、

この使い方をするために必要な大きさを探します。

最終打ち合わせした場所はキッチン。

今回の必要な大きさは、

4m40cmのキッチン。
キッチンは2m55cmがスタンダード。

住宅部分20坪の家で4m40cmのキッチンって必要なの?。でかすぎじゃね!
とは、思わないでください。

4m40cmのキッチンに必要な大きさが20坪だっただけ。

そこに理由があるかどうかです。

もちろん、他の場所もすべて理由が積み重なったカタチになります。

理由がないと大きくなり、理由があるとコンパクトになります。という設計手法を採用しています。
(大きくしたいのが理由であれば構いませんが、なぜ、大きくしたいのでしょうかっていうアプローチですね)

設計者の設計手法を知って、お打合せを進めることをお勧めします。





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