2003年11月23日
みぞれ交じりのとても寒い日で、前節アウェー福岡戦でJ1昇格を決められず、後がないことがいいプレッシャーなのか、追い詰められているのかよく分からない日でした。
前半に優作(サインの人)のぽてっとした結果的に決勝点となるゴールが決まり、優勢な試合運びでありながら、何が起こるか分からないという緊張感のある試合でした。
試合終了とともに、J1昇格+J2優勝が決まり、ビッグスワン自体が揺れているかのような大歓声は昨日の様に思い出せます。
あれから10年
新潟はあの日よりも一つ上のカテゴリーでフットボールを続けています。(残念ながらタイトルとは無縁ですが)
今日も肌寒い日。
前半にヒデの目が覚めるようなボレーシュートがネットに突き刺さり、今日はイケると思いながらも、決めきらない渋い試合。
10年前と同じパターンでした。
何もかもがあの日と似ているゲームでしたが、次年度の期待は大きく違います。
今年のチームの完成度は、勝利監督インタビュー時のヤンツーのにやけ顔が物語っていますが、これが来年も継続することができればと考えると色々期待が膨らみます。(なので、毎年恒例の引き抜きだけはご勘弁を。主力が引き抜かれると一気に11年連続11回目の降格候補に成り下がります)
まぁ、期待は大きいですよ。
それに対して、10年前は昇格の喜びと同時に、新潟がJ1でやっていけるのかと不安もありました。
そういった意味では、J1定着に大きく貢献してくれた選手の一人がウッチーだと思います。
2006年途中に加入してきて、試合に絡み始めてからのウッチーは見事でした。
ゲームをコントロールできるサイドバック。
こんな質のいいサイドバックがなぜ今までくすぶっていたのか分からないほど衝撃でしたが、そんな彼も今年でお別れです。
残り試合でどうしてもウッチーにお礼を言いたい気分ですが、今日は会えず終い。
スタンドから「ウッチーありがとう」と叫びたい。
できればアルビレックスや新潟とウッチーが今後も大きく係わってくれればと願っていますが、ウッチーが最善の選択をしてくれればそれがいいかな。
ちなみに今日のMVPは田中達也に上げてもいいのでは。
守備のスイッチ。攻撃のスイッチがすべてたちゃーんだった。
1対1を決められなかったときは、サポーター全員がひな壇からずっこけ落ちましたが、あの運動量とターンする技術。パス。ほんと完璧だったと思う。
わずか1年で新潟のサッカーの象徴にも見えた。
あの怪我ばかりの選手が。
このマジック。
だから、アイシテルニイガタなのかな。
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