native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

醍醐味

2021-03-11 21:38:49 | 建築雑談
リノベーション工事も徐々に形が見えてきました。

やっぱり一番の醍醐味は古い梁を現しにすることじゃないでしょうか。
これからは、この家を支えてきた梁に直接感謝することができます。

新たに加えた梁もちょっと遊びを加えて、ちょっと入り組んだ空間にしてみました。先週、現場で打ち合わせしながら図面を描いて、それがカタチに。

今日は次の次の工程の建具回りの納まりについて、現場で打ち合わせをしながら図面を描いてきました。
決してデジタル的な、クラウド的なおしゃれなヤツではなく、複写式の方眼紙に図を描いて共有するという昭和スタイル。

現場の状況を見て、いかに一番いい納まりを考えるか。
大工さんとアイディアを出しながら、スピーディにあれこれ組み立てていくのがリノベーションの醍醐味とも言えるでしょう。

そして、その足でコラボ04の現場へ。
こちらは、仕上げ工事の最終盤に入ってます。
そして、ついに姿を現しました。

長さが4m40cm×4mのL型キッチン。

LはLでも超大文字の
全長8m40cmって。

ねぇ。

しかも、L型の端部は脚のないカウンターになっています。

ちょうど1年前にご要望を伺ったとき、「現在のお住まいのLDKが狭い」というところから建て替えの計画が始まったと伺ったんですが、

この新築建物のLDKは以前のLDKとほぼ同じ大きさ。
天井においては、前よりも低くなってるところもあります。

でも、広いか狭いじゃないんです。
広く見えるか、狭く見えるか、
広く使えるか、窮屈に感じるか、

それは設計のアイディア次第。

建て替えだから、敷地の大きさは同じ。
しかも、駐車スペースを広げるために前より小さな建物になりましたが、

無駄がなくなって、全然広くなったと思います。

ゼロの状態からじっくり考えて、アイディアを出せるのが新築の醍醐味。

どちらも、それぞれの楽しさがあります。

おまけ
今日のハート君






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