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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】集まり方-建築家の小さな自邸-

2019-10-17 22:09:00 | ministock-04
尽きることのない激論が行われています。

とりあえず、一番分かりやすいだろうと思って、ダイビング廻りから話をすることにしました。

元々ダイビングは現在の我が家のリビングを、そのまんま皆さんにご提案したものです。
よって、今となんら変わらない生活になります。

つまりこのカタチ

ところが、この3年後に大きな課題を突き付けられました。
「どうしても仏壇を置かなければいけない」

この課題に対して、私の回答がタッチザスカイ!でのダイビングでした。
ダイビングの片側を畳コーナーにして、畳コーナーの突き当りに仏間を作ったアレ。

以降、この間取りは「人をダメにするダイビング」として、絶大な人気を得ることになります。

食べて、飲んだら、そのまま寝る。

一歩も動かない生活に陥れる魔境。

我が家もこうするんだろうなとは思っているんですが、この「人をダメにするダイビング」と二分して人気を博しているのが、「ちゃぶ台スタイル」
↑広い板の間にして、ラグなりを敷いてから円卓を囲むスタイル

要は、ちゃぶ台スタイルは昔ながらのお茶の間ですし、
ダイビングは、現代風のお茶の間なので、

昭和風か、今風かの違いです。

あくまでもミニストックがご提案するのは「お茶の間」

私がちゃぶ台スタイルに憧れる理由は、もう一つの理由と組み合わせやすいと考えているからなんですが、
それは、
ミニストック-06と07、そして、09で採用予定の「教科書には載っていないパッシブデザイン」が採用できそうだから。

詳細はリンクをクリックしていただきたいのですが、ちゃぶ台スタイルにすると床下に日射を入れやすくなりそうです。

小上がりを窓側まで伸ばす横長スタイルにして、小上がりの段差から日射を床下に取り込みます。
ダイビングの手前は広いフローリングスペースになるので、奥さんが希望していた「ヨガができる場所」も確保できます。

また、漠然とですが、あんまりテレビ中心の生活をしたくないので、このスタイルだとテレビが「おまけ」みたいなレイアウトになって、より家族がテレビに縛られない、他の事も思い思いにできるようになるのかなと思ったのでした。

そんなストーリーを持ちつつ、家族にプレゼンしました。

結果は、「どう考えても今まで通りだろ」と満場一致の意見。
私なりのストーリーは一蹴されてしまいました。

長いテーブルの生活に慣れちゃったそうです。

基本スタイルは、意外にあっさり決まりました。

で、何が激論なのか。

ここから始まったんですが、長くなったのでまた次回。



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